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令和3年第3回(9月)定例会(第11日目) 本文
令和3年第3回(9月)定例会(第11日目) 名簿

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  1. 二宮町議会 2021-09-11
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    会議録トップ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和3年第3回(9月)定例会(第11日目) 本文 2021-09-13 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 146 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長善波宣雄君】 選択 2 : ◯議長善波宣雄君】 選択 3 : ◯議長善波宣雄君】 選択 4 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 5 : ◯議長善波宣雄君】 選択 6 : ◯町長村田邦子君】 選択 7 : ◯議長善波宣雄君】 選択 8 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 9 : ◯議長善波宣雄君】 選択 10 : ◯町長村田邦子君】 選択 11 : ◯議長善波宣雄君】 選択 12 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 13 : ◯議長善波宣雄君】 選択 14 : ◯町長村田邦子君】 選択 15 : ◯議長善波宣雄君】 選択 16 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 17 : ◯議長善波宣雄君】 選択 18 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 19 : ◯議長善波宣雄君】 選択 20 : ◯議長善波宣雄君】 選択 21 : ◯議長善波宣雄君】 選択 22 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 23 : ◯議長善波宣雄君】 選択 24 : ◯町長村田邦子君】 選択 25 : ◯議長善波宣雄君】 選択 26 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 27 : ◯議長善波宣雄君】 選択 28 : ◯町長村田邦子君】 選択 29 : ◯議長善波宣雄君】 選択 30 : ◯健康福祉部長【松本幸生君】 選択 31 : ◯議長善波宣雄君】 選択 32 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 33 : ◯議長善波宣雄君】 選択 34 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 35 : ◯議長善波宣雄君】 選択 36 : ◯町長村田邦子君】 選択 37 : ◯議長善波宣雄君】 選択 38 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 39 : ◯議長善波宣雄君】 選択 40 : ◯議長善波宣雄君】 選択 41 : ◯議長善波宣雄君】 選択 42 : ◯3番【松崎 健君】 選択 43 : ◯議長善波宣雄君】 選択 44 : ◯町長村田邦子君】 選択 45 : ◯議長善波宣雄君】 選択 46 : ◯3番【松崎 健君】 選択 47 : ◯議長善波宣雄君】 選択 48 : ◯3番【松崎 健君】 選択 49 : ◯議長善波宣雄君】 選択 50 : ◯3番【松崎 健君】 選択 51 : ◯議長善波宣雄君】 選択 52 : ◯3番【松崎 健君】 選択 53 : ◯議長善波宣雄君】 選択 54 : ◯3番【松崎 健君】 選択 55 : ◯議長善波宣雄君】 選択 56 : ◯3番【松崎 健君】 選択 57 : ◯議長善波宣雄君】 選択 58 : ◯3番【松崎 健君】 選択 59 : ◯議長善波宣雄君】 選択 60 : ◯3番【松崎 健君】 選択 61 : ◯議長善波宣雄君】 選択 62 : ◯3番【松崎 健君】 選択 63 : ◯議長善波宣雄君】 選択 64 : ◯3番【松崎 健君】 選択 65 : ◯議長善波宣雄君】 選択 66 : ◯3番【松崎 健君】 選択 67 : ◯議長善波宣雄君】 選択 68 : ◯町長村田邦子君】 選択 69 : ◯議長善波宣雄君】 選択 70 : ◯3番【松崎 健君】 選択 71 : ◯議長善波宣雄君】 選択 72 : ◯3番【松崎 健君】 選択 73 : ◯議長善波宣雄君】 選択 74 : ◯3番【松崎 健君】 選択 75 : ◯議長善波宣雄君】 選択 76 : ◯3番【松崎 健君】 選択 77 : ◯議長善波宣雄君】 選択 78 : ◯3番【松崎 健君】 選択 79 : ◯議長善波宣雄君】 選択 80 : ◯3番【松崎 健君】 選択 81 : ◯議長善波宣雄君】 選択 82 : ◯3番【松崎 健君】 選択 83 : ◯議長善波宣雄君】 選択 84 : ◯3番【松崎 健君】 選択 85 : ◯議長善波宣雄君】 選択 86 : ◯3番【松崎 健君】 選択 87 : ◯議長善波宣雄君】 選択 88 : ◯議長善波宣雄君】 選択 89 : ◯3番【松崎 健君】 選択 90 : ◯議長善波宣雄君】 選択 91 : ◯3番【松崎 健君】 選択 92 : ◯議長善波宣雄君】 選択 93 : ◯3番【松崎 健君】 選択 94 : ◯議長善波宣雄君】 選択 95 : ◯3番【松崎 健君】 選択 96 : ◯議長善波宣雄君】 選択 97 : ◯3番【松崎 健君】 選択 98 : ◯議長善波宣雄君】 選択 99 : ◯3番【松崎 健君】 選択 100 : ◯議長善波宣雄君】 選択 101 : ◯3番【松崎 健君】 選択 102 : ◯議長善波宣雄君】 選択 103 : ◯3番【松崎 健君】 選択 104 : ◯議長善波宣雄君】 選択 105 : ◯議長善波宣雄君】 選択 106 : ◯町長村田邦子君】 選択 107 : ◯議長善波宣雄君】 選択 108 : ◯3番【松崎 健君】 選択 109 : ◯議長善波宣雄君】 選択 110 : ◯3番【松崎 健君】 選択 111 : ◯議長善波宣雄君】 選択 112 : ◯議長善波宣雄君】 選択 113 : ◯議長善波宣雄君】 選択 114 : ◯13番【一石洋子君】 選択 115 : ◯議長善波宣雄君】 選択 116 : ◯町長村田邦子君】 選択 117 : ◯議長善波宣雄君】 選択 118 : ◯13番【一石洋子君】 選択 119 : ◯議長善波宣雄君】 選択 120 : ◯町長村田邦子君】 選択 121 : ◯議長善波宣雄君】 選択 122 : ◯13番【一石洋子君】 選択 123 : ◯議長善波宣雄君】 選択 124 : ◯町長村田邦子君】 選択 125 : ◯議長善波宣雄君】 選択 126 : ◯13番【一石洋子君】 選択 127 : ◯議長善波宣雄君】 選択 128 : ◯議長善波宣雄君】 選択 129 : ◯議長善波宣雄君】 選択 130 : ◯議長善波宣雄君】 選択 131 : ◯議長善波宣雄君】 選択 132 : ◯7番・議会運営委員長【小笠原陶子君】 選択 133 : ◯議長善波宣雄君】 選択 134 : ◯議長善波宣雄君】 選択 135 : ◯議長善波宣雄君】 選択 136 : ◯議長善波宣雄君】 選択 137 : ◯議長善波宣雄君】 選択 138 : ◯議長善波宣雄君】 選択 139 : ◯1番・決算審査特別委員長【二宮節子君】 選択 140 : ◯議長善波宣雄君】 選択 141 : ◯1番・決算審査特別委員長【二宮節子君】 選択 142 : ◯議長善波宣雄君】 選択 143 : ◯1番・決算審査特別委員長【二宮節子君】 選択 144 : ◯議長善波宣雄君】 選択 145 : ◯議長善波宣雄君】 選択 146 : ◯議長善波宣雄君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況                             午前9時30分 開議 ◯議長善波宣雄君】 皆様、おはようございます。  ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。  議会だより掲載のため、写真撮影をしますので、ご了承ください。  ────────────────────────────────────────────  日程第1 令和2年度決算総括質疑 2: ◯議長善波宣雄君】 日程第1「令和2年度決算総括質疑」を行います。  令和2年度決算関係議案、第43号、第44号、第45号、第46号、第47号を一括議題といたします。 3: ◯議長善波宣雄君】 根岸議員。                〔12番(根岸ゆき子君)登壇〕 4: ◯12番【根岸ゆき子君】 それでは、総括質疑をいたします。  要旨の1、早速質問ですけれども、第5次二宮町総合計画、3つの理念、まちづくりの力、地域の力、自治体経営の力は生かされてきたか。  村田町長2期8年は第5次総合計画とともに歩みを進め、選挙リーフや施政方針において語られてまいりました。  次期総合計画づくりが始まりまして、来年度で第5次は最終年度を迎えます。ここで振り返る町長の生の声を聞きたいと思っております。そして、最後の1年に生かすことは何でしょうか。  町民が主役やまちづくり応援団などの言葉で表現されているところがこの理念に当てはまるであろうと期待をしまして、村田町長就任後は幾度か質問してまいりましたが、今まではどうも答弁がしっくりこないままでした。町長は何か実感の持てることはあったでしょうか、お聞かせ願いたいです。  要旨2、町はコンパクト化を目指すのか。公共施設再配置計画の進捗でお聞きします。  令和2年度、地域集会施設、消防庁舎、教育等施設などの公共施設について、建物状況調査が行われました。  これらを踏まえ、50年スパン計画で立てられた公共施設再配置計画は、維持管理コストを考えたとき、財政状況の見通しはより厳しくなるのではないか、より現実味を帯びてきた実態があるのではないかと思われますが、どうなのでしょうか。令和2年度のことと今後も含め、お聞きいたします。  要旨3、戦略的行政運営について。
     令和2年度予算時、重点施策として施設管理委託化の推進がその1つに挙げられました。その流れで、令和3年度予算時にも同じく委託化が予算計上され可決。しかしながら、翌6月議会では、委託から直営にするための補正予算を提案。それに対しまして、議会側は検証が必要であるということで委託料の減額を削除した修正案を可決。その後、8月25日に職員と議員で勉強会をするも、説明を聞けば聞くほど、もともと直営に賛成の議員ですら何か疑問が大きくなっているのではないかなという空気が膨らむのを感じた次第です。  令和2年度予算の新たな委託としては、町民センター受付業務委託、体育館管理委託、町民運動場管理委託などがあります。要旨2は、今年度になり、体育施設運営を委託化から直営へ戻す動きに納得がいかないと書かせていただきました。  時間の流れで見てみますと、そもそも予算は、前年度の10月には予算編成方針が出されているかと思います。担当課は予算に上げる内容を組み上げていくわけですが、次年度予算を考えるとき、4月から僅か半年の検証をもって新規委託事業から直営化を選択して予算組みをする担当課はいないと思います。しかも、コロナ禍です。そして、予算書に直営化を予算計上できなかったということは、最終町長査定の1月にもまだ直営化は決定されていなかったということになります。  そして、1年分の予算案決定の時点では、あまりにも予算が足りなくて仕方がない。500万円だか800万円だかがかき集めないと事実上危ないよねということではなく、帳尻合わせが入っているにしても令和3年度はこれで行こうと総合的判断がなされていたはずです。  では、1月から3月の間に何かが起こったのでしょうか。私もこのような提案の仕方をされたのは初めてです。体育施設の委託か直営かについては議会質問がありましたので議事録を追ってみますと、少なくとも12月議会までは委託化であるという意志を町としては示しています。予算編成の透明化は既にどこかへ吹っ飛んでおります。いま一度、委託化への考え方をお聞きいたします。  そして、同じく戦略的行政運営の中で、職員の能力の向上も重点施策に挙げられました。人材育成にも努められたと思いますが、町長として何に重きを置いて実行されてきたのか、お聞きしたいです。  また、昨今、業務内容が増えていて手が回らないという話も聞きますが、町長の見立てはどうなのでしょうか。  また、職員定数は合計241人、町長の事務部局は153人という定数で、定数の上限までには余裕があるようですが、職員数を増やすことはできないのでしょうか、お聞きいたします。  要旨4、コロナ禍において、学校生活、生徒たちに配慮して日々教育にも尽力されている先生方にも感謝申し上げているところです。  学校教育におきまして、ICT環境の整備で情報端末機器が全児童生徒の数、各学校に用意をされました。コロナ禍における対応への活用とオンライン授業や休校、不登校の児童生徒への活用について、どのように進められているか。それはお聞きいたします。 5: ◯議長善波宣雄君】 町長。 6: ◯町長村田邦子君】 皆様、おはようございます。  それでは、根岸議員の総括質疑について、自席着座にて要旨に沿ってお答えいたします。  初めに、要旨1、第5次二宮町総合計画の3つの理念は生かされてきたかについてです。  第5次二宮町総合計画基本構想に掲げるまちの将来像「人と暮らし、文化をはぐくむ自然が豊かな町」を実現するための施策の推進力である3つの理念の1つ目は、町民の方々によるまちづくりの力です。この町の「人財」でもある町民の皆様のお力、そしてアイデア、行動力を発揮していただくために、町では側方支援として、町民活動推進補助金制度や町民活動サポートセンターなどを通じて、きめ細やかな情報提供や財政的サポートを実施してまいりました。  また、東京大学果樹園跡地の活用においても、町は町民の方々に普通財産を貸し付けるという形でスタートし、町民力による様々な活動が広がってきております。  今後も様々な個性を持った町民の皆様が認め合い支え合うことで、住んでいる全ての方々が楽しく幸せに過ごせる町となるよう、一緒に力を合わせてまちづくりを進めさせていただきたいと考えております。  2つ目です。地域コミュニティによる「地域の力」です。  地域は慣れ親しんだ支え合いの場であって、地域住民の自主的で多様な取組によって形成されています。町は、地域活動支援交付金などにより、地域の自主的な活動を財政的に応援、支援するほか、地区長連絡協議会やお互いさま推進協議会など、分野ごとの横の連携を図り、横断的な情報共有体制を構築してきました。  また、もう一つ、一色小学校区地域再生協議会の取組では、町もその運営に関与しながら新しい地域コミュニティの在り方を模索し、町内で初めてのコミュニティ・スクールの立ち上げなど、町内のモデルにもなる取組が町民主体で展開されてきました。  今後も特色豊かな地域づくりが魅力あるまちづくりの一歩であるという思いの下、地域と行政の連携により、安心・安全で誰もが健康で暮らしやすい地域づくりに共に取り組ませていただきたいというふうに考えております。  3つ目は、町行政による「自治体経営の力」です。  二宮町人口ビジョンや二宮町総合戦略を策定し、特に人口減少や少子高齢化など、直面する現在の課題に対応してきたほか、持続可能なまちづくりを進めるために職員能力の向上や行政のスリム化などの行政改革を進めてきました。  一方で、SDGsの推進や地球温暖化対策、デジタルトランスフォーメーションへの対応など、職員数が限られる中、自治体として取り組まなければならない課題は増える一方です。  令和4年度は、第5次二宮町総合計画の最終年度であるとともに私自身の任期の最終年度であることから、様々な意味で集大成の年になりますが、現在策定を進めている第6次二宮町総合計画基本構想には、様々な世代や立場の方から丁寧にご意見を伺い、しっかりと計画に反映させるとともに、それらのご意見を踏まえつつ、先ほど申し上げたような社会情勢の変化を踏まえた新しい課題への対応について、計画に盛り込んでいきたいと考えています。  続きまして、要旨2、公共施設再配置計画の進捗についてです。  平成29年度に策定した「二宮町公共施設再配置・町有地有効活用実施計画」では、今後、人口減少と少子高齢化の進行は避けられない現実であることから、公共施設についても、利用者数の大幅な減少や更新、改修に必要な財源の不足が予想され、将来にわたって全ての施設を更新していくことは困難であると結論づけています。  根岸議員はコンパクト化と表現されていますが、計画では、今後50年間で現状の公共施設の総延床面積に対し、35%削減を目標に掲げています。  これまでの具体的な進捗といたしましては、老朽化していた駅前町民会館を解体し、将来活用が定まるまでの期間として暫定的な歳入確保の視点から駐車場として貸し出し、駅周辺の公共施設全体の再編について、今年度、新庁舎の基本計画策定に合わせ、仮称ではありますが、新庁舎駅周辺公共施設再編計画として策定を進めているところです。  また、二宮町には、児童館、老人憩いの家など25の地域集会施設がありますが、昭和56年以前の旧耐震基準で建設されています9施設については、耐震性能を確認した上で補強や修繕などを検討する必要があると考えて、令和2年度に6施設の耐震診断を実施いたしました。  令和3年度は、この結果を基に、補強や修繕に向けて該当地区と話合いを進めており、結論が出た地区から順次整備を実施していきます。  最後に、町内に3つある町営プールについてですが、計画では、3つ全てを維持し続けることは困難であるとして、できるだけ早期に廃止する施設を決定する目標を立てております。  これまで町では、意見交換会でいただいたご意見やアンケート結果、利用者数の推移などを比較検討し、一旦袖が浦プールを廃止することとして議会にご提案させていただきましたが、地域をはじめとする地区との話合いが足りていないことや跡地の利用計画を示すべきとのご意見をいただき、ご賛同いただくことができませんでした。さらに、温水プールは老朽化が著しく、令和2年度は機器故障により一時閉鎖を余儀なくされましたが、今後も多額の修繕費用が必要になると見込まれる中で、修繕のための補正予算をお願いした際にも、3つの町営プールの在り方について早急に検討すべきというご意見をいただいているところです。  今年度、体育施設については施設点検を実施しておりますので、その結果を踏まえ、費用対効果なども考慮した中で、3つのプール全てを維持し続けることが困難であることに変わりはありませんので、改めて検討し、地域の方々にもご理解をいただけるよう、将来的な方向性を示せるように進めてまいります。  今後の少子高齢化、人口減少を踏まえれば、公共施設の再配置は待ったなしだと言えます。総論としては町民の皆様にご理解をいただいていると思いますが、やはりプールの件もそうですが、一つ一つの施設それぞれにご利用者様がいらっしゃいますので、単にコンパクト化ということだけではなく、上手に機能を集約、転用しながら、実現に向け、進めていきたいと考えております。  続きまして、要旨3、戦略的行政運営についてお答えいたします。  まず、施設運営の委託化についての考え方についてです。  平成31年度から第5次二宮町行政改革大綱にのっとった取組が始まっておりますが、業務のアウトソーシングについては、第4次行政改革大綱からの引き続きの取組になります。  第4次行政改革大綱の策定に当たっては、ご存じのように民間の委員から、これからの時代、行政にも業務の選択と集中の視点が必要であって、役場の業務についても、職員が直接行うべきコア業務と外部に委託したほうが効果的、効率的である周辺業務に選別し、コア業務にしっかりと人員を配置できる体制を確立するために周辺業務のアウトソーシングを進めるべきというご意見をいただきました。  これを受けて、町では第4次行政改革大綱に効率的な組織体制の実現を位置づけ、その中の取組の1つとしてアウトソーシングを実施してまいりました。  令和元年度から実施している第5次の行政改革でも、3つの基本方針、組織体制の強化、持続可能な財政の確立、多様な主体との協働をベースに17の具体的な取組を紐づけていまして、民間委託等の推進も持続可能な財政の確立の分野で引き続き検討を実施していくこととしています。  次に、職員の人材育成についてです。  人材育成の基本的な考え方は、平成27年11月に策定した二宮町人材育成基本方針に基づき、必要な能力の向上に努めているところです。基本方針で求められる職員像として、「町民がまちづくりの主役であると認識を持った職員」、「公務員としての自覚を持ち、町民に公正、公平、誠実に対応し、信頼される職員」、「自らの責任で考え、新たな課題にチャレンジする職員」と定めています。  1つ目の「町民がまちづくりの主役であると認識を持った職員」を実現するために、町民の方々の多様なニーズを的確に聞き取り、柔軟な対応力を養うなど、対応力の向上に努めております。  2つ目の「公務員としての自覚を持ち、町民に公正、公平、誠実に対応し、信頼される職員」を実現するために、適切な職場環境の醸成や風通しのよい職場づくりに向け、規範的な公務員となるよう、また、効率的かつ効果的な業務改善を行い、町民サービスの向上につながるよう、能力の向上に努めています。  そして、3つ目の「自らの責任で考え、新たな課題にチャレンジする職員」を実現するためには、複雑化、また専門化する業務や、新たな課題に対応し、施策や事業を実施する必要があることから、そのための政策立案能力の向上に努めております。  私といたしましては、市町村職員は住民に一番近い存在として様々な課題や多様化する町民ニーズに対応していかなければなりませんので、職員一人一人にその能力を最大限発揮してもらうことで、町民の皆様と共にまちづくりを進めていきたいと考えています。  また、職員数についてですが、近年ではICT関係や福祉分野、土木建築分野などにおいて、より専門性の高い知識が求められており、その対応として、専門的知識を有する職員が必要となってきています。  さらに、特別定額給付金や新型コロナウイルスワクチン接種など、突発的な業務が発生することもあり、その都度、各部署において、応援派遣などにより対応してきている状況でもあります。  そのようなことから、今後は専門的知識を要する業務や突発的な業務などに対応するために、職員定数内での職員の増員についても必要性を感じているところです。  次に、最後、要旨4、学校教育におけるコロナ禍でのタブレットの活用状況やオンライン授業についてです。  令和2年度は、コロナ禍における子どもたちの学びの保障という観点から、改めて学校教育におけるICT活用の重要性を認識した1年だったと感じています。  町では、急速に進展するGIGAスクール構想に対応するための財源を確保し、教育委員会が急ピッチで児童生徒1人1台のタブレット端末を整備しました。  また、昨年4月には全ての学校にホームページが立ち上がり、学校臨時休業の際の動画教材や学校の状況など、様々な情報が発信されています。  タブレットの活用の面では、ICT支援員などを配置することで教職員のスキルアップを含めたサポートを行っており、特に中学校は進みが早く、日々の教育活動の中で当たり前のようにタブレットが活用されていると聞いています。  今月から2学期が始まりましたが、町の新型コロナウイルス感染症の状況から、登校に不安を抱く保護者の声が町にも届いております。  こうした声を受けて教育委員会では、児童生徒が一旦タブレットを家庭に持ち帰り、家庭のWi-Fiへの接続を試みる取組などを実施しており、オンライン学習に向けた準備を鋭意進めております。  昨年の学校臨時休業のときに比べ、ICT環境や教職員の活用スキルが大きく進歩していることを考えると、タブレットの家庭での活用は待ったなしの状況ではないかと思います。もちろん、課題も多いと思いますので、形にこだわらず、学校の状況に応じて、できることから前に進めていただきたいというふうに考えています。  また、昨年度、小中学校の支援学級の子どもたちがオンラインで交流会を行ったり、不登校の子どもにタブレットを貸し出したりという事例も聞きましたので、学校のICT環境が多様な子どもたちにとっての新たな学習機会の確保につながっていくよう、町としても必要な支援を行ってまいりたいと考えています。以上です。 7: ◯議長善波宣雄君】 根岸議員。 8: ◯12番【根岸ゆき子君】 では、再質問をしてまいります。  総合計画は比較的丁寧に答えていただけたかなと思いました。  第6次の計画を進めているところなんですけれども、計画づくりを。今の課題は少子高齢化とかコミュニティづくりとか、やっぱりそこら辺のところは現在の総合計画でも総合戦略でもそうですし、これからもそうなんだと思うんですね。やっぱりこの町に住んでいただく町民の方には、長く生き生きと住んでいただきたいとか、町民の力を生かすというのがあります。第6次の基本方針にも5つの基本方針が出されていまして、町民と共につくり育てる計画とか、あるいは地域資源の力を生かす計画とか、そういうことで、計画の策定に当たっては基本方針とするという5つのことがうたわれました。ここに寄せる町長の思い、今も少しはお答えいただいているところなんですけれども、町長の頭の中のイメージとしては、どんなふうにやっていくイメージをしているのか。そして、町長自身も策定委員会にはメンバーとして入っていらっしゃいますよね。なので、町民ととおっしゃっているところのその場にも、町長としてもがっつり入っていって、いろんな場面で一緒につくっていきたいですよということがあるのかどうか。6次の基本方針、6次計画策定に寄せる町長の思いがあれば教えてください。  それから、公共施設です。  地域集会施設が25あるということです。公共施設全体は、全てを維持していくのは無理だという中で、1つには、これは2020年に出されている二宮町公共施設等個別施設計画というものの中でも、やっぱり地域集会施設のことがありまして、先ほどの児童館とか老人憩いの家とか、25の施設のことについて記載があります。  そこでは、地域に複数箇所あることから施設の整理等について検討が必要ですと。地区によって複数箇所あるところは整理検討が必要ですということもこの計画の中では書かれています。  令和2年度は6つの耐震診断を、さっき9つと言いましたね。9つの耐震診断をしたところなんですが、いただいた診断結果については6個の診断結果の表になっているのかな。優先的にやっていくところとか、こういう老朽化が激しいところとか、進めていくんでしょうけれども、片や、地区集会施設についても整理等の検討が必要ですと言っていることもありますし、地区集会施設の整理統合の方向性というのはどう考えられているか。あるいは、整備改修して地域の集会所の数というのは減らせないよねという方向性になるのかどうか。ちょっとその辺りを、今の段階でのことを教えていただきたい。今取り組んでいる地域とのやり取りの感触も含めてお聞かせいただきたい。  そして、公共施設数なんですけれども、令和2年度のところではもう一つ、二宮町教育等施設長寿命化計画というのも出されました。この中には学校施設編、学校施設のことと、あと、スポーツ施設・文化施設編というのでこの冊子が出来上がっています。スポーツ施設・文化施設のほうなんですけれども、その保有数は8個あって、この冊子によりますと。そして、建物の老朽化状況の現状が7施設について示されています、老朽化の状況が。こういう表があって、7つの施設の建物の建物情報一覧というページがあって、その中に劣化状況評価ランクというところがあります。この健全度、7つの施設についての劣化状況は、100点満点のうちで何点ぐらいになっていますよというのが示されてんですね。  その中で、7つの施設は、町立体育館、町民運動場、武道館、町民温水プール、山西プール、生涯学習センターラディアン、ふたみ記念館の7つですけれども、その中で低い数値にあるのが、要するに劣化状況が進んでいますよというのが町民温水プールの26点、それから、生涯学習センターの37点です。あとは、意外と武道館は53点あったりするんですけれども、53点から82点であると。この2つ、ラディアンと温水プール。維持管理の難航さからすると、これからもお金がかかるだろうということからすると、この2つが単純に言えば廃止検討の対象と考えてもいいのかもしれません。でも、町民ニーズは残してほしいという、大事な施設でもあるというときに、先ほどもおっしゃられたとおり、町民プールに関してはアンケートも行っていますし、町民ニーズの結果も出ている。そういうときに町長がどういう決断をなされるのかと、あとは決断になるんだというふうに思っております。方針を出しますよというのも聞いているんですけれども、温水プールについては先ほども言われたとおり、今年、1,300万円の補正予算で応急修繕をしております。そのとき、多分既にこの冊子にある情報は分かっておられていると思うんですね、令和2年度の調査の結果ですから。  そしてまた、この冊子の中には長寿命化の実施計画というのがあって、直近5年の個別施設の整備計画の案ですけれども、現状維持よりは予防的にやっていこうという考え方が示されています、この計画には。令和4年度には町民温水プール長寿命化のための改修事業費には4,300万円かかりますよというふうに書いてあります。来年度予算ですけれども、そういうことが見込まれていて、今年度に出す方針、今、町長はどう考えられているのか。検討します、検討しますという以前に、町長としては今のところ、こういった状況を踏まえてどんな考えをお持ちなのか、お聞かせください。  職員定数は分かりました。よく、分かりました。  それと、委託です。  登壇でも申し上げましたけれども、委託から直営化に、委託化の考えも今までも説明を受けてきたのと今も説明をいただいたところ。ただし、直営化に戻すこの在り方、やり方がやっぱり行政運営としてはあり得ない動きなのではないかと私は思っています。これはこれで迅速な判断と、そういう動きというならばそれもいいのかもしれませんけれども、やっぱり提案されるまでの町長を含めた役場内での予算編成議論。当然、町長含めてチームワークで予算編成議論を進められてきたはずであって、予算編成議論はどうであったのかということをお聞きしたい。  ここでこういうものを、こんな話があるということでちょっとこれを出しますけれども、これは、ある議員の活動報告、お読みになっていらっしゃると思います、分かるかな。  ここに書いていらっしゃることは、委託から直営化の補正予算をめぐってのことを記事にされていらっしゃいます。私がこれから読むのは、本当に僅かな一部分だけを抜粋して読ませていただきます。  事の発端は、3月定例会の一般会計当初予算の表決に際しての裏取引にあるとして、具体的には当初予算反対を示唆していた議員を寝返らせるための裏取引に委託料の減額を持ちかけ、議員はそれに応じ、結果的に一般会計当初予算は可決、7対6に至ったというふうに書いてあります。全体像はきちんと町民の皆様にもお読みいただいてご理解をいただきたいところなんですけれども、ほんの一部だけ読ませていただきました。  ここに書いてあることは、要するに庁舎ですよね、じゃない、当初予算、表決、何だろう。こういう流れがあると、当初予算の反対を示唆した議員、委託料の減額にもつながった動きがあるんじゃないかということがあります。  私は、このまことしやかな話が本当であれば、やっぱり根が深いのではないかなというふうには思っています。それが先ほどの働き方とか、どうなのかなという質問にもなったりしているんですけれども、この委託事業、あるいは温水プールの件もそうですけれども、事業の担当、4月から新しく着任をされて、8月後半頃から体調不良による休暇を取られています。休暇は長引きそうな気配を呈しているのではないでしょうか。  ごめんなさい。今、何か間違えているよと。何か間違えて言ったんですね、私。具体的には当初予算反対を示唆していた議員をというふうに、何か言い間違えたようですので、そこは訂正をいたします。すみません。  要するに、予算編成議論がどうだったのかと聞いているんですけれども、何かやっぱりちょっと違和感を感じる。そして、こうやってまことしやかな話が流れるという、このストーリーにのっとれば、ふんふん、そうかもなというふうにも思えるような話も出てくる中で、その経過はどうであったのかなということをお聞きしたいというふうに思っております。  私は、なぜ今こんな話を、今の言ってしまった話をこんなところで出したかというと、3月予算議会のときに、やっぱり一旦、ちょっとの僅か、あのときに反対をして止めて、しっかりと向き合って議論していただきたいということをしたほうがよかったのかもしれないなという反省の思いにもかられるわけなんですね。そういうのもあるのでこの話を出させていただきました。やっぱり経過が不自然ではないかというふうに思っていますので、ぜひ町長のお答えをいただきたい。  それから、オンライン授業。  オンライン授業をやる方向にありますよというふうに答弁いただきました。学校のホームページなんかもすごく最近は充実してきますので、やっぱりそういうもので見せていただくのもありがたいと思っています。  家庭によっては、例えば環境の状況、多分全員がそろったところでそういうことが実行できるようにしたいねというのが学校の方針としてもあると思うのですが、例えばルーターの貸出しであるとか、家庭に必要な機器で予算が必要ですよという話になった場合、予算計上としてはそこら辺は引き続き考えていらっしゃるのかということが1つと、各家庭と学校、学校内外をつないでいくというところの、先ほど、できるところからとおっしゃったんですけれども、日程的な目安みたいなこととかはどう考えられているのか。これぐらいのときにはそろっていられたいよねと。あと、コロナが終息をしないので、これまでにはという感じとか、スケジュール、開始のめどとか、それも各学校ごとに違うのかということなんかもちょっとお知らせいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 9: ◯議長善波宣雄君】 町長。 10: ◯町長村田邦子君】 それでは、根岸議員の再質問に順次お答えしたいと思います。  最初の要旨1に沿った質問ですね。第5次の理念はどうだったかということをお話しさせていただいて、今、根岸議員からは次の、今現在、もう進行形で始まっている第6次に向けてという、逆にそちらの未来系の質問だったと思います。  第6次の総合計画、それに向けて今年度、様々な世代であったり立場の方から、今、コロナ禍で、みんなで集まって議論を闘わせてということがなかなか今現在はできない状況なんですけれども、今後の状況も踏まえて幅広く本当にご意見をいただきたいと思っておりますし、今現在もこういう状況の中でということを踏まえて、いろいろな工夫をさせていただいています。オンラインであったり紙ベースのアンケートであったりということです。よく世代といいますとどうしても、子供たちは、若い世代の意見などはというご意見もいただきますので、今回は学校と協力してということになりますけれども、そういった形でのご意見も、1つの未来のまちづくりに向けてということの、そういう自分の地域、そして自分の町に対する、やはり1つ向き合えるいいきっかけにもなると思いますので、授業の一環として取り組んでいただいているというところもあります。そういった形で進めてご意見をいただく。幅広い部分、いろいろな方法を使ってこれからも、まだ時間はございますので、それはしっかり受け止めていきたいと思いますし、またそれを公開していきたいと思います。  特に何をということなんですけれども、もちろん引き続いての課題はたくさんありますけれども、1つは、災害が令和2年も起こりましたけれども、今年度もいろいろな部分で大なり小なり起きております。  第5次のときは、総合計画の扉を開いていただくと分かると思うんですけれども、そのときの前町長の坂本町長の言葉として私も見るんですけど、あのときは、やはり東日本大震災があってということがまず最初に出てきています。それを受けてということの基本構想、第5次の計画になっていたというふうに私も振り返っているんですね。あれから本当に国を挙げて、大地震がいつ来るか分からない、地震に備えてということで来たわけですけど、町もそれに対するいろいろな耐震化をしたり、それに対する避難の形態を考えたりということを取り組んできたんですけど、ここに来て地球温暖化の影響が如実に出ているの中で、やはり異常気象による、地震だけでなく、風雨による備え、構え、それに対する被害をどうして最小限に食い止めていくかということが本当に必要になってきていると強く感じています。  それで待ったなしのところ、第6次においては、ある意味、今までもやってきたインフラ整備の中で、老朽化している部分もちろんあって、それは計画的に更新していくんですけど、そういった中に、よく国でいう国土強靱化、そういった視点をしっかり入れながら、そういった部分の予算もしっかり取りながら、もう一度改めて、一昔前と違う規模の風雨であったり風であったり台風であったり雨量が来ておりますので、それに対応できる町のインフラ整備というのをしっかり第6次では考えていきたいと思っています。  あと、もう一つはやはり高齢化であったり、少子化、それはもちろん今後も引き続く、むしろピークを迎える、第6次の時代になって突入していくと思います。その中で、ただ、それをどうしようかということだけでなく、それに対しての構えをつくっていく。その中では、1つは先ほども言ったように、自治体デジタルトランスフォーメーションというのが今、毎日のニュースの総裁選の中でも言われていると思うんですけれども、国を挙げてそういったICT化、様々な部分に取り組んでいく、その方針は変わることはないと思います。そのほうに進んでいくというのはもう明確ですので、二宮町としても遅れを取らぬよう、しっかりその構えを取って向き合っていきたいと思います。  そうした中で、様々な機器であったり設備であったり、そういう新しい技術を高齢化、少子化の中にも生かしていきたいと思います。それはすごく、多分その効果が出てくる。高齢である私も、その具体というのは、まだいろんな技術がある、こういうのもある、こういうのもできるというのは聞くんですけど、じゃ、実際うちの町ではとなると、ピンポイントでいくとまだまだいろいろ選ばなきゃいけないこともあるし、その技術、さっき言った人材も育てなきゃいけないのでこれからですけれども、そこには本当に未来があると思いますので、そこに向き合っていく、しっかりそれを取り込んでいく。  それとともに、もう一つは、そういう機器だけでなく、人と人とがしっかりと接して、やはりそれぞれの不安であったり困り事に向き合っていく、この姿勢は、もう一方では二宮町としてしっかりこれからも守っていく、つないでいく、大きな力だと思っております。その部分をしっかりアレンジしていくというのが町長の仕事だと思っておりますので、個々の事例、それにしっかり向き合いながら、職員もその部分では、新しい未来を見ていく力と現場の今の状況をしっかり把握していく力、それが求められていくと思っておりますので、その部分、第6次に向けてしっかり取り組んでいきたいと思いますし、あとはSDGsの推進ということで、これは環境問題だけではありませんけれども、本当に今後、2030年ですか、17のゴールに向けてということで世界が取り組んでいる。そして、日本もそこに取り残されぬよう国を挙げて取り組んでいる中で、二宮町としてどの部分がしっかり成果が上げられるか、そういった視点では、この部分もしっかり第6次の中では入れて、皆さんに分かりやすいように目標とゴール、その過程も含めてお示ししながら町民の皆さんと一緒に、やっぱり町民の皆さんのご協力なしにはできないと思いますので、一緒に歩んでいきたいと考えております。一応、第6次に向けて細かい、もちろんいろいろあると思いますが、私の中では、その部分が今のところ大きな部分かなと考えております。  あと、地域集会施設ですね。今手元に根岸さんが示していただいて、私の手元にはなくてちょっとあれなんですが、今ある地域集会施設、たしかそうだったんですが、その中で6つ耐震診断をして結果はもう出ておりまして、今年度はもう早々に出たところから各地区の皆さんにご連絡をしてどうしていきましょうということをお話ししているんですが、各地区のほうも今なかなか役員会とか集まれない事情もあって、ちょっとその進み方が地区によってばらつきがございます。地域としてまとまった方向性が出れば、町としてそれをしっかり受け止めて進めていくというのが今の状況で、すぐにでも耐震補強をして、こことこことここを修繕改修してというふうにほぼほぼ結論が出ている地域もあれば、まだまだ地域でもう少し話合いをして要望とかその辺をまとめたいという地域もありますので、そこはちょっと進み具合が全部一緒にというわけにはいかないんですけれども、そういう状況です。  その中で、根岸議員が言っていた整理統合、今20地区あって、老人憩いの家、児童館、そして、町が持っています防災コミュニティセンターもありますよね。地域によっては複数そういうものがあったり、例えば老人憩いの家しかないという地域もあったりというふうなことをおっしゃっているんだと思います。今回の中で、ある意味大きい地域で、線路を例えば隔てて南と北とか、そういうところですと、そのエリアの事情にもよって、こっちに防災コミセンがあると、こっちに老人憩いの家があるとかね、例えばですけど。そういうこともしようがない部分はあるのかもしれないですけれども、やはり距離的なものというのは、1つ整理統合の中では入ってくると思います。本当に隣り合わせとかあって、あまりどちらも、有効に使われていればいいんですけど、結局どっちもちょっと使いにくかったりして、なかなか使いにくい今の現状が要望として出てきている地域などもありますので、そういったところは整理統合していく話も現実に今進めています。  町として、じゃ、全部残すのか、整理統合をどこまで進めるのかというお話かなとちょっと私は思ったんですけど、さっき言ったように必要な部分、エリアの中であれば、やはりさっきも言った、今何でもICTで、デジタルの中でご相談をできれば何でもできるということもある一方で、今はどこも閉まっていますけれども、通いの場などのいい例としては、やはり皆さんで顔を合わせながら言葉を交わしていく、コミュニケーションを取っていくということが1つの人生の活性化につながるというのは、それは私は現実にあると思っておりますので、そういう意味では、一定の地域にそういった集まれる場所というのはこれからも確保していかなくてはならないと思っています。  むしろ、今後はそれを地域のほうで管理運営していくのか、防災コミュニティセンターなどは今町管理になっていますから、その辺を今後どうしていくのかなども地域の実情に合わせてお話を進めていかなくてはならないものだと感じています。地域集会施設については以上です。  あと、長寿命化の中で、その計画も、すみません、私、今手元にないんですが、その中で、特にスポーツ文化施設、老朽化の度合いが出ております。先に言うとラディアンですけれども、ラディアンも大分、もう20年たって、大規模改修修繕などは現実してこなく、そのときそのとき、あれが壊れた、これが壊れたということでの修理で来ましたので、やはりこの20年たったところで計画的な大規模修繕は必要だと思っております。そのことは計画的に今進めておりますので、やっていく方向です。  そして、もう一つは、温水プールが劣化状況の悪い中で入っていたということで、確かに本当にそのとおりです。
     その中で、今回1,300万ほどをかけてパネルヒーターの部分を修理させていただきました。大分何か月も閉館してご迷惑はかけたんですけど、その後は順調に稼働しております。その中で、今現在もご利用いただいている状況はあります。  ただ、今年度またその方向性を出して、今年度はもうすぐですから出していきますけれども、温水プールにいたしましてもご利用者の方がいるのは分かっていますし、通年で使える部分、屋外の山西プールなどに比べれば合計の利用者数はどうしたって多くなりますけれども、この間のパネルを引いた部分のところは1,300万で、逆に言うとそれも多額ですけれども、それで終わったんですけれども、今後考えられ得るところというのはいろいろ見ていますから、そうしますと、空調であったり、そういう部分の修理、あと、全般的なろ過装置から含めての修理もしなくちゃならないというような結果も出ている中では、億単位の修繕、改修工事になってくるであろうというのは今までの調査の中で出てきておりますので、その部分を含めて、4億、5億といったものをかけて今後も町のスポーツ健康増進のために維持していくのかどうかということを皆様のアンケート、ご意見などを踏まえた中で今年度お示していきたいと思いますし、じゃ、代替の部分はどうしていくんだとか、その後の部分はどういうふうに変化をしていくんだということも、もちろんそこは示していかなくてはならないと思いますので、その辺を早急に考えていきたいと思っております。  そして、運動施設の委託から直営に戻った問題です。  何かそういったうわさというか、それもあるという、チラシのようなものを根岸議員が示されましたけれども、この説明といたしましては、本当に行政改革大綱の中で、4次、5次とアウトソーシング、民間委託、それは方針として持っていましたし、今も進めているんです。  ただ、その中で、もう少し皆さんに分かりやすく狙いであったり方針というのを当初もうちょっとご説明をやはりすべきであったかなと、今思うと感じております。もちろん今回の、この間皆様にご説明した中でも、今回の中で民間委託にした狙いというのは担当課を含めて持っていたわけなんですけれども、やはりそれを最初に皆さんに分かりやすく示し、そして、途中でそれを見直していく基準というのも示していくべきであったなと今思っております。それをこちら側としては方針に沿って、のっとってそれができているかというのを検証していく中で、町民サービスにプラスになり得ることがこの600万、700万の差額に見合った分、効果が出ていないということを受けての今回直営化に戻すという検証だったというふうにご説明をこの間もさせていただきました。  ただ、やはりその説明の過程が見えなかったのは確かだと思います。そしてまた、予算編成のときの議論と先ほどおっしゃっていました。これも既に、今ですと令和4年度予算というのが始まっておりますので、この夏の時期から次年度予算についての議論が始まっている中ではこの方針に沿ってということで、民間委託の部分もその契約年度まではそうやっていくということで予算編成をさせていただいて、そして、この間ご説明していましたように、狙いがどうであったかというのを年度に入り4月になって、担当課のほうで、やはりもう一度現況を把握しながら比較検討して、それは、これがまた1年後ならいいんですけど、10月の契約改定だったんですね。そういったことでその前にということで、この契約の前に課内、部内での協議を始めています。  その中で、一定のもちろん効果があって、トラブル処理の時間が短くなったとか、統一的な委託業者の指示によって運営がされていったということで、職員にとってもある意味メリットはあったんだと思うのですが、じゃ、町民にとって、その部分の700万の差が町民に返っていたのかというと、現実、この間も学習会、勉強会のところでお話ししましたけれども、フロア全部の部屋が連日いろいろな団体で埋まって、委託の部分でのプラスアルファのサービスを提供するような時間も場所もなかなか確保することができない状況であったり、そういった状況で、現実、やはりそういった専門性をもっと生かしてもらうと、民間委託の力でと思ったにもかかわらず、それが発揮することができることなく、単なる受付業務に終始していたという状況があるということが課内、部門の協議の中でやはり方向性の検討ということがされてきました。  その中で、次の契約に向けて今回直営に戻していこうという結論に至ったわけですけど、その辺も含めて、この4月から始めているんですから、5月の連休明けぐらいにはその辺を議会のほうにやっぱりご説明をするというか、やはり過程を明らかにしていくということが本当に必要であったなというふうに反省をしております。  もう一つは、オンライン授業ですね。  最後、オンライン授業ですけれども、この間、私も初めてオンライン授業というのを実際に視聴しました、見せていただきました。中学校の何年生だったかな、公民の授業だったんですけれども、やはりいろんな技術も使えますし、先生の力量も逆に試されるしということで、いろいろ試行錯誤なことだなと思っておりますが、順調に進んでいるという部分があると思います。1つ、家庭の状況に応じていろいろな差があるんだからということを根岸議員がおっしゃって、確かにそのとおりですので、全部調査をした中で、今、Wi-Fi環境がどの程度かというのはもう調査結果が出ておりますので、それに従って貸出しをやる方向で今進めています。持っていってもつながらなくてはしようがないので、そういったことはやっていこうと思っております。  そして、さっき、できるところからという答弁があったというお話がありましたけど、できるところからというのは、今、小学校3校、中学校2校あるんですが、本当にできる学校からという状況がございまして、これは先生の力量ということだけではないと思うんですけど、やっぱり得手不得手も多少あったり、それを補う意味で研修を積んだり、そこにアドバイスをする人をつけておりますので、その差はどんどん埋まっていくと思うんですが、多少その差は出ております。やはり今は、特に中学校のほうでこのオンライン授業を活用している部分が大きいと思いますし、今、給食を食べて午前中で帰っちゃうんですね、小学校も中学校も。そして、補習というんじゃないですけど、補習というのかな、位置づけは、宿題というのかな。それを中学校のほうではホームページ上からいろいろオンラインでできるようにということで、そういったものを今配信しているという状況ですので、それが学年別に中学校からもっと、小学校の高学年ももっと、低学年までもタブレットを開いてできるようなものになっていけばいいと思うんですけれども、まずは中学校はそういった形で進んでいるというのが現実です。それができるところからという詳しい意味です。以上です。 11: ◯議長善波宣雄君】 根岸議員。 12: ◯12番【根岸ゆき子君】 総合計画、分かりました。  人と人とがしっかり向き合っていく、私も人が大切にされる町、人を大切にする二宮町というふうにあるとよいと思っております。その基本で、先ほどの委託化の話も出しております。  公共施設、地域集会施設ですけれども、そうすると、第一には、顔合わせの活性化のための確保、住民の人が集うための拠点は大事だよねということを、人が集ってコミュニティ形成、あるいは、先ほど言った災害拠点にもなるのか、そういうことを第一優先として地域集会所は考えていきたいと。となると、多分基本的には公共施設再配置計画で言われている縮小の方向は取りにくい部分にはなるのかなという、私はそういう理解をいたしました。それでよろしいでしょうか。  それから、温水プールです。  生涯学習センターラディアンと温水プールの点数が、老朽化度が高いというところでは、ラディアンに触れられなかったのは、多分ラディアンは残していくという選択肢になっているということですよね。そして、町民温水プールの億という単位はかけないとおっしゃったんですけれども、この冊子に言われていることは、従来型の管理から長寿命型管理への展開イメージをしていくということが書かれてあります。長寿命化ということは、つまり、予防保全で予算を早めにかけて長く使っていこうじゃないかということですけれども、その間、長寿命型管理としては考えていかないということでよろしいのですね。  あと、オンラインは、私は本当にできるところから早くやっていただきたいというふうには思うことと、先生方もそれに向けて取り組んでいるということも分かりますので、ぜひやりながら課題がクリアしていけるように、町としてはそのサポートをしていっていただきたいと思います。  それから、委託の話です。  さっき、町長を含めたチームワークで進めた予算編成議論がどうだったんですかというふうにお聞きして、編成過程がなかなか説明できていなかったかなというふうに思っていますとおっしゃったんですけれども、その過程がどうだったんですかと聞いたんですね。  委託とスポーツ施設、指定管理とか民間委託とか、スポーツ施設をどうしようかと、行革に際して、スポーツ施設の全体を委託化の方向でどうやっていったらできるのかという検討は、予算編成以外でもされてきているはずですね。それは議事録からも読み取れて、スポーツ施設全体を指定管理という考え方が取れないだろうかということで検討してきたということとか、でも、それは自主事業をやっていただいて収益事業をやることで指定管理ということも可能なんじゃないかとか、でも、運動場とか体育館は収益事業、難しくて、プールであれば可能だというような話ももらっているということなんかも本会議場で言われています。  ただし、プールについては、投資をした上でリニューアルするんだという決断をした場合には、その先には民間の活用というのは当然検討しなければならないというようなことまで言われています。  委託というか、民間に出す指定管理も含めての施設の在り方、どう手放していくかということがこの町の課題に、公共施設の持つ課題なので、そこについての整理は、令和2年度を経て令和3年度の予算編成過程の議論でも、村田町長からも何らかの話は出ているはずなのかなと私は思っているんですよ。それでもって予算編成がいろいろと議論されているはずなので、どのように直営化を決断していこうかというふうな議論が町長からもされていたのか。あるいは、職員とどのようにやり取りしていたのか。予算編成議論はどうでしたかというその中身のことを聞いているんです。  繰り返しになりますが、登壇でも申し上げましたように、12月の議会までは委託ですという本会議場のやり取りをしています。ですから、町長の町長査定最後の1月から予算書が出る3月までの間に何かそんなに大きな変化があったんだろうなというふうに思っていますし、それがこうやって活動報告にも書かれているようなストーリーにはめると、私としてはしっくりくると。人と人とを大事にするとおっしゃっているんですけれども、この委託化を提案してきたことの行政手法は、私は何か、やっぱりどうしてもおかしいという思いが拭い切れません。  この担当課長にも、私、4月に就任されてからのいろいろお話なんかもしている中で、実に真っすぐに仕事をされていらっしゃる方だと思っていますし、でも、実際にはこの担当課長にひずみが現れたのではないかというふうに感じているんですよ。だから、そういうことが払拭できるような町長のお話がないのかというふうにも思いますし、全体としては、庁舎の進め方、議会提案への進め方にもしかして無理なやり方があって、そのひずみが出てきたのではないかと。それが人と人とがしっかり向き合っていくと、町民ともやって、職員ともやってというやり方になっているのかどうか。私は、やっぱり全体としてどういう構造が今生まれてしまっているのかということを町長はちゃんと理解すべきだと思いますし、人を大切にする町といった意味では、ここに働いている職員も同じく町民でありますから、共に育てる計画という話であれば、この委託化と直営化への流れの話を、時間系列でいえば明らかに今までに私が受けたことのない今回の提案の仕方でしたので、改めてまたここで疑問を呈しております。  その流れの中身がどうであったのか、直営化をどう決断してきたということの町長のご説明をもう一度いただかないとちょっと理解に及びませんので、そこのところをお願いいたします。1つにはその流れですよね、直営化に決断していくところの。それと、公共施設等委託化に関しては、民間、直営でどこまでやるのかとか、委託との整理ですね、そこを含めましての話、お願いいたします。 13: ◯議長善波宣雄君】 町長。 14: ◯町長村田邦子君】 それでは、3問目の質問にお答えいたします。  順番に、最初、総合計画の話もちょっと触れられましたけれども、そこに流れるものというのは、今国でも言われていますけど、やはりお一人お一人の幸福を考えるとか、さっきも私も答弁の中でお話しましたけど、誰一人取り残さない社会をこの二宮でもしっかりつくっていくということだと思っています、そこの底辺に流れるものはね。  その中で、最初、地域集会施設、そういうふうに修理をして耐震をしていくと、地域の通いの場なども大切にしていくと、結局は縮小の方向にはならないんじゃないか、減らないんじゃないかという結論を根岸議員はつけたいというふうに聞こえたんですが、もちろん、一気に半分するとかそういうのは、今まだ20地域あって、その中での活動というのは非常に私は重要だと思っていますので、そこを統廃合するという今時期ではないと思っています。  その中で、ただやはり隣同士で建物が建って、違う名称のものが建っていたり、1つの地区に憩いの家みたいな昔からあった施設もあれば、新しく町がつくった防災コミセンがあったりという地域も現実にありますので、その辺は老朽化の度合いによってとか地域の実情に合わせて統廃合というのはお話をしていかなきゃいけないと思っておりますので、そういう上では縮小の方向、さっき言った数でいえば増やすということではなく、やはり減っていく方向にあります。一遍に半分とかではないですけど、確実にそれはもう減っていく方向です。やはりそれは順番になっていかないと、地域にまだまだ活動があり、地区の方の今活動がありますので、そういった中でしっかり取り組んでいきたいと思っております。  それと、長寿命化の中の管理で、1つ、ラディアンはさっき触れなかったというのではなくて、ラディアンは触れています。残す施設に入っていますから、長寿命化計画の中で。さっき言っていた20年間大きい工事をしてこなかったので、ここで長寿命化に向けての抜本的な修理保全、そういったものを計画的にやっていくということです。それを今後、いろいろなものが一挙に来ていますので、その辺をどう順番でやっていくかという計画は今後必要だと思います。それを今後示していきたいと思っています。  温水プールのほうは、今までの過去の答弁を見ると、過去というと何年も前から温水プールはあった中で、多分昔も指定管理とかそういうお話のご提案なんかもいろいろな議員から出ていた記憶もあります。私の任期だけじゃなくてもその前からあったと思うんですけれども、今となっては予防保全型の修理では申し訳ないがもう間に合わないというか、そういう状況ではない施設になってしまっております。その中で、ここに来て1,300万円もかかり、今はありがたく順調に使われる状況なんですが、今後、やはりまだまだ、空調ですかね、大きい部分とか、ろ過装置とかいろいろな部分がいつ故障するか分からない状況の中で、壊れてから4億、5億、さあ、どうしましょうとこの間のようなことをまた突きつけるのではなく、そういったことがもう見えているわけですから、使えるうちはもちろん使っていきますけれども、いざそのときに、さあ、どうしましょうと議会でばたばたしないように、その方針をここで出す、今年度中に出していきますので、よろしくお願いします。  最後でいいんですね、委託の問題ですね。予算編成会議の令和2年度のときのですね。  さっきも言いましたように、年度途中の契約ということもあり、当初予算では10月までの予算というのはもちろん組まなくてはなりませんし、その時点で、現実にどういうサービスの状況でどうのという、やはり担当のほうもいろいろ見てはいたんですけれども、自分たちも管理していく中では、苦情トラブルの対応処理が、対応が大分迅速にできるようになったとか、そういうメリットの部分はもちろん感じていたんですけど、町民にとって、じゃ、何を700万の違いが返せたのかという、そこまでの検証は、予算編成では現実に細かくはされてなかったと思っています。それがやはり年度を明けると、10月に今度は向けて、その先どうしていこうというところで出てくると、それだけの町民にとってプラスになっている部分が果たしてあるんだろうかということは検証せざるを得ませんので、それをしていくと、なかなか新しいサービスを、民間委託の有効性というのを示すほどのことが現実の今の状況の中ではできないという、そういった課内、部内からの意見が出てきたというふうに私は聞いておりますし、そういう経過を踏まえて今回に至っております。  その間の部分で、先ほど、今現実にお休みしている職員のお話なんかもされました。それもありましたけど、ちょうどそれはこの4月で替わった部分、新しく担当した職員でもありましたので、私が直にということと、あと、副町長も含めて、現実にいろいろカバーしておりました。私もいろいろと、現実に今どういう状況かというのは聞き取りもしていましたし、そこについて、今こういう状況で、前からの議論がこうでというのもアドバイスをしながら、向き合ってそこは丁寧にやってきております。その中で、個人的ないろんな部分もあっての今の状況になっているというふうに認識しております。  ですから、この問題とそこだけが結びついて根岸議員は何か感じていらっしゃるのかもしれませんけれども、そのほかの部分も含めて、職員一人一人に対しては、やはり丁寧に向き合っていくという姿勢を今現在も、ラディアン、生涯学習だけに限らず、いろいろなところで取らせていただいております。  さっきのちょっと話はあれですけど、逆にちゃんと誤解のないようにと思うと、人材育成のところなんかですけれども、やっぱり人事評価という制度を持っているんですね、今、二宮で。やはり上司が部下を順繰りに評価して、その一番上を副町長はじめ私が評価していくんですけれども、その中で、配置転換のいろいろな意見が出てくるのも全部見ますし、あと、やっぱり一定の昇級、一定の経験を踏まえると、やはり昇級ということももちろん考えなきゃいけないと思っているんですね。そのところで、昔風でいうと何でしょう、年功序列じゃないんですけど、ある程度経験を踏まえて、ある程度の年数になってくると、ある意味、能力がちゃんとそこで適正であれば普通は昇進をさせなくてはならないし、それが逆に次のステップアップ、やる気に結びついていく、町民サービスにそれが返っていくということなんですけれども、逆にその辺は私も丁寧に、ステップアップすればどの方もやる気があってできるかということでもなく、やはりなかなかそこまで追いついていなかったということがあったりとか、その部署では慣れなくてやはり駄目だったということがあったりとか、いろいろなことがありますので、その辺は丁寧に、逆に言うと一人一人に本当に向き合いながら適正を見極めて人事評価、人事配置、そういったこともしていかなくてはならないなと感じています。  ですから、この件1件だけがどうのこうのでそこの職員がということでは、全くそういう1つのことだけではない部分が本当にあると思います。その中で、さっき言ったように、職員を本当に誰一人取り残すことなく、その能力、適正を発揮してもらわなくてはならないと思いますし、それが町民の幸せにつながると思いますので、その辺は次年度に向けては人事評価などもちょっと改善しながらと思っておりますので、そういったことを踏まえながらしていきたいと思います。  先ほど、もう一回戻れば、委託の件は、その議論、その状況の中で、じゃ、次、10月の契約に向けてどうするかということは年が明けましたけれども、その中で議論していく中で、700万円のそこの部分を埋める経過にはならなかったということで決断をしたわけですが、その経過をやはり年が明けて皆さんには直営化のメリットというのをお話させていただいて予算をご説明した経緯もありますので、じゃ、なぜというところ早くしっかりもう一度示さなくてはいけないですし、今後は、まず最初に狙いや方針というのを明確にして、途中で、特に指定管理なんかをやる場合は方針を明確にして、その後、それをもう一度モニタリングしていく、検証していく、その方針なんかも事前にしっかりと決め、それをオープンにして、そうすると、今やっているこの委託は、この指定管理は、このあれには当てはまっていないし、効果を生んでいないなというのはもう一目瞭然になると思いますので、そういったことが逆に分かるようにやっている自治体はもう既にありますから、二宮町もそういった方針、逆に分かりやすく示していきたいと考えております。 15: ◯議長善波宣雄君】 根岸議員。 16: ◯12番【根岸ゆき子君】 ある担当課のところにひずみがいろいろと、そういう施設管理の縮小、あるいは統廃合しようとして、庁舎のことも含めてやろうとしてきたところへの一担当課に、1つのことにつなげないでくれとおっしゃいましたけれども、やっぱりそこにひずみが集中したということは言えると私は思っています。しかも、そのことがこうやって活動報告にも書かれるようなことにもなっているというふうなところというのはやっぱり、繰り返しますけれども、時間経過の中からいえば、そうやって700万が本当にどうであるかということの説得性が薄いというふうに、今までやっぱりそういう行政の提案の仕方はなかったというふうなところからの、ひっくり返してもらえるだけの700万円の重要性、本当に町長が本気で思っていたのかというところが伝わらないものですからお聞きしましたし、また、さらに今後きちんとそこのところの説明を深めていただきたい。 17: ◯議長善波宣雄君】 根岸議員、要望としてまとめてください。 18: ◯12番【根岸ゆき子君】 とにかく今の行政の提案の仕方は何かやっぱりそのおかしい状況があるんじゃないかという、何かそういう感覚的なものがありますので、そこはやっぱり人と人を大切できるまちづくり二宮町ということを大事にして育てていただきたい。それでは、以上となります。 19: ◯議長善波宣雄君】 これをもちまして、根岸議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午前11時15分から始めます。                                  午前11時00分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                  午前11時15分 再開 20: ◯議長善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いします。 21: ◯議長善波宣雄君】 小笠原議員。                 〔7番(小笠原陶子君)登壇〕 22: ◯7番【小笠原陶子君】 皆様、こんにちは。  私の名前は小笠原です。よろしくお願いいたします。  令和2年度は新型コロナウイルスがはやり始めて、国民みんなが手探りで、どのように安全に安心して生活していったらよいのか、官も民も手探りでした。  総裁選出馬を辞退した現総理には先行きに明かりが見えているようですけれども、緊急事態宣言も9月12日までと言っていたのがまたもや延期になりました。新型コロナウイルス感染はデルタ株に置き換わり、感染率も高くなり、まだまだ続く中で、子育てしやすい町、長く住み続けられる町にしていくための方策を伺います。  第2期二宮町子ども・子育て支援事業計画が制定され、令和2年から令和6年までの期間で運用されています。「みんながつながる、豊かな自然とはぐくみのまち~はぐ(育)ハグ(hug)にのみや~」を基本理念に、二宮町の全ての子供と全ての子育て家庭の幸せを願い、環境づくり、支援体制の強化を図ることを目的としています。  基本目標は6つの柱でできています。1の【みんなで】地域の子育て支援の充実や、2の【すこやか】妊娠期、出産期、育児期における切れ目のない支援について伺います。  計画策定時に課題として出ている日常的に子供を見てもらえる就学前の子供世帯は3割にとどまっています。コロナ禍でますます孤立しがちな子育て世帯の支援はどうしているのでしょうか。  町は緊急事態宣言を受け、全ての子育て支援施設を閉鎖し、事業も中止しています。  また、子供の安全確保に地域での見守りが期待され、多くの団体を通じて支援が行われていますが、登下校の見守りなど、地域によっては見守る方々も高齢化し、参加者が減少しています。町の対策を伺います。  2は、町の高齢者保健福祉計画及び第8期介護保険事業計画は令和3年度からの計画でありますが、令和2年度においては、第7期の計画にのっとって事業が推進されました。介護保険法は国の定めたもので、それに乗っていかに我が町の介護認定を受けた高齢者が快適に制度を活用し、町民が自分らしく生きていくために、町として努力をしているところなんですが、介護保険施設の閉鎖などで十分な支援ができなかったと思われます。特に小規模多機能型居宅介護施設は在宅支援に欠かせないものですけれども、町は新規開設に向け、どのように努力されているのでしょうか。  3、コロナ禍で緊急事態宣言やまん延防止重点措置が何回も続き、仕事を失い、貧困家庭が増えています。町や社協への相談件数や社協からの貸付制度の利用者も引き続き増えていると聞きますが、実態をお知らせください。  また、町としてできることは限られているとは思いますが、様々な事業の啓発は特に力を入れてほしいと思いますが、いかがでしょうか。以上です。 23: ◯議長善波宣雄君】 町長。 24: ◯町長村田邦子君】 それでは、小笠原議員の総括質疑について、要旨に沿ってお答えいたします。  初めに、要旨1のコロナ禍でますます孤立しがちな子育て世帯の支援と、登下校を見守っていただく方々の高齢化や減少への対策についてです。  昨年は、3月からの小中学校の臨時休業や年度当初の緊急事態宣言など、新型コロナウイルス感染症による影響で、子育て支援事業の中止、延期や公共施設の臨時休館などを余儀なくされる事態が発生いたしました。  そうした中、学校の臨時休業の際は、保護者が就労等で昼間に不在となる家庭の子どもたちへの対応が課題となりましたが、町では感染症対策に細心の注意を払いながら、学童保育所の1日開所を実施し、子供たちの安全な居場所を確保しました。  保育園や一時預かり、ファミリー・サポート・センターにおいても事業を継続し、子育て世帯の支援に努めてまいりました。  保健センターの「にのはぐ」では、各事業を中止や延期とし、宣言解除後に再開しました。しかし、乳幼児健診やマタニティ教室などは適切な時期に行う必要があることから、現在の緊急事態宣言下では、感染対策を行い開催しているところです。  赤ちゃん訪問は、宣言期間中は対面を避け、電話での対応が主となっていますが、支援が必要な世帯には訪問を現在も行っております。  相談事業についても、相談日に集まるのではなく、個別に相談を受けたり、オンライン相談もできる体制としました。  また、支援を必要とする世帯については、相談がしやすいように保健センターから積極的に電話等で声かけを行っており、相談者の状況に応じた支援に取り組んでいます。  経済的な支援としては、国の子育て世帯臨時特別給付金やひとり親世帯臨時特別給付金のほか、町独自の児童扶養手当受給者特別給付金の支給や、二宮町商店連合協同組合加盟店で使用できる商品券を支給する子育て世帯経済活性化給付支援事業を行いました。  この子育て世帯経済活性化給付支援事業では、対象児童1人につき1万円分の商品券を2,975名分支給したところ、97.3%の商品券が実際に利用されました。子育て世帯からは、食べ盛りの子供がいるので助かった。また、商店街に行きつけのお店ができたといった声が寄せられ、子育て世帯の家計支援と同時に地元経済の活性化につなげることができたと考えております。  なお、令和3年度においても当事業を実施しており、7月1日から令和4年2月末日までの間、対象者の方に商品券を役立てていただいているところでございます。  町では、子育て世帯がコロナ禍で孤立することのないよう、引き続き臨機応変な対応で子育て世帯を支えていきたいと考えています。  次に、登下校を見守っていただく方々の高齢化や減少への対策です。  町内の学校では、PTAをはじめ、地域の団体や有志の方々によって、本当に熱心に登下校の見守りを行っていただいております。一方で、コロナ禍への不安もあり、特に高齢化が進む地域では担い手が少なくなっていることも承知しております。  こうした中、教育委員会では、地域とともにある学校を目指し、令和元年度に町内全ての学校に学校運営協議会を設置し、コミュニティ・スクールとして運営しています。また、今年度までに学校と地域の活動をつなぐコーディネーター役として、地域学校協働活動推進委員を全ての学校に配置しました。  これによって、学校取り巻く地域の団体が一堂に会して話し合い、見守る場所の共有や役割分担を行う機会ができています。学校によっては、既にそうした話合いが始まっていたり、学校に協力をしていただける地域の方々を回覧で募集したり、町の補助金を活用して見守り用のビブスをそろえるなど、様々な取組が実行されております。  こうした取組を各校の学校運営協議会の代表者が共有するための話合いも設けていますので、それぞれの学校がよりよい取組を共有して地域の力を掘り起こし、役割分担を進めていけるよう、町と教育委員会がバックアップしていきたいと思います。  次に、要旨2の高齢者保健福祉計画及び第8期介護保険事業計画と小規模多機能型居宅介護施設についてお答えいたします。  まず、この計画は、今後全国的に人口が減少傾向となる一方で高齢者は増加し、2025年には団塊の世代が後期高齢者となり、2040年には高齢者数がピークとなることが予測されているため、町の実情に応じた地域包括ケアシステムが持続的、安定的に展開できるよう、サービス基盤の整備等、介護需要を踏まえた中、長期的な取組の方向性を見定め、令和3年度から令和5年度までの3年間を1期とする介護保険事業の実施に関する計画を策定したものです。策定に当たっては、高齢者へのニーズ調査のほか、在宅の要介護認定者等へ実態調査を行い、令和2年度に取りまとめを行いました。  事業者へのサービスニーズ調査を実施した結果からも施設サービス基盤の整備が必要で、神奈川県のヒアリングを受けて、地域密着型介護老人福祉施設や認知症対応型共同生活介護事業所、小規模多機能型居宅介護施設の新設を計画しており、民間事業者と連携して整備を進めてまいります。  ご質問の小規模多機能型居宅介護は、小規模な住宅型の施設への通いを中心に、自宅に来てもらう訪問や施設に泊まるサービスを組み合わせて、日常生活の支援や機能訓練を1つの事業所で柔軟に受けられるもので、住み慣れた地域を離れずに生活を続けられるよう、利用者や事業所のある市町村の住民に限定した在宅介護をしている方向けの地域密着型サービスの1つです。  当該施設は、令和元年7月1日から介護人材の不足により休止を現在しています。再開に向けては、施設に対し、現状確認のための面接、解決策の聞き取りを定期的に行い、指導も繰り返してきました。しかし、全国的な介護人材の不足は非常に厳しい状況で、労働人口の減少やコロナ禍の影響もあり採用が困難で、現在も休止となっています。  町としても、高まるニーズに対応していくために、人材の育成、確保、定着に向けた施策として、介護職員初任者研修の受講にかかる費用の一部と就労支援のためにかかる費用の一部を補助し、在宅介護をはじめ、ホームヘルパーとして介護サービス事業所や地域で活躍することを支援しています。  令和2年度の実績としては、近隣の専門学校やハローワークへのチラシの配架、町広報紙やホームページでの周知により、3名へ補助しました。今後も計画の「自立で安心、地域でいきいきとふれあうまちづくり~高齢者が住み慣れた自宅や地域で、自立した生活が続けられるように支援する~」を基本理念として、高齢者が住み慣れた地域で健康に生き生きと安心して自立した豊かな生活を送ることができる社会の実現を目指し、取り組んでまいります。  続いて、要旨3、町や社協への相談件数や社協からの貸付制度の実態、また、事業の啓発についてお答えいたします。  まず、生活にお困りの方の相談件数ですが、新型コロナウイルスの感染が拡大した令和2年3月からの実績は、町では16件ですが、生活福祉資金貸付の受付を担当する社協では896件の相談を受付しており、コロナ感染が拡大する前と比べると大幅に増加をしています。  次に、生活困窮者への経済的支援となる生活福祉資金貸付実績は、令和3年8月末現在で462件で、令和3年3月議会の一般質問で回答させていただいた令和2年12月末の237件より225件増加しております。  申請者は20代から50代の方が多くて、勤労世代からの申請がほとんどであり、新型コロナの影響が生計を支える世代を直撃していることや、自営業のほか、契約社員やアルバイトの方が多く申請していることから、安定した職業に就かれていない方が資金繰りに困っていることがうかがえます。  貸付は一時的な経済支援にはなりますが、根本的には生活再建が目的ですので、延長・再貸付の申請時には、県の生活困窮者自立支援機関、「ほっとステーション横浜」の職員による出張面談が行われ、本人の意思を尊重しながら必要な支援を一緒に考え、家計改善や就労訓練など、幅広い就労支援がされています。  新型コロナの感染が収まらない中、貸付の受付期間は延長されており、今後も申請される方が多数いらっしゃることが考えられますので、町でも社協で行っている貸付制度を民生委員に説明したほか、貸付制度や就労支援機関の一覧をホームページに掲載しています。  また、窓口などで生活困窮者からの相談がありましたら、速やかに社協の貸付や平塚保健福祉事務所での生活保護のご案内をしていますが、町民の方へしっかりと周知していきたいと考え、貸付制度のほか、社協で行っている食料や生理用品などの無償配布をホームページや広報でお知らせするとともに、こども食堂についても特集記事を組み、広報7月号に掲載しました。今後も様々な機会を捉え、支援が必要な方へお知らせしたいと思います。  なお、先ほどお答えした町への相談は、福祉保険課のほか、包括支援センターやことわらない相談窓口での相談の中でも、貸付などの生活困窮者支援につなぎました。そのほか、民生委員を通じて、ほっとステーション横浜につながった事例もあります。  今後も、庁内の関係各課、社協、県や民生委員等とも緊密に連携して、多くの方に支援が行き届きますよう、しっかり努めていきたいと考えております。以上です。
    25: ◯議長善波宣雄君】 小笠原議員。 26: ◯7番【小笠原陶子君】 まず、1番目の子育て支援のことでございます。  町は昨年の春休みのとき以降、本当に国のほうが突然学校を全部休ませたというところにおいて、速やかに学童保育は朝から受け入れるということを積極的に運営したのは、これは本当に評価に値すると思います。  私、今回の質問の中にも書いてあるんですけど、この計画の課題のところにもあるんですが、保育園とか幼稚園とか小学校とか中学校に通っているお子さんというのは、いろいろアドバイスする方もいらっしゃるし相談するところもあるので、ある意味救われていると思うんですね。ですけど、就学前のお子さんのいる親子、特に転入者が今増えているんですけれども、そういう親戚がないような方々がお友達と触れ合いながら子供を育てているんですけど、私どもの町は。そこについて、町はそれを支援する仕組み、いろいろつくってあるんですけど、緊急事態宣言になるとさっさと全部閉めちゃうというところがあるんですね。町の栄通りと中里の子育てサロンは閉館、でも一時預かりをしてくださっていて、それはとてもありがたいと思うんですが、それは事前予約が必要ですし、費用も発生するわけですね。保健センターの子育て支援事業ものびのびとかすくすくとかがあって、そこは生んだばかりのお母さんたちの情報交換だったり、また、保健師さんにいろいろお伺いするいい機会だったんですけれども、それも休止になりますよね、緊急事態宣言ですと。  また、雨が続いた8月末などは、2歳以下の子を持つお母さんは子供と毎日家の中でテレビとパソコンのユーチューブがお友達みたいな形になるので、せめて図書館に子供と行って絵本を選びたいと思っても、図書館も閉館ですよ。予約すれば借りられますと言っているんですけど、そこに検索のパソコンが置いてありますが、選んでいる間、じゃ、子供を待たせるんですかということになるわけです。  コミュニティ保育も、いち・にの・さんとかにのキッズ!とかあるんですけれども、それも利用している公共施設が閉鎖しているために開催されていません。にのキッズ!の方も、利用者、今、親子18組あるんですが、にのキッズ!って割とリトミックがメインのコミュニティ保育なんですが、お母様の半分はリトミックがなくても集まりたいという、アンケート調査をしたらそういう声が上がっていて、やっぱり子育て中のお母さんの孤立感というのはとても深まっていると思います。  全く先の見えない新型コロナウイルス感染なんですけど、日本はワクチン接種で乗り切ろうとしていますけど、ワクチンの効き目は限定され、永遠ではなく、半年から8か月で再度打ち続けなければなりませんし、やはりどんどん変化していって、最近のニュースでは、デルタ株以降、イータ株感染者が発見されてもいます。この先、先ほども登壇で申し上げましたけど、もうすぐお辞めになる菅総理は、先は明るくなったとおっしゃっていますが、まだまだ長いトンネルが続くように思います。  本当にみんな、高齢者も大人も、よくおうちで我慢していらして、昨日も西友前の通りというのはいつも日曜日は混むんですが、どうしても信号を変わるのを待って。全然混んでいなかったんですね。皆さん、本当に出ないように気をつけていらっしゃるのは実感しておりますが、でも、大人は我慢できるんですけど、子供の成長は待ったなしなんですよ。また、それを育てているお母さんというのも本当に朝から晩まで子供と向かい合いきりというのはとても大変なんですね。ですから、大人と同じレベルで子供を扱わないでいただきたいというのがあるんです。  私、マスク着用と十分なソーシャルディスタンスがあれば少人数で、例えば図書館も、3人とか、時間も短く切って20分だけ絵本のところに行っていいわよというようなこととか、そういった施設利用をする工夫を、知恵と工夫を出していただきたいと思っているんです、本当に。そういう工夫をどうやって、NHKのチコちゃんじゃないですけど、ぼーっとしているんじゃねえという感じで、コロナが感染してから2度の夏を迎えて、こういう閉めればいいというやり方はやめていただきたいと思っています。それについて、町長の考えを伺います。  2問目ですね、小規模多機能型居宅介護は町長の説明にもありましたように、施設に通いを中心にして短期間の宿泊や自宅の訪問を組み合わせた在宅にて介護生活をしている人たちにはなくてはならない施設なんですね。どうしても必要だからそういうものをうちの町でもつくったんですよ。それを恒道会が運営していたときは、もとまちの家と言っていました。経営者が代わったら人が集まらないということで閉めっ放し。  私、デイサービスに勤めていたことがあるので分かるんですが、デイサービスで職員と親しくなって、でもショートステイは違う施設に行く。本当におばあちゃま、不安で行きたくないんですね。たまたまか、そのおばあちゃまに関しては、ショートステイから帰ってくるとおでこにあざができていたり、やっぱり身近なところで人間関係ができている方がフルにどんな状態でも見てくださるということは重要なんですね。  特に認知症の方、在宅でお一人で認知症の方は二宮も結構増えているんですけれども、デイサービスとかは大体毎日はあまり行かなくて、軽い方の場合は。要するに点数が少ないですから、月水金とかって行くと、認知症の人は分からないんですよ、曜日なんかもう分からないんですから、本当に。だから、今日は行くのか行かないのかって。それが小規模多機能施設ですと、すごくその人の状況に合わせて、午前中だけ行きましょうとか、お風呂だけとか、クイックに対応していただけるわけですよね。それは絶対必要で、町としては、先ほど、事業者とも何とかということだったんですけど、一日も早く開催してほしいと思っております。  町の初任者研修の補助に関して、令和2年は3人の利用がありました。制度をつくったのはその2年前ぐらいでしたよね、だけど、全然利用がなくて。やったら、やっと知れ渡ってきたのかなと思うんですけど、3名だけだけと利用があったのはとてもよかったと思います。  担当課もそれなりに工夫して、お勉強する会社、民間が今いろいろやっているわけですけど、そちらにもチラシを持っていったりということがあって、努力していただいてよかったかなと思いますが、民生委員さんにもお知らせしているとおっしゃったんですけど、私、先日ちょっと知り合いの民生委員さんに言ったらよく分かっていない人もいて、やっぱり何回も、その方がおっしゃるには、今の時代だからそういう資格を取っておいてしっかり働きたいというのは、要するに今の時代、何かと言うと、コロナで不景気になっちゃって経済的に厳しくなっている中、資格を取って働いたほうがいいなという方がまた新たにこの場面で出ているだろうから、もうちょっとしっかり一般の方にも多く知らせるといいというふうにアドバイスをいただきましたので、その件についてお考えをお知らせください。  最後、貧困対策なんですけれども、先ほどの前段の質問の中にもSDGsのお話が出ておりましたけど、17の2030年までに達成すべき目標の中の一番はまず貧困をなくそうですから、何しろ。あとは10番に人や国の不平等などをなくそうとか、16番に平和と公正を全ての人にとかあるんですけど、そういう中で、もちろん私たちの町もそこそこに頑張っていると思うんですが、社協さんは、本当にその数を聞いて、相談件数が令和2年3月までで896件あったということで、私も3月にお伺いしたときは、生活困窮者支援の貸出しについては237件だったと聞いておりましたけど、だから、1、2、3月で緊急事態宣言をまたやったりしていましたから増えて、去年の12月までが237で、1、2、3だけで225と、もう倍。その制度も皆さんに知っていただくことができているのかなというふうには思いましたし、ぜひこれからもしっかり啓発していただきたいというふうに思います。  制度が延びたというのは、11月末までに制度が、貸出しする資金、延びたようなんですけど、問題なのは、この貸付けの要件があるんですけど、収入要件ですね。収入が1と2の合算額を超えない方、月額というのが書いてあって、1)市町村民税均等割非課税額の12分の1と、2)生活保護の住宅扶助金基準額を足してその基準を超えるといけないということなんですが、いつもいろんなところで言われているんですけど、非課税世帯が対象ですと、税金というのは前年度の実績で算定されると、コロナ禍で仕事を年度の途中で失った人は借りることができないのかどうかというのは非常に重要なところなんですよね。そのことが1点と、非課税世帯じゃない場合どうするんだということが1つです。  それと、町は対策として、各課で地域包括とも連携を取ったりとか、相談ですね。ことわらない相談窓口というところもやっているということで、それぞれの課で対応していただいているとは思うんですが、町長、中井町の保健福祉センターは広くてきちんとしているから、うちとは全然違って。福祉課と子育て・健康課と地域包括支援センターが一緒の建物に入っているものでとてもやりやすいというのもあるんですが、今回の貧困世帯についても、連絡調整会議をやってアセスメントしているんですね。困り事を抱えている方の支援というのは縦割りだけではできないじゃないですか、どこかと兼ね合う。だから、精神的に患っちゃう場合もありますしね、今回の場合は鬱なんかもすごく心配されますけど。貧困に関しては、町長が一人一人とおっしゃっていましたけど、貧困対策もその方その方で、世代とか家庭の状況とか職種とか、全然違うわけですから、特に問題なく、お金をあげれば割とちゃんと再建できるよという方ならいいんですけど、そう簡単じゃないですね。多分窓口で重々承知していると思いますけど、いろんなものが混ざっているわけですよね。それについて、総合的にやれているのかというのは大事だと思うんですね。新庁舎ができたらとか思いますけど、なかなか新庁舎までたどり着けませんから、現在の状況の中でやれるところが重要だと思うので、そこを確認したいと思います、相談とか対策とかですね。その方が自立できるためにこれからやっていかなくちゃいけないわけですから、よろしくお願いします。 27: ◯議長善波宣雄君】 町長。 28: ◯町長村田邦子君】 それでは、順番にお答えしたいと思います。  最初にあった子育て支援、特に就学前の親子に対する支援ということですね。  その部分では、町も民間のにのキッズ!に対する補助金なども出して、通常ですとそういうところと連携しながらということになると思いますが、先ほどのお話ですと、通常ですと本当にいろいろ施設もあるし、制度もあるし、相談機能もあるという、二宮は本当に手厚くやっているほうだと思います。それが緊急事態宣言の中で、対面、集まるということをやめてしまっているということに対する対策ということだと思いますが、1つは、やはりお盆明けに二宮でも今までにないような勢いで感染者数が本当に出ました。もう10名に近いような数が出て、二桁に1日の感染者数がなるんじゃないかと思うぐらいに本当に増えたときがあり、そのことは、もちろん緊急事態になって、やはり人流を止めるというか、人が集まることの動きを、これを止めるしかないということの1つとして町ができること、公共施設の閉鎖ということに踏み切りました。  そういうことですので、そこのところだけ例外をつくってとか人数を限ってということもそうなんですけど、先ほど、西友の前の道路が空いていたというのと一緒で、人が目的地までいく動きも含めて、やはり感染の状況をつくってしまうという現状がありましたので、そこを止めるということが1つありますので、現状はやはりこういったところを閉鎖していかざるを得ないと思っています。  ただ、やはりここに来て大分落ち着いてきていますし、神奈川県全体も数としては落ち着いてきますが、若い方のワクチン接種もまだこれからですし、医療の現場はまだまだ逼迫しているということを聞くと、ここでそろそろいいんじゃないかということで一気に緩めるわけにはいかないと現実思っております。  その中で、じゃ、どうするんだと言われたら、そこはやはり知恵を絞らなきゃいけないと思いますので、図書館に何人か予約制で中に入ったらということも1つかもしれませんけれども、予約システムで絵本の名前だけ見てもよく分からないと思うんですよね。確かに題名だけ見ても何の絵本かしらみたいな。それは専門の司書が今おりますので、逆に何歳向けの男の子向けパッケージとか、動物が好きな子向けパッケージとか、複数の絵本のパッケージをつくって、司書が選書した中でそれを貸し出して、おうちでということになると思いますが、せめて仲のよいお友達同士でぐらいで読んでいただくとか、そういうところの後押しは考えられるのかなと思います。そういったできることをやりたいと思いますし、相談業務も、皆さんと顔を合わせてコミュニケーションを取るのは非常に重要なことは分かっているのですが、今はちょっと我慢の時期で、そうなると産後鬱とか、やはりいろいろな状況のお母さん方というのは現場も把握しておりますので、そういうところはこちらから逆に声をかけて出向くなり予約を取って相談業務も今現在続けております。やはりちょっと厳しい、目が離せない、そういった部分のところは一緒に寄り添いながらやっておりますので、みんなで楽しくコミュニケーションを取りたいというところはしばらく待っていただきたいと思いますし、今後、状況次第で段階的にはもちろん解除していきたいと思います。  そして、2つ目の介護職員の補助のチラシですね、初任者研修。いろいろと工夫しておりますが、まだまだ何度も繰り返さないと、こういうのは、自分で何か働こうかなとか、自分の知り合いがこういうことをそういえば言っていたなというときに初めて目に触れて思い出すようなものだと思いますので、これは皆さんが知っている知識と違うと私も思いますから、いろんな場面を通じてこれからもPRしていきたいと思いますし、繰り返しのチラシ、PRというのは工夫をしながら続けていきたいと思います。ぜひこれをご利用していただいて雇用のほうに結びつけていきたいと思います。  あと、貧困をなくす、そういう貸付制度がある中で、非課税世帯でない場合はどうなるのか、担当のほうから後で答えさせますが、連絡調整のほうも現場はやっていると思うんですが、要は二宮も福祉課と包括と、そこにことわらない相談窓口というところで、横並びでそこへ1か所に、1階に入っているので、逆にそこで協力はすごくできると思います。これは、いろいろ自殺対策のところもそうなんですけど、やはり滞納しているとか、いろいろな情報の中から、もしかしてとか万が一ということに思いを寄せなくてはならないというふうに計画がなっておりますので、どの担当課も、ちょっとこの家庭は、ちょっとこの人はということがあれば相談する、その辺の情報共有はするというふうに庁舎内ではそういうものを持っております。ぜひそういった悲劇を出さないように、いろいろなアンテナを張ってやっていきたいと思っております。以上です。 29: ◯議長善波宣雄君】 健康福祉部長。 30: ◯健康福祉部長【松本幸生君】 貸付の件について、私のほうからお答えさせていただきます。  先ほど、非課税の方とかが対象というお話を議員さんのほうからされたんですが、この貸付制度、コロナの関係での制度ですので、今まで収入があった方が例えば休業ですとか失業によって収入が下がってしまった、そういった方に対する貸付けとなります。ですので、前年度非課税でとかという要件ではなくて、あくまでも収入が下がった方。反対に、今まで収入がなかった方というのはコロナに対する影響じゃないので、非課税の方といいますか、収入がなかった人が今回貸してくださいと言っても、コロナの貸付けは逆にできないというようなものとなっております。以上です。 31: ◯議長善波宣雄君】 小笠原議員にお尋ねします。3件目、時間かかりますか。 32: ◯7番【小笠原陶子君】 分からないです。頑張ります。 33: ◯議長善波宣雄君】 小笠原議員。 34: ◯7番【小笠原陶子君】 まず、子育て支援です。  保健センターも、お子さんが生まれてすぐ対応するような保健師さんたちとか、そういうところはきめ細かくやっていただいていると信じておりますし、私の孫なんかもよく面倒を見ていただきました、ありがたいと思っております。  そこに民生委員さんが前はついていったんですけど、コロナだからついていかないと。こういう民生委員さんがいますよという文字と住所がもし渡されても、やっぱりぴんとこないと思うんですね。地域で見守ると言っているのに何で地域で見守るシステムをもっと強くしていかないんだというふうに思うんですよ。  だから、民生委員さんの顔写真とかメッセージとかお手紙とか、そういうのも添えていただいているのかという、細かくなりますけど、今までと違うんだという、接することができないんだから、じゃ、どこをどうすればいいんだということをよく考えていただきたいんです。それもお返事いただきたいんですね、そういう工夫をこれから次年度に向けて。この決算の総括というのは、終わったことをああだこうだ言うだけじゃなくて、次に向けてどうするかということだと思うので、それをお願いしたいです。  それと図書館も、町長がパッケージと、そういうのもとてもいいアイデアだと思いますが、今、リモートは、若い人はみんなスマホを持っていますし、Zoomとかを使わなくてもLINEで相手とこっちが見えるのが簡単にやれるんです。今、LINEの時代なんですね。それは前にも一般質問で、相談業務はLINEにしないと、じゃないと全然相談が来ないという、県のほうも分かっていて、神奈川県、LINEにしたという話は去年か一昨年ぐらいにしたと思うんですけど、図書館もLINEが自由に使える、スマホでもタブレットでも1つ買っていただいて、ラディアンの図書館、うちの町の財産だし特徴なんですよね。それが大好きで越してきている人もいるぐらいですからね。それでお子さんとやり取りしたら、絵本ならこういうのがありますよと映しながら、これはどうですか、これはどうですかとかとか。リモートでやればいいんですよ、ダイレクトにやらなくたって、工夫すれば。だから、そういうリモートを使った貸出しの方法というのも、子供に対してですよ、大人はそんなのいいですけど、私は小さいお子さんのことを言っているんですが、そういうふうに工夫していただきたいと思うんですけど、タブレットなんかを上手に使ってもっと借りやすく楽しく、会話も成立して、人と人とが画面を通してでも触れ合えるというのは大切なんですよ。そういうシステムの見直し、私も図書館の責任者に言いましたけど、次年度に向けて、ウィズコロナで、今までどおりにやっていればいいというものじゃないので、もっと先進事例を研究してやってほしいと言いましたけど、町長自身もそういうことに対してどういうふうにお考えか、お願いいたします。  相談業務も、小さいお子さんがいると、椅子のところで相談がいつありますよ、やってくださいとか、リモートで今やるというのはあったんですけど、子育て支援のよさは、子供を遊ばせながらお母さんは気楽に、わざわざ行って質問することかなみたいな、おねしょをこの頃、今までずっとしなかったのに急にするようなったんですとか、何かそういうことを気楽に話せる場みたいなのも、だから雑談でいいんですよみたいなのをあえて、コロナになるのが嫌だったら1対1でやれるような、実際には既にやっていると思うんですね、問題がある親の方には。だから、どこが問題か問題じゃないかって境目が非常に厳しくて、家で我慢してつらい思いをしていること自体が私は問題だと思っていますので、予防ですよ、予防、鬱になる前の予防に、密になっちゃいけないし、飛沫とか空気感染とかがあるといったら、そうならないように工夫してやっていただきたいんですよ。老人ホームだって小部屋をつくって、そこにおばあちゃまが来て、こっちのタブレットとこっちのタブレットで話すというのがあるんですよ。そういうアイデアがあるだけでもうれしいじゃないですか。そういう工夫がこれからは必要なんです、うちの町も。そんなにお金はかからないですから。ぜひやっていただきたいと思うことが子育て支援ですね。  あと1つ、子育て支援で、2回目に聞かなくて本当に申し訳ないんですけど、学校に関わるの方の見守りとか交通安全とかを見守られている方は、町長の返事だと、コミュニティ・スクール・システムの中でできていますから、みんなで話し合って学校ごとに工夫って、分かっているんです、あるんです。  山西小は、私の知っている見守りに立つ熱心な有名な人が山西小にはいて、その人がぶりぶり前に言っていたんです、やる人がいないと言って。だけど、今回そのシステムができたおかげで見守りをする人が増えたんです。それは山西小はとてもいいのですよ。でも、うちのほうの百合が丘、超高齢化で、新しい人が越してきても家を建てたばかりで、夫婦で働いて、それどころの騒ぎじゃないですから、そういう中で、学校ごとに頑張ってねというんじゃなくて、教育委員会は、学校だけ頑張ってじゃなくて、頑張っても頑張り切れないからどうしたものでしょうという質問をしているので、私は、多少の費用が発生しても、有償ボラみたいな活用もありかなと個人的には思っているんです。町自体はどうしていくのかとか、また議論になると思うんですけど、例えばうちの百合が丘に関しては、自治会もただのボランティアじゃなくて、会計さんとか受付とかは有償で雇っているんですよね。それはやっぱり必要だからです。そういうふうにある程度ポイントで、必要なところにはそのときだけ、時給1,050円だとしたら、30分だったら500円、520円とか、そういうので何とかやっていただくことはできないんでしょうかね。できれば私は有償でと思っているんですけど、それについて町長の見解をお伺いします。  貧困対策に関しましては、町でやれることに限りはあると思っておりますが、私個人の印象としては、社協さんにダイレクトに相談ががばがば来て、だけど、うちの役場の職員はそれを右から左に振り分けているだけなんですから、生活保護の受給も平塚へ行ってください。問題があればついていく場合もあるでしょうけど、やっぱり町の職員が状況をしっかり把握してほしいというのは、3月のときに質問したけど、ほとんど回答がなかったので、それも問題だと思って聞きました。そうしたら、町長のほうからの答弁の中で、そこそこ状況は把握されているということは、3月に聞いたときよりは実態が見えてきているなとは思いました、確かに、5か月たっていますから。今後ともそれぞれの人に寄り添って、貧困対策に対してはやっていただきたいと思います。今聞いたことだけお願いします、子育て支援系ですね。 35: ◯議長善波宣雄君】 町長。 36: ◯町長村田邦子君】 それでは、質問にお答えします。  最初、子育て支援ですね。  具体的には民生委員の方のご紹介ということで、その部分は、もちろんこの方ということで、何かあればそこに相談しやすいということでご紹介しなきゃいけないと思います。チラシとか何かに顔写真を載せるのは民生委員の個人情報でもありますので、どこまでそれがというのはまたご相談しながらだと思いますが、ただ、近くに本当に相談しやすい子育て経験者なり生活のベテランがいるから、いろんなことを相談してねという意味だと思いますので、そういったPRのほうはしていきたいと思います。  あと、前から小笠原議員がおっしゃっていたオンラインの相談で、町もオンラインでZoomを活用して、それはやっているんですが、やはりZoomは、個人個人のおうちはちょっとハードルが高いのか、なかなか予約が入ってきていないのが現実なんです、現実は。LINEのテレビ電話機能のほうが今の若い人は、ぺろんと顔を合わせて会話できるのは便利なんだと思います。町もその辺は研究していきたいと思います。1つ、できないというのは予算とかじゃなくてセキュリティーの問題だけですので、セキュリティーの部分を、セキュリティポリシーなりそういうのをしっかりと決めてつくって、そういったものをぜひ活用していく方向を研究したいと思います。  あと、サロンの相談事業ですね。家で結局困ってしまうと鬱の予備軍になってしまうんじゃないかということで、何かしらサロンでも予約で来てもらったり、図書館にもということ、それはごもっともだと思いますので、だから、やはり状況を見て会話をしていきたいと思いますし、タブレットを持って図書館の中でこんな本があるよというところまで、なかなかお一人お一人できるかどうかはあれですけれども、これを機会に図書館に足を運んでもらうなり興味を持ってもらう、その1つとしてでもいろいろ研究はしていきたいと思います。  あと、学校の見守り、2番目にご質問がなかったからこちらもあれだったんですが、高齢化して大変厳しい状況は現実に聞いておりますし見ております。その中で、まだ人が集まる地域はいいんだけどということは分かります。その中で、一足飛びに有償ボランティアというのも、またそれは今、コミュニティ・スクールであったり、地域の力をお互いさまでやっている中ではちょっと一足飛びな面もあると思いますので、また最終的にはそういうところでもうちょっとプロの方を活用していくということも必要かもしれませんけど、今の段階では、百合が丘だけ、緑が丘だけということなく、一色小学校地区ならばその辺でちょっと融通し合いながらとか、人の手配も。そういったことは、もう一度学校が広域の地域に呼びかけて、百合が丘が緑が丘にお願いするというのもしにくいと思うので、学校が音頭を取ってとか、そういう意味で広域の中で融通し合えないかとか、あと、今までは各所に立っていたところをもう少しポイントを絞るとか、そういうことの見直しも必要だと思います。いろいろ現実的なところを学校が中に入って、間に入りたいと思います。  貧困対策のほうはしっかり連携してやってまいります。 37: ◯議長善波宣雄君】 小笠原議員。 38: ◯7番【小笠原陶子君】 今回の総括質疑で私が申し上げたかったのは、コロナ感染がまだ、今年はこれで続くので、とにかく今までの事業をやっていては駄目だということですね。来年度予算を今組んでいるところですから、やれるところからリモート活用ですとか、感染対策の施設をつくるとか、要するにコーナーとか、そういう知恵と工夫を徹底的にしていただきたいという思いで質問させていただきました。  そして、小規模多機能型居宅介護支援施設に関しては、NPOやら社福の動きが少しあるようでございます。町としては民間事業者がただ頑張るのを横で見ていて、民間が業務をやるんだから、それを待っているしかないわよじゃなくて、しっかり情報収集をして、最終的には町の福祉の向上にしっかり寄与できるような努力を望みたいと思います。よろしくお願いいたします。以上です。 39: ◯議長善波宣雄君】 これをもちまして、小笠原議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は1時10分から始めます。                                   午後0時08分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後1時10分 再開 40: ◯議長善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いします。 41: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員。                 〔3番(松崎 健君)登壇〕 42: ◯3番【松崎 健君】 こんにちは。松崎です。議長の許可を得ましたので、総括質疑をさせていただきます。総括ということで町政全般についてお伺いできるということで、基本的にこの基本計画のまちづくりの方向性、これに沿って質問をさせていただきます。  それでは、読み上げさせていただきます。  1、生活の質の向上と定住人口の確保について。  定住人口の確保をめぐっては、自治体が消滅するのではないかという危機感からとの答弁がありました。令和2年度目標に向けての実績は。  次、持続可能という言葉は後期基本計画等に度々現れます。その意味するところをより具体的、詳細に説明いただきたい。  2、環境と風景が息づくまちづくりについて。  東大果樹園跡地活用事業の進捗、課題は。  次、新庁舎建設基本計画策定に伴うワークショップ開催により、町長は気づくことができたとしております。何に気づいたのか、詳細を説明いただきたい。  3、戦略的行政運営について。  役場新庁舎基本計画において、窓口のワンストップサービスをうたっています。これは、現庁舎でも直ちに実施できるサービスでありますが、令和2年度の取組はいかがでしょうか。  4、その他といたしまして、新型コロナ禍の対策として4つの柱の緊急対策が実施されました。その内容は、おおむね個人や事業を支えるための経済的支援でありました。経済的支援以外の新しい生活様式を念頭に置いてのテレワーク、オンライン授業等の環境整備の進捗はいかがでしょうか。  次、前述の事業については、新型コロナ禍、これは、将来の未知の感染症禍も含む、こういったものが一過性のものではないとの前提で、今後の総合計画において重点的方針、まちづくりに位置づけるべきと考えるが、いかがでしょうか。  次が最後になりますが、新型コロナ感染防止対策は、令和2年度施政方針では触れていません。令和3年度施政方針で触れていますが、新型コロナ禍を災害と位置づけ、自治体として危機管理が必要と考えますが、いかがでしょうか。以上です。 43: ◯議長善波宣雄君】 町長。 44: ◯町長村田邦子君】 それでは、松崎議員の総括質疑について、要旨に沿ってお答えいたします。  初めに、要旨1、生活の質の向上と定住人口の確保についてです。  2014年に日本創成会議が消滅可能性都市を発表し、二宮町を含む全国の自治体では、人口の将来展望を示した人口ビジョンと人口減少社会に対応した施策を総合戦略として取りまとめました。  総合計画後期基本計画では、まちづくりの方向性の1つ、生活の質の向上と定住人口の確保において、にのみやLifeの提案と発信によるまちの魅力の再発見の分野に、二宮町に住み続けたい、住んでみたいと思う人を増やす、二宮町への移住の促進と定住人口の確保を進める施策を位置づけました。  令和2年度の定住人口の確保の目標と実績についてですが、新型コロナウイルス感染症の影響などもあり、対面での移住相談会は1回しか実施できませんでしたが、新たな試みとして、昨年12月から毎月1回、オンラインでの移住相談会を開催し、その相談会を基に移住を決めた世帯も確認できています。  二宮町総合戦略では、人口の目標値として、いずれも平成31年度の総人口として2万7,168人以上、社会移動数をマイナス58人転出超過以下と設定いたしましたが、実績では、それぞれ2万7,744人、マイナス32人と目標以上の実績が出ております。  また、令和2年度の実績についても、総人口として2万7,578人、社会移動数もプラス3人と、定住人口の確保に向けた施策については順調に成果が出ていると考えております。  次に、総合計画後期基本計画における持続可能の意味についてお答えいたします。  二宮町総合計画では、後期基本計画策定時に、SDGs、いわゆる持続可能な開発目標を意識し、基本計画の下に位置づける実施計画では、施策ごとに関連するSDGsのゴールを明記し、各施策の関係性と目的を視覚的にも分かりやすく表現いたしました。  また、先ほども定住人口の確保の視点でお答えいたしましたが、全国的な人口減少の傾向が継続することが見込まれる中、二宮町が二宮町としてあり続けるために、少子高齢化に伴う社会保障費の増加や人口減少に伴う歳入の減少といったことを見据えながら、計画立案、制度設計をしていく必要があります。  続きまして、要旨2の環境と風景が息づくまちづくりについてです。  まず、東大果樹園跡地活用事業については、公共施設再配置・町有地有効活用実施計画のシンボル事業として、町民ワークショップや検討会で活用方策や管理運営体制の検討を進め、令和9年度までの期間で、子どもと共に大人も楽しみ学べる場をコンセプトに、多世代交流と多目的利用ができる場として活用することを目的として、また、町民の皆様が主体的に取り組む社会実験として、町民の方々により組織された協議会による管理運営が始まっています。  令和2年度は、跡地の環境整備に関する基本計画を策定したほか、企業版ふるさと納税も活用し、C地区の芝生広場、駐車場、トイレなどを整備し、トレーラーハウスを購入いたしました。  令和3年度は、ドッグラン、芝生広場、トレーラーハウスを活用した事業の提案を公募し、コンセプトを理解した上で、協議会と連携しながら事業を展開する事業者が決定しましたので、現在、オープンに向けた準備を進めているところです。  事業の進捗については、以上述べたとおりですが、今後の運営管理の在り方と財源については課題であると考えています。  協議会組織には、様々な思いを持った方々にご参画をいただいており、組織運営や現地の管理に対しても様々な考え方を持っておられるため、日々、運営をしている中で生じる様々な課題についても考え方が異なる場合があると伺っています。  この事業については、町全体の活力と魅力を向上させるためのプロジェクトとして国から認定を受けたため、国の地方創生推進交付金を活用しておりましたが、交付金の期限は令和3年度までとなっています。当初は、協議会組織が自立運営を行っていくためにNPOを目指すといったお話もありましたが、組織として一定の方向性が見いだせない中、令和4年度以降は町の一般財源での運営を余儀なくされます。  協議会が自立していくことが可能なのか、新たな民間事業者と協議会の連携による運営が可能になっていくのか、町のさらなる関与が必要になるのかなど、来年度以降の方向性を見定める必要がありますが、いずれにしろ、東京大学果樹園跡地を町内だけでなく、町外の方々からも日常的に訪れていただけるような魅力的な場としていきたいという思いは皆同じだと思いますので、次年度の管理体制の検討と予算計上に向け、関係者間で検討、協議を続けてまいります。  次に、新庁舎整備についてです。  新庁舎整備については、これまでに様々な経緯がございましたが、改めて整理をさせていただくと、平成29年度に取りまとめた二宮町役場庁舎整備手法調査報告書において、耐震性が不足し、老朽化が著しい現在の庁舎について、ラディアン周辺への移転が最適と位置づけ、平成30年度には二宮町役場庁舎基本構想基本計画案を取りまとめ、町民意見募集や説明会、二宮町議会新庁舎建設特別委員会などにおける議論を踏まえて進めてまいりました。  令和元年度にはハザードマップの見直しなどもあり、基本計画を一旦取り下げ、町民の安全と安心を守り、町民が利用しやすいまちづくりの拠点という基本理念と5つの基本的な考え方、そして、ラディアン周辺を候補地とするという点を基本構想として取りまとめました。  この基本構想を基にワークショップを開催し、新庁舎の基本計画を策定することが議会から認めていただいた令和2年度予算の内容ということになりますが、ワークショップを通じて、町民の方々から新庁舎整備にとどまらない二宮町への深い愛着や、新庁舎建設をきっかけとしたまちづくりを考えるべきという熱意を強く感じました。  これまでの老朽化し、災害時の対応ができなくなることが予想される現庁舎に対する危機感や、よりよい公共サービスを町民の皆様へ提供したいという行政の視点に加え、町民の皆様が気にかけておられる老朽化した駅前の様々な公共施設の今後の姿や、開館20年が経過し、今後、計画的な保全が求められるラディアンのリニューアルなどを含め、一体的にお示しすることが必要だということを再認識したということで、気づくことができたという言葉で表現させていただきました。  令和3年度は、役場新庁舎の基本計画と新庁舎建設をきっかけとしたまちづくりについて、改めて(仮称)新庁舎・駅周辺公共施設再編計画として取りまとめるための予算を認めていただきました。  災害対応の拠点としての新庁舎整備を最優先に、ラディアン周辺への行政機能集約を目指すとともに、しっかりと考えられ得るリスクとも向き合いながら、ワークショップやシンポジウムで町民の方々からいただいた、新庁舎整備を通じた憩いの場所の創出や暮らしやすさの向上など、このまちの将来が具体的にイメージできるよう、老朽化が進む駅周辺の公共施設の将来の姿についても併せてお示ししていきたいと考えております。
     続きまして、要旨3、戦略的行政運営におけるワンストップサービスの令和2年度の取組についてです。  ワンストップサービスは、役場窓口に各種手続に来られた方に対し、よりスムーズな手続ができるようご案内し、来庁者の負担の軽減を図るものです。令和2年度においても、現庁舎における試行的な取組として実施を始めました。具体的には、死亡届や出生届に伴う関連手続等について、来庁された方、それぞれの状況に応じて、あらかじめ作成した一覧表を基に職員がチェックし、必要となる申請書や窓口のご案内を行うとともに、お客様からのご要望等に応じて手続する窓口まで同行し、確実につながるようにしました。  令和3年度からは、戸籍税務課窓口に総合案内窓口を設け、職員を1名配置し、出生、そして死亡に伴う手続に加え、転入転出に伴う手続についても総合的な案内を実施しています。  新庁舎整備に向け、既に職員は、先進自治体で行われている様々なワンストップサービスについて事例収集も始めておりますが、現庁舎においても、今後もお客様ができるだけスムーズに手続をしていただけるよう、対応していきたいと考えております。  続きまして、要旨4の1点目、テレワークやオンライン授業等の環境整備の進捗についてです。  テレワークについては、地方公共団体情報システム機構のシステムを活用して研修を行っており、テレワークを行うシステムはおおむね良好であると捉えています。  しかしながら、町民に最も身近な基礎自治体である町としては、窓口業務や相談業務、問合せへの対応など、町民の方々と直接顔を見ながら対応が必要な業務が主体となっており、また、直接顔を見ることで安心につながり、信頼されることも多いと感じておりますので、なかなかテレワーク自体が進みづらいという結果になっているのが現状です。  一方で、感染対策については、以前より実施している分散勤務や時差出勤、週休日の振替などを実施するとともに、飛沫防止のパーティションの設置などにより、感染症対策を行っています。  テレワークを行う環境整備については、令和2年度に購入したオンライン会議用のパソコンなどを活用し、実施しているところです。  また、庁舎内における会議なども、出席が多人数となる場合はオンラインでの参加を併用するなどしているところです。  学校におけるオンライン授業等については、根岸議員へのお答えと重複しますが、1人1台のタブレット端末や学校におけるWi-Fi環境を整備したほか、必要な周辺機器やICT支援員も導入しています。オンライン授業に向けた環境という点では、おおむね必要な整備ができていると考えています。  続きまして、要旨4の2点目、新型コロナ禍を今後の総合計画に位置づけることについてお答えいたします。  今回の新型コロナウイルス感染症拡大で得た教訓を今後に生かすことについては、これはもう当然求められていることだと考えております。新型コロナウイルス感染症に対しては、いまだ決定打と言えるほどの対策がない状況ではありますが、その影響は、健康被害、経済的損失、避難所運営などの防災面、通いの場の開設など高齢者福祉、各種計画立案に伴う町民意見募集の手法など、施策分野をまたいだ幅広い分野に及んでおります。  そのために、現在策定している第6次二宮町総合計画基本構想では、コロナ対策を重点的方針の1つに位置づけるということではなく、全ての施策、事業を計画実施する際に、ウィズコロナ、新しい生活様式などを意識した全範囲的な対応が求められていると考えておりますので、どのように表現をしていくのかを今後、しっかり議論、検討していきたいと考えております。  続きまして、要旨4の3点目、新型コロナ禍を災害と位置づけることについてです。  新型コロナウイルス感染症については、危機管理体制の中の健康危機の感染症に当たります。二宮町危機管理対処方針に基づき、危機管理の面からは防災安全課が、感染症予防の面からは子育て・健康課が連携して対応に当たっています。  神奈川県内において新型コロナウイルスが蔓延し始めた令和2年2月21日には、二宮町新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき、子育て・健康課を事務局として、災害対策本部と同様の構成員による二宮町新型コロナウイルス感染症対策本部準備会を設置し、対応に当たりました。  その後、さらなる新型コロナウイルス感染拡大に伴い、令和2年4月7日には、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、神奈川県に対し、最初の緊急事態宣言が発出されたことに伴い、防災安全課を事務局として、特別措置法に基づく二宮町新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、子育て・健康課と連携して対策の総合的な調整を行うこととなりました。  このようにして新型コロナウイルス感染症につきましては、当初の対策本部準備会から現在の対策本部まで一貫して、危機管理体制の中で対応に取り組んできております。以上です。 45: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員。 46: ◯3番【松崎 健君】 それでは、要旨に沿って再質問させていただきます。  まず、定住人口の確保をめぐっての自治体が消滅するのではないかという話に関してなんですけれども、二宮町人口ビジョンの話が出てきました。そうすると、この人口ビジョンに示した目標というのがありますよね、何年に何人と。この目標を達成すれば、二宮町が消滅しないとする根拠をお示しいただきたいと思います。  2つ目、広報にのみやの9月号、こちらですね。この9月号の表紙というのは、毎月毎月、私はちょっと楽しみにしていて、今回もなかなかいい表紙だなと思って、特に、新しく来られた方で、自分自身の初めて二宮に見に来た頃を思い出しながら、当時を思い出したんですけれども、にのみやLifeプロモーションによるまちの魅力の発信、この発信は、この表紙にあるように、比較的、最近転入してこられた方が軸になっているようです。10年先、20年先の長期を見据え、町民の皆様に末永く安心して住み続けていただくとするなら、長い目でこの町に住んでいる人にも発信していただくべきではないかと。  私もこの町に越してきて、もう50年たちますが、最初は、まさにこの広報の表紙の方のように、非常にわくわく感があったのを覚えています。そうしたところ、その後、いろいろなことが起こりまして、人生紆余曲折を経て今日に至っているわけなんですけれども、新たにこの町に越してきた人たちも、人生必ず紆余曲折があろうかと思います。上辺だけでは捉え切れないものがあることを知って、時にはこの町の本当の姿を目の当たりにするときが来るでしょうし、そうした中で、この町を本当に好きになっていただくと。そして、10年先、20年先の長期を見据え、町民の皆さんに末永く安心して住み続けていただくことが本当に大切なんだと思います。  そのためには、古くからこの町に住んでいる方にも、この町のよさをアピールしていただくということが本当に大切になってくるんだと思います。当然、新しい方だけではなく、古くからこの町に住んでいる方に対してもプロモーションへの協力をお願いしていたところだと思いますけれども、そういった方の反応というのはどうだったんでしょうか。  それと、町長自身、どれぐらいの方にこの二宮町に移住することをこれまでに勧めてこられたのか。実際に、町長のお誘いを受けて移住した方というのはどのぐらいいるのかということを教えていただきたいと思います。  次、持続可能性の話になりますけれども、SDGsを意識してということでしたけれども、これ、後期基本計画にはよく出てくるんですけれども、原則としてあらゆる事業において、持続可能な仕組みの構築というのは求められてくることだと思います。何事も一過性ではなく、仕組みを構築するのなら、その後、手を加えなくても、それが自立して持続していくということが大事なんだと思いますけれども、最初の質問では、基本計画におけるということで言いましたけれども、私は、もう原則、町内の事業、あらゆるもの、原則持続可能なものをつくりましょうというふうに考えているんですけれども、町長のお考えを教えてください。  引き続き……。 47: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員、ゆっくり。ちょっと聞き取れない。 48: ◯3番【松崎 健君】 分かりました。  要するに、持続可能の話ですね。先ほどの答弁というのは、後期基本計画と町の計画によく出てくる言葉ですけれども、後期基本計画に限らず、あらゆる事業において、町がお金をかけて何かやろうというんだったら、一過性じゃなく、何かイベントをやって、はい、終わりじゃなくて、持続可能な仕組みというのは、もう原則、全てについて必要だと私は思って、議員になってからももう3年目ですけれども、そういう目線で常に町の施策を見ているんですけれども、そういう全てにおいて持続可能な仕組み、原則、必要だというふうに私は考えているんですけど、町長のお考えはいかがでしょうかと。  次が、やはり持続可能の話になるんですけれども、一色小学校区地域再生協議会の事業、この事業は、地方創生推進交付金による事業でありまして、この中では、明確に自立性、KPI設定が求められています。この自立性というのは、言うまでもなく持続可能性ですよね。要するに、もう今年から予算が出なくなりましたといった瞬間に事業ができなくなるというのではよろしくないと。やはり投資したお金で、持続可能な仕組みをつくっていかなきゃいけないと。持続可能な仕組みをつくっていかなきゃいけないということなんですけれども、仮に、こんなことはあってほしくないんですけれども、仮に今年度中で再生協議会の補助金が終わるわけですけれども、自立性の確立ができなかったから、もう終わりだよといってしまっては、そこに参加している人たちには特に責任はないわけですから、あくまでも町の事業として責任をはっきりさせた上で、町は責任を持って活動を継続することを保障してあげるべきじゃないかなと私は思っているんです。  それで、現時点で補助金がなくなった後も何らかの形で補助してくださいよということを求めているとしたら、それは、言ってみれば、自立性の確立ができていないというようなことを言っているようなものなので、残り1年弱になるんですけれども、自立性の確立に邁進すべきだと、最後まで諦めずに、と思うんですけれども、町長のお考えはいかがでしょうかと。  その中で、自立性の確立という観点からしますと、例えば、ふるさとの家、これについてもテナントを募集するとか、テナントが入って、営業活動ができれば、それも立派な自立したことになりますので、そういったことも考えられないでしょうかということをお聞きしたいと思います。  次、環境と風景が息づくまちづくりについての東大果樹園跡地の活用事業、これ、先ほどの答弁の中で、自立可能なんだろうかということで、場合によっては、町の関与も必要なんじゃないかということで、ちょっと今、なかなかうまくいっていない部分もあると私は承知しているんですけれども、そういった前提の答弁じゃないかなというふうに思って聞いていました。  ただ、この事業、元をただせば、令和2年の臨時会の議決を経て今日に至っているわけですけれども、その際の説明では、指定管理者の話がありましたね、指定管理者。入札で落札したという話が伝わってきたんですけれども、議会に対して正式な話というのが全くないわけで。  ですから、今の状況というのは、いつになったら指定管理者が決まるんだろうというような状況だと思うんですけれども、この議決、1票差だったことを考えると、やはり指定管理者の説明というのは非常に重く受け止めて、今後どうするのかということを議会に対して説明する必要があると思います。  現在、いつになったら指定管理が始まるのかというのを待っているところなんですけれども、今、町が草刈りしているところを見たという人がいるんですけれども、今の事業者との契約がどうなっているのかという契約書をやはり公開すべきだと私は思っているんですけれども、町長のお考えを。(「何」との声あり)契約書。ですから、事業者と町のどういった契約なのかという契約書ですね。公開すべきだと。いいですか。  東大果樹園跡地、シンボル事業ということで予算はつけられていまして、民間に運営を任せれば、当初の考えと違ってくるということは多々あると思うんですけれども、それでも違ったら違ったで、議会に説明することが非常に大事で、現状の説明、先ほど指定管理がどうなっているのかということを説明、求めましたけど、それも含めてきちんと、全協でもいいんですけれども、説明をする場所が必要なんじゃないかということと、取りあえずそこまでですね、東大果樹園跡地は。  次、ワークショップ、行っていいですか。  ワークショップなんですけれども、議会ではこれまで否決を繰り返して、都度、私も原則、反対するときは必ず反対討論というのを行っておりまして、特にこの役場新庁舎をめぐっての反対に際しまして、ほとんどの議員が討論をしているはずなんですね。その討論を聞いても、町長は特に方向の方針は変更がなかったわけなんですけれども、ワークショップを経て気づくことができたと。すると、気づいて方向を変更したわけですよね。結局、議会、もしくは議員に何が欠けていたのかと。要するに、議員がどのような討論をしても、町長、お考えは変わりにならなかったんですけれども、ワークショップを通じて町民のどなたかの意見を聞いて気づくことができたと。議員は何を言っても気づいてもらえなかったというのは、ちょっと私どもに至らぬ点があったのなら、どこが欠けていたのかというのをちょっと教えていただきたいなと。いいですか。  次、ワークショップなんですけれども、ワークショップの参加者、どのようなプロセス、少なくとも議員のように選挙で選ばれたわけじゃないですね。ワークショップ参加者、これが偏りのない民意を反映したメンバーと言えるのかどうかと、ちょっと町長のお考えを教えてください。  次は、選挙を経て議席を得た私ども議員、ここにいるんですけれども、一方で、ワークショップというのは、申し込んで、一般町民だったら誰でも出られるということで、議会とワークショップ、どちらの意見を重視するのかというのが私は非常に気になって、これまでの動きを見てきました。議会以外で町民の意見を聞く機会としましては、平成30年度の役場新庁舎をめぐる説明会、この説明会というのは、役場新庁舎のことが議会で上程される前なんですね。一方、ワークショップというのは、議会の後ということで、その前後関係が私は非常に重要なんじゃないのかなというふうに思うんですけれども、その前後関係の違いによって、位置づけが、結論からいえば、ワークショップのように議決の後に町民の意見を聞くというのは、私は議会軽視につながると。逆に、平成30年度のように、議会で上程する前に町民の意見を聞くと、これは大いに結構だと、ちょっとその違いがあると思うんですけれども、それぞれの位置づけについてどのように町長はお考えなのかということを教えていただきたいと思います。  次に、今までの質問と脈絡が直接つながるものではないんですけれども、これまでに役場新庁舎、葛川の整備等々で、本来、県のほうと掛け合う機会というのがいろいろあったと思うんですけれども、現職の県議と県のほうに、町長のカウンターパートというのは県土整備部長だというふうに私は理解しているんですけれども……。(「カウンターパート」との声あり)カウンターパート。要するに、業務を進める上での相手、カウンターパート。現職の議員と県土整備部長のほうに会いに行ったことというのは、何回ぐらいあるのかというのをちょっと教えていただきたいと思います。  それと、4番目のその他に行きます。  コロナ対策ですね。コロナ対策、4つの柱の緊急対策。この中で、経済支援が主だったという話。これからはそれだけじゃ駄目だよということだったんですけれども、そもそも経済活動支援をめぐりまして、店舗家賃補助、これ、去年の連休ですか、これで予測を誤ったり、今回のプレミアム商品券は、これも聞くところによるとという話なんですけれども、先日、町民センターで売れ残ったものを販売していたという話を私は耳にしたんですけれども、もしそれが事実だとしたら、また改めて、私が常々言っていることの繰り返しになるんですけれども、どうして役場の職員が町民の元に出向き、どういったところにニーズがあるのかということをもっともっと聞いて、把握に努めた上で、いろんな政策を講じて、町民の方にとって本当にかゆいところに手の届く支援をしてさしあげるべきだと。  私は、4番のその他では、もう緊急的な経済政策は終わって、次の先を見据えたことでということを申し上げているんですけど、そもそもちょっと話が逆戻りしちゃうんですけど、経済的支援のほうも、そのやり方がもっともっと町民の元に出向いて、本当に何が求められているのかということを聞くべきだと思うんですけれども……。 49: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員、要旨に沿った内容になるよう、質問をちょっと変えていただけます。どうも何かそれてきちゃって。 50: ◯3番【松崎 健君】 いや、そうは思いませんけど。ですから、これはまさに令和2年度の話でございます。令和2年度の4つの柱、緊急対策の柱でございますので、町長はその点、どのように指導しているのかというのを教えてください。 51: ◯議長善波宣雄君】 そういうような質問の仕方に変えてください。 52: ◯3番【松崎 健君】 そういう質問です。そういう質問です。  この件につきまして、コロナ対策では現時点で4つの柱の緊急対策、その延長線上にあるものとやはり私は理解しているんですけれども、新型コロナ禍が長期化することを見据えて、これも令和2年、去年、去年の12月の定例会で、緊急対策は分かったと。そうではなくて、将来を見据えて総合計画を策定すべきだと。総合対策……。 53: ◯議長善波宣雄君】 ちょっと松崎議員……。 54: ◯3番【松崎 健君】 まだちょっと聞きにくいですかね。じゃ、もうちょっとクリアに話します。  総合対策の策定を提案しました。しかしながら、その後の展開に鑑み、改めて総合対策の策定が必要であるというふうに考えます。先ほど答弁いただいた中に、テレワーク、オンライン授業、こういったものもありましたけれども、これらはいずれも総合対策の一部として位置づけるべき。これまでのように、国から助成金が来ました。さて、何に使うか。そうだな、またプレミアム商品券でもやろうかと、そういう助成金が来て何に使うかではなくて、もっと系統立った対策を講じられるよう、あらかじめ総合対策という、その受皿をつくっておくことが大事だと思います。  新型コロナ禍が一過性との立場を取らない限り、これからもしばらくは続くと。もしかしたら、もうずっと、永遠にこうなってしまうのか分かりませんけど、一過性という立場を取らない限り、総合対策というのは必須であると考えるんですけれども、町長のお考えをお聞かせください。  そして、先ほどこういった事業、新型コロナ禍が一過性のものでないという前提で、今後の総合計画において重点方針、まちづくりに位置づけるべきということに対しては、位置づけないというお答えだったと思うんですけれども、位置づけないという答えをいただきましたけれども、この前提として、やはりコロナ禍を一過性と考えるのか否かということを、実は1年前の一般質問でも私、町長に投げかけておりまして、その反訳を読み返したんですけれども、何となく伝わってきたのが、一過性とは捉えないということであったと思います。そして、先ほど小笠原議員のほうからもこれに似た質問があって、やはり一過性では捉えないということだったんですけれども、どうして一過性とは捉えないのかという、その理由について教えていただきたいと思います。  それで、次、コロナ対策を、これはもはや災害と位置づけたほうがいいんじゃないのかという話もさせていただきました。実は、国に対しても、国もまだ私の理解では、コロナというのは災害とは位置づけていないというんですけれども、有志弁護士会等々、国に対してやはり災害として位置づけるべきじゃないかという提言を出しています。そういったことも絡んで、もし仮に国にそういう動きがあれば、当然、町のほうにも影響してくると思うんですけれども、ちょっとその辺をよく注視しながら今後の動向を見ていただきたいと思うのと、私も改めて1年以上、この状況が続いている中で、やはり新型コロナ禍というのは、新型コロナ禍だけではなくて、その感染症が、新たな未知の感染症も含めて、これは、もういつ起こるか分からない。地震や、台風は多少予測できますけど、いつ起こるか分からない。それと、医療逼迫の可能性、これ、同じですよね。それと、経済的な打撃、そういったことを考えると、直接的物理的打撃を伴わないということ以外は、本当にもう災害以外の何物でもないと。まちを歩いていて、ウイルスがこの辺を飛んでいて、肩にぶつかっても、それ自体、別に物理的打撃は伴わないと、その意味なんですけれども。  ということで、やはり今後の国の動向も見極めながら、災害としての位置づけというのをちょっと頭の片隅に置いておいていただくとともに、その場合も、先ほどの前述の総合対策、総合対策のほうに結びつく話だというふうに私は考えております。  それと、次なんですけれども、医療逼迫、医療逼迫につきましても、これまで度々質問してきたんですけれども、医療逼迫というのは深刻で、結果的に自宅療養患者の自宅での死亡という、あってはならない事態を引き起こしています。この看過できない状況が続いている一方で、実は、民間の医療機関では、空きベッドがたくさんあると、空きベッド、病床ががらがら、がらがらという表現はまずいんですけれども、そのような……。 55: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員、質問の内容に沿って質問をしていってくださいよ。要旨の中に入っていないじゃん。 56: ◯3番【松崎 健君】 いいえ、政策担当部長から町政全体のことについて質問して差し支えないという確認を取っていますので、質問させてください。  空きベッドがあるという状況を町長はご存じでしょうかというのが質問です。  実は、この事実というのは、あまり知られていなくて、その理由の1つとして、地上波の報道番組がこのことを報じていない。また、一般紙でも扱っていないということが挙げられると思うんですけれども、なぜか不思議なことに、このような重要な事実は報道されていない。この報道されていないことが大問題だと私は思っているんですけれども、町長のお考えをお聞かせください。  したがいまして、この事実を私が口頭で説明しても、実は信じようとしない人が非常に多かったということがあります。こうした中で、これはつい最近なんですけれども、初めて一般紙で8月24日……。 57: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員、総括質疑ですから質問にしてください。だから、そういうことを踏まえて町長がどういう見解をしているんですかとかというような質問に……。 58: ◯3番【松崎 健君】 質問になります。 59: ◯議長善波宣雄君】 こっち、もう整理できないですよ。 60: ◯3番【松崎 健君】 質問になります。さっきからなっているつもりですけど。質問になっています。 61: ◯議長善波宣雄君】 だって、要旨に沿っていないから、私が今書き取っていても、こういうことがこうなんだから、こういう事実は町長、ご存じですかとかという……。 62: ◯3番【松崎 健君】 これからそうなります。 63: ◯議長善波宣雄君】 いや、これからじゃ、早くやっていただかないと、それは。そういうふうに質問に持っていって……。 64: ◯3番【松崎 健君】 いや、これは必要な話ですから。 65: ◯議長善波宣雄君】 質疑の時間ですから。 66: ◯3番【松崎 健君】 こうした中で、初めて一般紙で国が都の全医療機関に対し、コロナ患者の受入れを要請するとしたことが報じられ、自宅療養で患者が死亡する一方で、空き病床がたくさんあるということが露呈されたと、こういったこともあるんですけれども、なぜこのような事態が起こるのか、この背景について町長はどのように認識しているのかというのをちょっとお聞かせください。ということで質問になります。以上です。 67: ◯議長善波宣雄君】 町長。 68: ◯町長村田邦子君】 大分多岐にわたりますので、抜かさないように答弁をしたいと思います。  最初は、人口ビジョンのことについてだと思います。これからの二宮の目標もありますし、2060年にということで長い先の人口ビジョン、人口の目標値を持った中で、今、施策を様々進めているところです。  その中で、先ほども答弁の最初で、令和2年度は何人で、令和3年度はこういう形で一定の成果は上がっていますという、人口も細かく数字も出してお話しさせていただきました。そういうところで定住促進、移住定住、そういうのはやっているわけですけれども、長い目でもちろん見れば、2060年の目標値を見ていただいても分かるように、日本全体が人口減少の中にいるというのは間違いないと思っています。その中の二宮町も含まれているわけですから、そういった中での長期的なやはり展望をしっかり持ちながら、まちづくりをしっかりつくっていく。それが、消滅しない原因と言いましたっけ、何かさっきご質問があったんですけれども、そういった展望を持ってまちづくりを進めていくということが、どの自治体も今、そうですけれども、消滅するわけではないという理由になっていくと思います。  そして、その中で、松崎議員も50年、この町に住んでというお話で、先ほど広報の1面のほうにも、この町に最近、多分、その載っていらっしゃる方は、移住、定住していただく新しい住民の方に表紙を飾っていただいたりしています。そういった形で移住定住は進んでいます。その中で、この町を本当に好きになってもらう。古い方というのは、もともと二宮で生まれ育った方という意味ですよね。(「とは限らない」との声あり)そうなんですか。  じゃ、私も35年ぐらいになるんですけど、多分まだまだ新参者の口なんじゃないかと思います、古い方からそれこそ見れば。思いますが、二宮生まれ、二宮育ちの方もそうですし、新たに移り住んできた方々もそうでしょうけど、それぞれの視点でやはりこのまちの魅力というのをつかんで、生活の中からぜひそれをまたアピール、発信していただけたらと思っておりますし、私が、勧めた移住定住者、何人いますかという話でしたよね。  もちろんそんな数は数えているわけではありませんけれども、就任してから、就任当時は特にそうでしたけれども、私という人間はどういう素性というか、どういう人なんだろうということで、いろいろな各紙から、もちろんタウン誌であったり、いろいろなところからインタビューを受けました。特に、あとまた、新年度とか、新春の紙面などがやっぱりそういうようなお話が出てくるわけですけれども、その中でも大体いつもお話しさせていただいております。もう本当にここ生まれでもなく、ここ育ちでもないけれども、この二宮に魅力を感じて、この町で子育てしたいということで三十数年前、40年弱ですけど、この町を選んで住んできた移住定住の第1号だと、第1号じゃないかもしれませんけれども、率先者だと思っているというふうにお話しさせていただいております。  ただ、私もいろいろなところ、神奈川県内で探した中で、本当にこの二宮町、魅力を感じて選んだ1人として、自信を持ってこの町をアピールすることができますし、その中で、短い、まだまだ新参者ですけれども、ここで子育てして暮らしてきた中で、この町の暮らしやすさというのも実感しておりますので、その辺は自信を持って、またしっかりアピールをしていきたいと思います。それに触れていただいた方の中には、いいなと思っていただいた方もいたのではないかと思います。  今後も分かりやすく、そういうことをしっかり、私もそうですし、また、移り住んできた方にいろいろアンケートでもないんですけど、お話を聞くと、本当に二宮の方は温かいということをいろいろな媒体で私も耳にすることがあります。それは事実です。本当に、つい昨日越してきた私たちにもフレンドリーに、本当にいろいろなことを接してくれる、教えてくれる、とても温かい町だというふうには、これはもう複数のいろいろな方からとか、あと、外部の評価も聞いておりますので、そういった意味では二宮町をさらにアピールしていきたいと思います。  あと、一過性ではなく、持続可能な仕組み、その先に質問として再生協議会とか、東大果樹園が続くんですけれども、そういったことを通じて、町の事業というのは一過性ではなく、やはりそこに税金を入れていくんだから、やはり何らかの形で事業なり、制度、そういうものが、町民のためにとって持続性がなくてはいけないという主張だと思います。本当にそのとおりだと思います。  ただ、時代とともにやっぱり形は変わることはあると思うんですね。当初はこの目的で始めたけれども、5年たってみると、もう目的がこう変わってきているとか、今、やっぱり社会のサイクルも速いので、そういったところもあるので、逆にそれに遅れを取らぬように、変化もしながら、やはりその時々の町民ニーズにしっかり合わせるような形の持続可能性というのは、しっかりと追い求めていかなくてはならないと思っております。  そして、その中で一色再生協議会の自立性ですね。先ほど答弁の中でも説明いたしましたように、今年度で、国からの様々な交付金の部分も終わり、次年度からは自立した中で継続していくということを今、進めております。いろいろな部会もあった中で、その部会を継続していく、多少形が変わっていくものというのもあるというふうに聞いておりますが、そこに皆さんが必要性を求めているということであれば、継続していくんだというふうに今、報告を聞いておりますので、形はいろいろ変わるかもしれない。部会が2つが1つになるかもしれない、そういうのも多少あるかもしれませんけれども、持続していくというふうに聞いております。  その部分をただ、やはり、さあ、あと、地域で勝手にということではなく、町も今まで一緒にやってまいりましたことですから、一緒に寄り添いながらしっかりサポートをして、何でも変わる、激変にはならないように、激変緩和も考えながら、緩和策も考えながら、自立性、自主的な活動をしっかり担保できるようにしていきたいと思うのと、具体的には、ふるさとの家のテナントみたいなテナント経営というか、そういうのはどうか。それは、まさしくそういう公共施設の指定管理者制度の活用みたいな事例だと思います。やはり、ただ指定管理者制度もそうなんですけど、もちろんそれなりのお金は、逆に今までの維持経費以上のものを投資しなくては、なかなか指定管理が始まるわけではないというのはほかの施設でも聞いておりますので、そういったところでその可能性があるのかどうか、そういったことは幅広くいろいろ可能性を見ながら、今後も考えていきたいと思っています。あそこもいろいろトイレなども直したり、快適に手は入れておりますので、活用できる場所だと思います。  あと、東大果樹園ですね。ここも、指定管理者制度というお話があったんですけれども、最初の答弁でも言いましたように、最初の、最初って、今もそうなんですけれども、そこにいろいろな、1つのあそこの空間、あそこの場所を活用して、本当に子供、そして子供だけでなく、本当にご年配の方も楽しめる、いろいろあそこの場を活用しながら成長できる場として活用していこうということで集って、今も現在もいろいろ活動を進めていただいています。  私は、その方たちが協議しながら、熟議して、それこそ議論をして、1つの活用方法、運営が決まっていくのかなというふうに、そういう意味で実験的ということにさっき言葉も使いましたけど、期待していたんですが、やはりそれが失敗ということではなくて、見ていると、やはりそれぞれの各団体の思いがやっぱりある意味、すごく真っ正直に皆さん、何の営利目的でやっているわけじゃなくてやっている分、もうすごく強いんですね。強いし、真っ正直に進んでいらっしゃるので、やはりそのところで多少、お互いのそういう活動の形態であったり、目的であったり、いろんなところが運営の仕方がぶつかり合うこともあるのは、もう耳にしております。  そういったことを、お互いの話合いの中で解決できれば一番いいと思うんですが、そこにやはり仲裁役として行政がやっぱりちょっと中に入っていくというクッションも必要なのかなというふうに考えておりますので、町が全部、何か取り仕切ってやって、あとは全然どこかの公共施設のように、はい、貸出しみたいな、そういうことを進めるつもりはなくて、今までどおり、いろいろやっていらっしゃる方の目的をちゃんと遂げられるようにやりたいんですけれども、その中に緩衝材として行政がやっぱり入っていく必要性もあるのかなと思っておりますので、そういった意味で、今、今年度考えているということです。  当初言っていた指定管理者制度は、さっき言ったように、当初はそこに集う団体から代表者が出て、NPO化みたいな形の法人格を取って、そこが管理運営をしていくなり、その事業としてあそこを活用していけばいいのではないかと思っていたんですけど、なかなかやっぱり大きな目的の下に集ってはいるんですけど、それぞれの団体の活動を見ると、多少やっぱり主義主張、目的がぶつかり合うところもあって、なかなか相対的なNPO法人みたいなところまでは行き着いていないのが現実だと思います。そういった意味で、将来的には指定管理者制度などもというふうにずっと答弁はしてきたと思いますが、すぐにやっぱり今、指定管理者制度になるような団体ができている状況ではないというのは、私も承知しておりますし、そういう状況ではないと思っております。  それで、先ほどのプロポーザル、いろいろなところで、事業のプロポーザル、そういうことをして事業者選定はしております、ほかの工事などもそうですけど。それを一つ一つ情報を、情報公開を取っていただければ、もちろん公開できるんですけど、議会に全て報告をしているわけでは、ほかの工事などもそうなんですけど、しているわけではございません。そこだけは、そういう意味でしていないというだけです。  ただ、先ほど言ったように、東大果樹園というのは、皆さん、ご関心があるし、やっぱり実験的で斬新で先進的な私は事業だと思っていますので、やっぱりその途中経過、また時期を見まして議会のほうにも説明なり、報告したいと思います。  それから、庁舎ですね。庁舎のところで、議員からの意見には気づきがなかったのかというお話であったんですけど、そんなことはございません。この間、議会の議決、議員の皆さんの討論、そういったことを聞いた中で、1歩、やはりそこは3歩進んで2歩下がるのような形で戻っております。そして、一歩一歩、また、今、もう一度ご理解をいただきたく進めているということですので、議員の意見を全く無視しているということは全然全くないと思います。むしろ、やはり今、待ったなしの災害の状況を見ても、いろいろこの庁舎では不十分なのですから、いち早くと思うところはいつも心はやるところで、そういうところではありますが、やはり丁寧に議会、そしてまた、町民の皆さんにも説明しながらというところで、構想にとどまり、基本計画のところ、一歩とどまり、今、進めているというふうにご理解いただきたいと思います。そういうことです。  ワークショップの参加者のお話が出ましたが、これは決して意図して何とかとか、チョイスをしたわけではなく、本当に公募で選んで参加していただきました、この間の令和2年度のワークショップですけれども。本当に、どちらかといいますと、新しい方、今までもいろんな審議会や何とかにも公募は取っていますから、一応、そういう審議委員になった人とか、過去にもどこかの委員会に属した方とかというのは、こういう小さい町の委員会ですから、大体名前を見ると、ああ、あそこの委員会で参加した人だなとか、皆さんも多分そうだと思うんですけど、そういう方というのは分かるんですけれども、今回のワークショップは、本当にあまりそういう職員も記録がないし、私もあまり分からない、新しい方が本当に参加していただいたというふうに受け止めております。  その一方、はっきり言って、庁舎のあそこのラディアン周辺には反対だという方も参加しておりました、本当に。前提としては、あそこに建てるということを前提とした中でのワークショップでしたけど、その中でもやっぱり大丈夫なのか、もう一度、一から戻るべきじゃないかというようなご意見もいただきながら、全体の中でお話を進めていったというふうに考えております。そういう意味では、いろいろな多々ある意見の中で、一歩、今回進めて、駅前も一緒に今後のまちづくりを考えていくというところでの基本計画づくりに今年度予算をつけさせていただきました。  議会とワークショップの時期ですね。それも、いつも何かワークショップに議員も入っていいのかとか、そういう意見も、そういう議論もあるわけなんですけれども、ワークショップは、やっぱりワークショップで、町民の方のいろいろやる場で、議会は議会としてという部分の意見の出し方のほうがいいのではないかなと思って、今回、ワークショップに議員の方の参加は入れていませんけれども、もちろん議会に対して、ちょっとその場は勉強会という形になるのか分かりませんけれども、特別委員会もないので、そういう形、また、勉強会のような形でご意見を、今、そういう第1案としての今度、案が出てくると思いますので、それを基に様々なご意見をいただきたいと思っております。そこは丁寧にやっていきたいと考えております。  そして、県との協議でいろいろな課題があります。葛川のこともありますけど、葛川だけでなく、県のほうには、県とのやり取りの中では、福祉の部分でもありますし、様々な課題がある中では、私自身も直接、知事を含めてしっかりと要望するところ、訴え出すところ、意見を言うところは言わせていただくということは毎年やらせていただいていますし、副町長は副町長で、またそういう場があるときに、担当課と一緒にもうピンポイントでやらせていただいております。そういった中では、結構いろいろな機会を捉えて、具体的にいろいろ要望、調整をさせていただいております。  今のところ、だから様々な課題はありますけれども、県もこういう意向である、それで、町もこういう意向で、今、こういうところにスタンスに今、立っているみたいな私のところは、町のほうと県とのほう、やり取りの中では理解し合えているのではないかなと思いますし、また、コロナで一色になりますと、県も忙しくなっちゃいますので、また時期を見て、繰り返しまたコロナとは別のいろいろな要望がございますので、その辺は適時しっかり伝えていきたいと考えております。
     あと、経済対策、コロナ禍のところというところで、その他のところに入るんですか、4本の緊急対策の部分の経済対策というふうに取りましたけれども、いろいろ国から、県から来ている中での経済対策は打っており、国、県が独自にやっている部分はありますし、町独自でやっている部分もあります。  そして、何か先ほどちょっと1つ訂正をしなきゃいけないのは、ラディアンで売れ残ったやつを売っているのではないかということがあったんですが、それは、今年度、新たにもう一個始めていますので、その引換えでいいのかな、引換えがもう町民センターと言いましたっけ、すみませんね。町民センターでやっているのは、そちらのほうです。新しい今年度の分ですので、売れ残りを何かやっているわけではもうありません。もう売れ残っていませんので。そういう形でやっているので、誤解のなきよう。  そして、あと、町民の元に出向いて細かく指導しているのかという、いろいろな事業者の要望を目の当たりにしているのかということ、それももちろん、大体、職員もそんなすごい遠くに住んでいるわけではないので、この町内でもちろん仕事をしている中でも、そしてまた、生活をしている部分でも、もちろん町内の様々なところ、様々な事業者というところも活用している中では、いろいろな部分、見聞きしていると思います。私自身、日々の生活の中で、食べに行くところ、いろいろなものを買うところ、そういったところの方のご意見、いろいろな状況というのも細かく聞いております。こういう状況で今、こうなんだ、今、もうはっきり言って、シャッターで今、休業しているところもあれば、お昼だけでもということで、テイクアウトで頑張っているところもありますし、そういった様々なところ、顔を出させていただいております。それぞれのお店の努力、今、工夫でやっているところ、ぜひあと9月中で緊急事態は終わると思うんですけれども、もう本当にそこまで乗り切って、それ以後の支援もまた考えていきたいと思います。  あと、新型コロナウイルスの総合対策としての受皿、総合対策というのは、総合計画の中でじゃなくて……。(「違う違う、総合対策のようなものを前からつくっておく」との声あり)コロナ対策みたいな、大きい項目、事業をつくってということだと思います。分かりやすいのは、コロナ対策というのをやって、そこにワクチンも入れば、経済支援も入るでしょうし、全てコロナ対策だと思いますので、そういう意味では、そういう見せ方、そういう説明の仕方のほうが分かりやすいということであれば、またそういう示し方も次年度考えていきたいと思います。  そして、もう一つ、その次に総合計画が第6次のが始まっている中で、まちづくりの中にコロナ対策事業みたいなのを総合計画ですよね、次の、次の10年間を見据えた中で位置づけないのかということだと思うんですけれども、コロナ対策を、次の10年、もうコロナ対策、もちろんまだコロナが続いている部分もあると思うので、入ってくると思いますが、むしろコロナと共存していく、ウィズコロナといいますけれども、コロナがちょっと弱火になるのか、新しいものが出てきて、また新たな混乱が起きるのか分かりませんけれども、そういった中でやはり生活していく、この町で暮らしていく方々のための事業、そういった見方を総合計画の中では示していきたいと思います。そういう意味で、新しい生活様式、ウィズコロナの社会の中での次の10年の総合計画になっていくと思います。  未来を予測したり、占うことは、占いではないですからできませんけれども、危機管理として、いろいろもう新しいウイルスがまた出てくるかもしれないというのは、そのとおりだと思いますので、そういった意味での危機管理対策をしっかり考えていきたいと思います。  災害、一過性と捉えないでほしいというんでしたよね。(「理由。一過性として捉えない理由」との声あり)コロナをね。それは、だから今言ったように、もう既に何型、何型って、もう型もいろいろ変わってきていますし、もうこの後、どういうふうに変異するのか、このコロナが終わって、新しいまたウイルスが出現するのか、だから、さっきも言ったように、そんなことを何か想像したり、占うことはできませんけれども、もちろん今の世の中、一昔前の災害があれば、10年前を思い浮かべれば、本当にあんな東北の大震災、ああ、こんなすごい災害が起こるんだと、私、本当にあのとき思ったんですよ、生きている中で、今までの。でも、もうこんなことはもうない、そんなすぐには、また私の生きている間ではもう起こってほしくないと思いましたし、もうこんなひどいのはそうないんじゃないかなと思っていたら、またこういうコロナ禍で、こんなウイルスがこんなふうにもう生活全般を変えてしまうんだというのがまた、もう本当に今の正直な気持ちで、そういう意味では、様々な何が起こるか分からないところに対する構えというのは、もうこれからの時代、持っていなくてはいけないと思いますので、そういう意味では、何かコロナ対策というだけで、またこうなってしまうのではなく、幅広い様々なものに対する危機管理というのは、柔軟に取り組めるような体制というのは、限られた職員体制ですけれども、持っていなくてはいけないなと思っています。  そして、国の動きの注視、災害イコールコロナというけれども、まだそういう国のほうでも位置づけではないと。それは、多分、法律体系もそうなっているんだと思うんですね。二宮のさっきの災害対策本部もインフルエンザ対策基本法でしたっけ、それに従っての位置づけなんですね。やっぱり何かにちゃんと明記されて、それに従っての位置づけでやっていますので、行政は、国のまた法律体系なり、制度が変われば、もちろん町も柔軟に変えていかなくてはならないと思っております。  最後、何か空きベッドのお話が出ました。私もいろいろなニュースでは聞いておりますけれども、そこで今、ここで二宮の状況というのをお答えするわけにはいかないし、それだけの情報が今あるわけではないので、今後また、今現在の二宮、二宮だけじゃないですね、平塚保健所管内というんですか、やはりその中での総合病院の位置づけなり、今のコロナ対応病院の状況、空き状況というのもあると思います。そういったところもまたしっかり把握しながら、対応していかなくてはならないと思いますので、それを調べるとか、分からないということではなくて、今、その中で対応できる情報というのを県からいただきながら、今進めていますので、空きベッドの数だけ云々ということではなく、今の自宅療養者、そして、病院が今どういう状況かという情報をしっかり県から受け止めながら、対応していきたいと思います。 69: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員。 70: ◯3番【松崎 健君】 それでは、再度質問させていただきます。  まず、最初の私の質問で聞いたのは、二宮町人口ビジョンに示した目標を達成すれば、二宮町が消滅しないとする根拠について聞いたんですけれども、これ、ちょっとお答えいただけていないと思います。  それから、次なんですけれども、やはりどうしても新しい人中心、新しい人のほうが集まってくれやすいんだと思います。でも、やっぱり本当に末永く住んでいただくためには、古くからの人の意見を聞いてプロモーションをお願いしてということで、したとは思うんですけれども、反応はということをちょっとお聞きしたんですけれども、ちょっとお答えいただけていないようでした。  それと、あと、町長自身、身近な人に二宮はすばらしい町だから越してきたらいいよということを言ったことはあるかということについても、新春のインタビューとか、そういうことではなくて、やっぱりすごく責任があるんですよね。例えば、私がものすごく親しくしている人に、二宮はいいからおいでよといって、来たはいいけど、とんでもないことになっちゃったと。私、村田町政で一番よかったなと思うのは、墓地条例なんですよ、墓地条例。あれは、ある意味、私は人様を、二宮に越してきて、そこで不動産を買いました。ただ、隣が墓地になりました。そういうことが緑が丘で起こりましたけれども、これはあってはならないこと、それに歯止めをかけてくれた村田町政というのは、その点では私はすごく感謝しているんです。そういうことを聞きたかったんです。本当に身近な人に、二宮に住んでおいでよと言えるのかという、そういうことです。  では、その続きの質問になります。  ところで、ただ人口増加を目指すというのは、私、すごく変な話だと思うんですね。二宮小学校は児童数、増えています。やっぱり定住促進の根底には、町民の幸せというものがあるわけですから、例えば、減少している地域に定住を促進するとか、そういったきめ細かな対応になるはずなんですけれども、ただ、何人増えた、何人減った、自然増が何人だと、その数字だけで二宮町全体を捉えるというのは、本当に住んでいる人の幸せを考えての定住促進ということには私は聞こえてこないので、非常に残念です。  それで、次なんですけれども、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略、これで地方への移住に併せて就農を希望する者に対して、農地つき家の取得を推進すると、このようにうたっています。空き家と遊休荒廃農地の問題を抱える二宮にとって追い風になると考えて、以前、定例会で町長に質問したときに、交付金をやられるのなら何かしたいという答弁が返ってきました。後日、私、内閣府に確認したところ、この二宮町の状況を説明したところ、恐らく交付金を得られる可能性があるというふうに内閣府から答えがありました。答弁のとおり、交付金を申請して、制度の利用をしていただけるのでしょうか。  次、妊娠から子育て期間を切れ目なく支援できるようにということをうたっています。ところが、切れ目のない支援というのはなかなか難しくて、課題、問題が多いというふうに思います。例えば、町内には産婦人科がございません。お産婆さんがいらっしゃるようですけれども、産婦人科はありません。出産に際して、産婦人科の確保が非常に重要で、町内のみならず、近隣自治体とも連携して不安のない状況をつくるため、選択肢を少しでも多くすることが必要であると、すみません、速くなっちゃって。いいですか。考えるのですが、中井町と秦野市では、日赤病院に産婦人科の誘致をしたいということで今、頑張っているんですけれども、二宮も特に産婦人科のない二宮としては、非常に一緒に足並みそろえてやっていくべきと考えますが、いかがでしょうか。 71: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員、質問の内容にないあれですからね。 72: ◯3番【松崎 健君】 町政全般についてお答えいただけるというふうに政策担当部長から確認を取っております。 73: ◯議長善波宣雄君】 要旨に沿っては、それは当然あれですけどね。何でもありという状態じゃないんですから。 74: ◯3番【松崎 健君】 また、学童に関して、現在、中里のキッズクラブですね。開始のめどがなく、実は、一部利用者から、非常に不便であるということで辞めた方も残念ながらいらっしゃいます。 75: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員、その質問は受け付けませんのでね。全然趣旨と違う話ですから、こっちの要旨と。 76: ◯3番【松崎 健君】 でも、政策担当部長からは町政全般について……。 77: ◯議長善波宣雄君】 そういう話じゃなく、やっぱり人口減少をどう捉えていくのかという中での話で、こうという質問ならいいんですけど、整合性が取れないじゃないですか。 78: ◯3番【松崎 健君】 人口減少、定住促進するためには、妊娠から子育ての期間を切れ目なく支援できるようにということはとても大事なことですね。 79: ◯議長善波宣雄君】 だから、そういうふうに質問の仕方を変えて、その中でどうでこうですというような質問になっていかないと。 80: ◯3番【松崎 健君】 そのように質問していますよ。 81: ◯議長善波宣雄君】 何でもいきなり長いと、あれは産婦人科をどうのこうのとかという話になっちゃうと、全然要旨と違ってきちゃうから。 82: ◯3番【松崎 健君】 定住促進するためには、妊娠から子育て期間を切れ目なく支援できるようにすること、それは大事ですよ。 83: ◯議長善波宣雄君】 そういう必要性があるでしょうと。それについて町長はどういうように考えているんですかと。 84: ◯3番【松崎 健君】 そのように質問しています。 85: ◯議長善波宣雄君】 そういうふうに質問していればいいけど、町長だって答えようがないでしょう。 86: ◯3番【松崎 健君】 答えられると思いますよ。答えられますよね。定住促進で……。          (「答えられることしか聞いちゃいけないのかよ」との声あり) 87: ◯議長善波宣雄君】 だって、はっきりしないことを、私が聞いていても……。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は2時45分から始めます。                                   午後2時34分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後2時45分 再開 88: ◯議長善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、じゃ、こっちの要旨に沿って、決算についての3件目ね。 89: ◯3番【松崎 健君】 引き続き、中里キッズなんですけれども、これ、令和2年の話なので、現地に行っても、工事が始まっている気配がないんですけれども……。 90: ◯議長善波宣雄君】 だって、学童の件、入っていないじゃないですか、この要旨に。 91: ◯3番【松崎 健君】 そこまで言われるんですかね。 92: ◯議長善波宣雄君】 それは当然ですよ。だって、決算に対する総括質疑ですから。 93: ◯3番【松崎 健君】 これは、だって、令和2年の決算に絡むので、これはもう立派な令和2年の決算に絡む話ですよね。            (「答えられる範囲でいいんじゃない」との声あり) 94: ◯議長善波宣雄君】 じゃ、町長、答えられる範囲で答えてください。  続けてください。 95: ◯3番【松崎 健君】 この中里キッズクラブ入所申込書案内でも、現在、改修工事のためにということで書いてあって、一色小学校の空き教室のほうに2部屋使っていますと、要するに、あの場所が工事しているということなんですけれども、工事されている気配がないということなんですけれども、これはどういうことなんでしょうかということです。 96: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員、工事をしていないようなんですが、いかがですかという質問ですか。 97: ◯3番【松崎 健君】 そうですね。どうして工事が進まないのかと。 98: ◯議長善波宣雄君】 じゃ、そのように明確に質問してください。 99: ◯3番【松崎 健君】 それと、あと、持続可能性の話になるんですけれども、こちらも地方創生推進交付金による事業が行われている中で、内閣府のほうに問い合わせたところ、今後、二宮町が新たに地方創生交付金による事業を申請した場合、それが承認されるか否かというのは、現在、令和2年度も進んでおりました一色小学校地区再生協議会の事業において自立性が確認できるかというのが非常に重要なポイントになるということを言われました。  今後、残り1年弱ですけれども、自立性の確立に向け、町長の決意表明をしていただきたいと思います。自立性というのは、やっぱり交付金を出す側にとっても非常に重要なんだということを感じたので、改めて町長のほうから、その決意表明のようなことをしていただきたいというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。  それで、次、東大果樹園跡地なんですけれども、指定管理のところにちょっと触れていろいろ聞いた中で、これについては議論ではまだ決まっていなく、この後、議論を重ねて、できるのならやっていくんだというお話だったと思うんですけれども、やはり指定管理というのは、臨時会のときにその説明の下で1票差で可決したということで、私、非常に重たいことだと思うので、もしその指定管理について、それを指定管理なくして運用することもあり得るんだということだったら、これはやはりきちんと説明する必要があると思うんですよ、もう指定管理のことはやらない可能性もあると。あのときの臨時会の説明は、あれまでだったということを言っていただきたいと思います。いかがでしょうか。  それで、シンボル事業ということで、なかなかいろいろな方がいて、うまくまとまらない部分もあるというお話も出てきたので、そのとおりなんですけれども、そういった話の中で、直接、私は、町のほうが任せっきりにするんじゃなくて、町のほうが直接、管理運営に乗り出すと。しかも、その場合は、今、活動している人が不利益を被ることがないような形で、町が直接、管理運営に乗り出すということも考えているというのが先ほどの答弁だったと思うんですけれども、それで間違いないでしょうか。私はそれを歓迎します。  その一連の、二宮町では一色小学校地域再生協議会の事業、そして東大果樹園跡地活用事業、こういった2つの地方推進交付金による事業を展開しているんですけれども、いずれも大事なことは自立性の確立ということになります。できなかった場合、今後の交付金の申請に悪影響を及ぼすばかりでなく、自立性ができないようだったら、早い段階でもう、悪く言えば、丸投げのようなことは、ちょっと言葉は悪いんですけど、やめて、町が積極的にこれからも関与していくべきだというふうに考えるんですけれども、今回の2つの事業をめぐって町長のお考えをお聞かせください。  次が、ワークショップの町長が気づくことができたというお話ですけれども、やはり30年度の町民への説明会とワークショップというのは、根本的に、ワークショップは議会の後、議決で決まった後にワークショップを開くというのは、私は議会軽視だというふうに思います。この点、改めて議決の後でワークショップでの意見をくみ上げて、政策が変わってくるということは、私は議会軽視だと思うんですけれども、町長のご意見をお聞かせください。  次ですけれども、私は、先ほど現職県議と県に行ったことがあるかということについてのお答えは、ないというのがお答えでしょうかね。現職県議。現職の県議、県会議員。ないというのがお答えだったんですか。行っているというのがお答えだったんですか。すごく分かりにくかったので。 100: ◯議長善波宣雄君】 県議と行っているかと。              (「もう一回話して、もう一回」との声あり) 101: ◯3番【松崎 健君】 もう一度確認させてください。  あと、次、緊急対策ですね。緊急対策、経済支援を行うに当たって、やはりどこにニーズがあるかということについて、やっているというお答えだったと思うんですけれども、出向いてですね。私は、出向いて聞く中で、どうしてもそういう声が聞こえてこなかったので、改めて本当にどういう形で、町長は職員に対して必要に応じて経済政策を策定する中で、町民の意見を聞いてこいと言っているのかというのをもう少し具体的に教えていただきたいと思います。  それから、空きベッドの話ですね。  これだけ自宅療養で人が病院に入院できなくて、人が死んでいく、自宅で人が亡くなっていく中で、民間の病院では空きベッドがたくさんあるという事実を、先ほどの話だったら、町長、あまりご存じなかったということで、やっぱりそうなんだと思う一方、やはり町長という立場の人がこの事実を知らないというのは非常に問題じゃないかなというふうに感じました。それで、今後、どういった形で情報収集に努めるつもりなのかということをちょっと教えていただきたいと思います。  それと、先ほど民間病院に空きベッドがあっても入院できず、自宅療養で人が死んでいくといったことを受けて、今の二宮町というのは、そこまで切迫した事態ではないということは間違いないんですけれども、こういったニュースを町民の方がテレビなり、新聞なりで知ると、やはり不安に感じるわけですね。ですから、これから今後、医療逼迫がこの町で深刻化した場合に備えて、町民のために野戦病院のようなものを設置できるような仕組みを構築して、先ほどの話に戻るんですけど、やはりこれも総合対策ですね。総合対策のほうに位置づけておけば、いざとなったときには、例えばですよ、国立小児病院跡地にいざとなったら野戦病院ができるんだということになれば、安心すると思うんですけれども、その総合対策と絡めて、そういったことは検討はするお考えはあるのかということです。  次、最後になるんですけれども、先日の本会議で自宅療養者に対するデリバリーサービス、療養は4日目以降は県がやってくれると。それ以前は、申出があれば町は対応するというお話だったと思います。ところが、現時点、申出がないという説明もあったんですけれども、これってどうなんでしょうね。申出がないというのは、そういう仕組みがあるということを周知されているのか、いないのかというのがすごく気になったので、例えば、参考までにしていただきたいんですけど、真鶴町で、真鶴町は、どこで自宅療養者がいるのかという情報を保健所が町に情報を提供する。それを受けて、町が、じゃ、あそこのお宅は自宅療養者がいるということを情報提供の契約をして、町がご飯を持っていってあげるという仕組みがあるんですけれども……。 102: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員、令和2年度の決算ですから、決算についての総括質疑ですから、そういう関係はまた一般質問でもやっていただければ。質問を変えてください。 103: ◯3番【松崎 健君】 町長、お答えは無理ですかね、これは。 104: ◯議長善波宣雄君】 もう質問はおしまいですか。  町長、答えられるところはお答え願います。 105: ◯議長善波宣雄君】 町長。 106: ◯町長村田邦子君】 最初は、人口ビジョンのお話ですね。そもそも、増田さんが消滅可能性都市というところでこの提案というか、提起されたわけですけれども、その提起自体もそうですし、どこの自治体も人口ビジョンを達成すれば消滅しないとか、達成しないとどこの自治体が消滅するなんていうことは言っていないんですね。ですから、ただ、人口減少はこれから起こるのは確かなんです。それに対する対応を、こういう首都圏と、また、地方の、ある意味、もう過疎が進んでいる地域は、対策はもちろん大幅に違ってきますけれども、日本全体でやはり人口減少に向かっていく中で、国力、地方のそれぞれの自治体の力を未来に向けてつけていくための対策として、国を挙げての方針としてこういうことが提案されたわけです。  ですから、別に理由とか、そういう理由だ、原因だといっても、そもそも別に何をしたら二宮町、消滅する、そういうことを言っている論ではないので、ちょっとそこはご理解いただきたいと思いますし、逆に言えば、市町村合併をしてしまえば、その自治体というのは消滅してしまうと、そのときから自治体としてはなくなりますから、それも逆に消滅になるということだと思いますよ。  また、私もそういう増田さんの本、またお貸ししますから、ちょっと読んでみてください。  あと、先ほど広報の1面の写真、評価していただいた部分もあるんですけれども、決して新住民といいますか、新しい定住者のみにスポットを当てているわけではなく、もちろん二宮に古くからお住まいの方、ここ生まれの方などにも今後もご意見を聞いて、幅広くそういったご意見を聞いて、二宮町がこれからさらに元気になるよう、いろいろなお知恵をしっかりと受け止めていきたいと思っております。  そして、身近な人に二宮町のアピールを、定住移住のアピールはさせていただいています。それはどこの誰なんだ、誰なんだと言われてもあれですけれども、いろいろな場を通じて私ももちろんアピールさせていただいていますし、コマーシャルもさせていただいています。皆さんも多分、高校、大学の同窓会とか、そういうところで会えば、いいところだよと多分、お話しする機会ってあるんじゃないでしょうか。そんなので、私は東京のほうで高校を過ごしたものですから、そういうところなど、神奈川のこういう町でなんていうこともお話しさせていただいている機会はあります。今後もぜひいろいろな場を通じて、二宮町、しっかりと私自身の口からPRをして、定住移住促進に結びつけていきたいと思っております。  そして、数字だけで捉えることのない、地方への移住。それで、総合戦略の中で、国の総合戦略の中に記載されているということで、いろいろなモデルも含めてされていると思うんですけれども、農地つき住宅のご提案がさっきあったと思うんですけれども、そういう国のほうではされている部分もあります。二宮では、別に農地つき住宅ということで施策を進めるということは今もしていませんし、現在、これからもなかなか難しいのかなと思っておりますが、NPOであったり、そういう方々が今まで農家の方が農業をしていたというところから、NPO法人なんかで農地を、荒廃農地の新たな、もう一回そこを再生していくというような動きも今、あるようですし、そういったところに期待をしていきたいと思っております。  それから、産婦人科のお話がありました。確かにそうです。子育てをする前は、子育ての前は妊娠、出産ですから、産科が身近なところにあるのは重要だと思いますが、それは、先ほど中井と秦野では秦野にある日赤に働きかけているというお話でしたけど、二宮町も一緒に働きかけております、それは。やはりそれは、各自分の町に、二宮も昔はありました、百合が丘にありましたけれども、今はそういう状況ではありませんので、そこは連携しながら、広域でなるべく近くにそういう産科を存続させるということを働きかけ続けております。今後も働きかけていきたいと思います。  あと、中里キッズの学童ですけれども、今、県の審査中です。それで、まだ工事は始まっていないと思います。今年度のある時期のところで審査結果がいただけると思うんですが、何しろ今は審査中ということでしかお答えできませんが、そして、その次のまた建設といった工事のほうに、審査の結果が出ればそういう段取りになっていくと思います。  あと、地方創生推進交付金のお話ですけれども、ワンクール、今年度で終わってということで、その次のクールの交付金を取られないのか、そのための条件には自立性が重要なんだというお話だと思ったんですけど、そういうことでいいんですよね。(「終わります」との声あり)終わりますよね。(「これは終わります。また新たに、例えばですが、新たに山西小学校区再生協議会とか」との声あり)別のところでという意味ですか。(「そのときに、過去にどういう実績があるのかというのをお聞きしますという」との声あり)  ただ、やはり過去に実績もそうなんですけど、なかなか同じ事業では、なかなか取りにくいというのは聞いておりますので、実績云々というよりも、やはりその地域なり、地方、新たにつくっていく、推進前に原動力として動かすための交付金なので、やっぱり新しい事業、新しい転換でないと、なかなか取れないのかなと思っております。と思いますが、一色再生協議会のほうの自立はしっかりとサポートして、そこの部分は向き合っていきたいと思いますので、先ほどの答弁も言いましたように、責任を持って行っていきたいと思います。  東大果樹園跡地の部分では、臨時会でというんですけど、臨時会でだったんですかね。指定管理者制度とか、お話もありましたけど、何でもそのとき、一言一言、もちろんこちらの話している内容は間違いではないんですけど、いろいろな可能性があるということで、逆に細かく丁寧に説明すれば、こういう可能性もある、将来的にこういうやり方もあるというふうには何事も説明させていただくと思うんです。その可能性の中で、Aが駄目、Bが駄目で、Cしかないなら、AとBが駄目な理由は何なんだと今、聞かれているような感じなんですけど、やはりいろいろ可能性のある中で、今、現状こうで、今後こう進んでいくということを途中途中で説明させていただいておりますので、そのときの1つの例として、やはり指定管理者制度も将来的にはあるのではないかという説明をしたから、ある意味、ちょっとこういってはなんですけど、言葉尻をそこだけ捉えて、それが実現しないと何なんだと言われましても、逆にいろいろな可能性は、いろいろなこれから新しい事業の中では起こるということもそのとき考えられ得る可能性というのは説明をいたしますので、その1つというふうに考えていただければと思います。  その中で、やっぱり自立性の確立ということがありましたけど、今、実験的なシンボル事業としてやってきた中で、やっぱり市民主体のそういう様々な市民活動の合体というか、それで、その共同体で運営というある意味、大きな実験を繰り返してきたんだと思うんですが、なかなかそれがスムーズにいかない部分もある。ただ、それぞれの活動はとっても意義あるもので、うまくいっていますので、そこをしっかり行政も入ってサポートしながら、それぞれの目的が達成されますようにサポートをしていきたいと考えているんですけど、それを今度、ちゃんと協議会の方たちとこれから協議をして、こちらが一方的にこうやるぞとかじゃなくて、それはどうですか、そういうやり方にしませんか、それとも、また別のやり方を考えますかというのは、今後、協議会の皆さんとお話をしていかなくてはならないと思いますので、その経過も途中でまた皆さんにご報告したいと思います。  そして、気づくことができた30年。庁舎のことですね。  庁舎の議決とワークショップの関係なんですけど、その時間軸は、私も30年のときの議決と言われると、今ここに、もちろん議決がいただいて、一旦ストップをして、基本計画に行かずに、1個前に戻って、基本構想に戻ったわけです。皆さんのその議決を尊重して、一度後戻りをいたしました。そして、そこでもう一度考えて、中で、ワークショップの、議会の皆さんからの意見もありましたから戻り、そして、地域のワークショップも経た中で、いろいろなまちづくりの可能性も考えてほしい。様々なご意見をいただいた中で、今回、駅周辺も含めた中での二宮の新たな公共施設の在り方、災害に強い二宮町の在り方、そういったものを提案していこうというプロセス、今、そういうところに来ているということです。どちらかを軽視してということではなく、しっかり皆さんのご意見もいただいて、後戻りしながら丁寧に進んでいるというふうに考えております。  今後もワークショップもこれから並行して進んでまいりますが、それ一本ではなく、議会の皆様にもちゃんと、またご意見をいただく場、複数回持っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、先ほど私、県土整備部のほうかなと思ったんですけど、県議の、地元の県議会議員の池田東一郎さんにもいろいろと様々な場面でご意見もいただきますし、ご提案もいただいております。それには向き合っておりますので、何か改まって会合を持つということではなく、本当に急にこちらからいろいろご連絡したり、それこそ携帯のところでのご連絡になることもありますけれども、やらせていただいております。  あと、経済対策として出向くということで、松崎議員はいつも出向くというところにこだわっていらっしゃる。そういう意味では、先ほどいろいろな場面を通じて、ご意見を私も伺いますけど、逆に言うと、もっと広いご意見としては、商工会で今回しっかりとアンケートを取らせていただきました。やはりコロナ禍で第1、第2といろいろ経済対策を打ってきた中で、やはり本当にそこの事業者が必要としているところに、こちらもしっかりと支援をしていきたいという思いは本当に強くありますので、どういうところが、どういう出し方が一番いいのかというのは、今回、アンケートを取らせていただいて、結構それは詳しくまたいただきましたので、それを次年度以降、今もすぐにいろいろとまた補正でも始まっておりますので、それらを含めて活用して生かしていきたいと思っております。  自宅療養者、野戦病院のところです。真鶴町の例がお話しされましたけど、あと海老名もそうですし、県内で幾つかの自治体は、県と協定を結んで、個人情報のことがありますので、県はすごく慎重です、その部分では。やはりそう簡単に個人情報を自宅療養者の固有名詞を含めて、そんなもの出しませんので、そこのところ、大変慎重にやっている中で、幾つかのところはそこの個人情報を得てということだと思いますが、二宮町、この小さい町域の中で、町の職員が誰々の家に届けに行く、そういうことが果たしてどうなんだろうということもありますし、その前の手前のところで、先ほど言いましたように、今現在やっているのは、自宅療養者の方に平塚保健福祉事務所が今はしっかり機能をして、自宅療養者の方とコンタクトを日々取っております。その中でしっかり情報を伝えております。4日目には県からこういう一式、届きますけど、その間の3日間、本当に冷蔵庫に何も入っていない、一人暮らしで食べるものも困る、飲物もないんだという状況であれば、すぐ町に連絡してくださいということで、連絡先を含めて丁寧にそれは伝えてありますので、そして、連絡があれば、こちらのほうですぐコンタクトを取りながらやっていくという状況で今、やっておりますので、その部分ははっきり言って心配ない状況にあります。そういうふうにご理解いただきたいと思います。  そして、自宅療養者の数というのも先日の、一般質問ではない、補正予算のときの質問であったんですけど、あの時点では、自宅療養者の数ももう町には分かる状況ではなかったんですね。でもその本当に1日後に、県のほうで、神奈川県下、自治体のほうに自宅療養者の数というのだけは報告が来るようになるように変わりました。それは、多分ほかの自治体も含めて、一体、今、その市でも、大きい市でも何人、自宅療養にいるんだろうというのは知りたい部分は確かにあると思うので、そこは個人情報の部分、どこどこに、固有名詞は全然抜きで、総数ですけれども、それは報告が来るようになりました。それで受け止めております。  そういった状況で日々、県のほうと、あと、県というよりも、平塚保健福祉事務所とは担当課、本当に密にやっておりますので、もう平塚保健事務所の手に負えないような、本当にもう状況になれば、町も本当、すかさずその部分はまた次の手を打っていかなくてはならないと思っております。  その中で、野戦病院といいましても、大阪がそういう話が出たのかな。多分、それも法律といいますか、やっぱり行政でできること、できないことがありますので、あそこに空き地があるから、例えば段ボールベッドが、避難所用のが空いているから、じゃ、そこに造ればいいというものではないと思いますので、その法律に従って、あと、県下のやはり医療従事者、それこそ医師会のほうとなども連携しながらというお話になると思いますので、そういう形で適正に進めていきたいと、進めるというか、適正に対応していきたいと思います。以上です。 107: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員、要望があるんだったら言ってください。 108: ◯3番【松崎 健君】 それでは、さらに要望させていただきます。  まず、二宮町人口ビジョンに示した目標、これは、私は特に妥当性のないものだというふうに考えます。まずはこの町をどうしたいのかを示した上で、そのためにどのような人口施策を講ずるのかが決まってくるはずです。二宮町人口ビジョンに示した目標を取りやめ、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略による交付金による施策を講ずるべきだと考えます。  その上で、現在住んでいる人の幸せは絶対であるとの観点から、引き続き住み続けていただくためには、日赤病院に産婦人科誘致に参画、これはしてくれるということで非常にいい答弁だと思います。  それから、中里キッズクラブについても、それにしても遅いなというふうに思って聞いていたんですけれども、実際に使っている人も辞めていってしまっている人もいるので、滞りなく使えるようにしていただきたいと思います。
     次に、地方創生推進交付金による事業、これを行う場合、とりわけ自立性の確立が求められています。公金を使っていることを重く受け止め、残りの期間で、僅かですけれども、とにかく自立を確立していただきたいというふうに思います。  それから、指定管理の話がありました。そこの部分だけ取ってちょっと言葉尻をというお話もありましたけれども、やはりこの議決というのは1票差で決まったもので、この指定管理という言葉は、私はあのときは重かったと思います。指定管理をしないんだったら、反対だったかなという人もいたのではないかというふうに思うと、私はその指定管理というのをもっと重く捉えるべきだというふうに思っております。  次に、ワークショップ、これは本来、議会、本来、議案を上程する前に行うものというふうに考えます。議決後にワークショップを行うのは、これは議会軽視につながりかねないというふうに考えます。  また、一色小学校地区地域再生協議会の事業、東大果樹園跡地活用事業の地方創生推進交付金による両事業は、いずれも自立性が求められています。繰り返しになりますけれども、これはもし自立できなければ、今後の地方創生推進交付金申請に悪影響を及ぼすだけでなく、状況によっては交付金の返還可能性もあるのではなかろうかという心配もしております。これ、繰り返しですけれども、残りの期間できちんと自立性の確立に全力を注いでいただきたいと思います。  それと、シンボル事業でもあります東大果樹園跡地活用事業の議会に対する正式な活動報告ですけれども、やはりこれまでおろそかだったというふうに考えます。今後、きちんと報告していただきたいというふうに思っております。  それから、自宅療養をしているうちに急に悪化して人が死んでしまっている中、民間の病院では空きベッドがたくさんあるということなんですけれども、実は、ある意味、やむを得ないのかもしれませんけど、町長ご自身はあまりご存じなかったということです。ただ、これは非常に、こういう実態があるんだということを念頭に置きながら、これからいろんな施策を講じていかなければいけないんだというふうに思います。  しかも、そもそもこういった非常に私は重大なことだと思うんですけれども、メディアでも報じられていない。なぜなんだろうというふうに思うんですけれども、報じられていないそのこと自体も大問題だと思っておりますので、ぜひそのことを念頭に置きながら、これからいろいろな施策を講じていただきたいと思います。  それから、やはりもっともっと私は、職員の皆さんには町民の元に出向いて、アンケートを取るだけじゃなくて、フェース・ツー・フェースで状況を把握した上で政策を講じるという姿勢がもっと大事なんじゃないでしょうか。  そして、新型コロナ禍に対する総合対策、緊急対策じゃなくて、総合対策、これにつきましては、考えていくという答弁だったというふうに思うんですけれども、ぜひ前向きに考えていただいて、その中で新しい生活様式を念頭に置いたテレワーク、オンライン授業等を計画していただくと。  そして、災害への位置づけですけれども、これにつきましてやっぱり国との動きというのは非常に重要になってくると思います。私の所属しております議会基本条例推進委員会でもそういったことがこれから話し合われるんですけれども、それもやはり法体系の中での位置づけということがありますので、やはり国、そして町はどういうふうに位置づけるのかというのを無視しては進められないんじゃないのかなというふうに感じながら、今日、答弁を聞いておりました。  ただ、いずれにしましても、自宅療養、宿泊療養、そして、先ほどぜひ盛り込みたかったんですけど盛り込めなかったのが、濃厚接触者というのが置き去りにされているんですよね。 109: ◯議長善波宣雄君】 松崎議員、要望ですから、簡潔に。それは意見になっちゃう。 110: ◯3番【松崎 健君】 こういった対策を総合対策に盛り込んで、明確に位置づけていただきたいと思います。以上です。 111: ◯議長善波宣雄君】 これをもちまして、松崎議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は3時40分から始めます。                                   午後3時21分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後3時40分 再開 112: ◯議長善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いします。 113: ◯議長善波宣雄君】 一石議員。                 〔13番(一石洋子君)登壇〕 114: ◯13番【一石洋子君】 こんにちは。神奈川ネットワーク運動の一石洋子です。総括質疑を始めさせていただきます。  コロナ禍、21世紀前期から中期を展望するために重要な今日、今生きている大人たちが勇気を奮って、何を考え、何を求めるかで、私たちの子供たちの未来の世界に天と地ほどの差ができると考えています。  私は、日本人が本当に真剣に考えなければならないことは、先進国で最も若年層の自殺が多い国だということです。日本の政治、社会の教育の責任から子供たちを応援するためにどうしたらよいかと問うべきでしょう。  2020年度のコロナ禍の席巻から、まだ終息にはおぼつかないながら、デンマークのように、もはやコロナ対策は終了したと宣言する国が出てきています。様々な事実と検証が積み上げられ、この間の人々の行動が正しく評価されるのは、果たして何年後になるでしょうか。  国と人が試されるときが来ています。その土地に生きて、生活する住民のそれぞれの優れた気づき、得意分野を豊かに生かしていくまちづくりを行う仕組みは、既に世界で、また恐らく日本でも起きてきています。  最も代表的で影響を与えている都市が、スペインのバルセロナ市です。家賃を払えず、住宅を追い出された住民のために活動する市民団体の立ち上げメンバーの若い女性が市長となり、地域政党をつくりました。  先進国が利益を追求し、地球の南半球を結果として搾取し、現地の貧困層が地球にとって深刻な自然破壊を余儀なくされている状況を分析し、世界白書とも言えるような気象異常事態宣言を市民会議でまとめました。  資本主義の弊害を訴え、人々の幸せを地域で実現する地域民主主義を、国境なき技術者、専門家集団との協力体制で推進しています。  フィアレス・シティー、恐れぬまち宣言と言われるチャレンジをスペイン全土、フランス、イタリア、オランダ、デンマーク、アメリカ、ドイツに広がる都市単位での国際連帯、人間と人間との共生、人間と自然との共生、代表制民主主義を超えた住民の直接の声を地方自治へ反映させる動きを展開しているのです。  また、コロナ禍、女性リーダーの国が比較的うまく切り抜けていることに世界が注目しました。女性リーダーの国は、ケアの視点を持って、人間の命、体、人が置かれた状況や思い、自然への十分な配慮をもって共生社会に向かっているとジェンダーの専門家の分析するところです。  日本の本格的な岐路の局面を迎える中、二宮町は町始まって以来の市民運動出身の女性首長と出会い、2期目の終わりを迎えています。日本の小さな町、しかしながら、海、山、川のある自然を見る感度と民度の高い自治体ならではの勇気あるチャレンジのために、以下の質問をいたします。  まずは、新型コロナウイルス対策についてです。  コロナ禍、行政は国策からの煩雑な通達の執行に可能な限りスリム化を目指してきた結果の少ない人員で懸命にチームをつくり、対応されてきたと思います。  また、教育行政では、コロナ当初、政府主導で学校の一斉休校が議論を呼びました。リモート授業対応へのGIGAスクール構想が一気に進んだことから、衛生対策以外のコロナの影響を強く受けてきたことでしょう。  今般、自治体にとって最重要課題である子供たちを育むという視点において、未来に禍根を残さない町政のために、学校教育現場で2020年度、子供たちの一人一人のかけがえのない1日をいかに支えてきたか、また、どのような気づきがあったか伺います。  次に、環境と風景が息づくまちづくりについてです。  令和2年度は、また前年に引き続き、地球温暖化による異常気象の激甚化が日本を襲いました。地域の環境保全と防災は、1枚につながる最重要課題と言えます。令和2年度に環境基本計画をいかに捉え、緩和策、対応策を行ったのか、また、今後の展望を伺います。  次に、交通対策と防災対策の向上、これは町民のまちづくりを生かすという観点から伺います。  JT生命誌博物館名誉館長である中村桂子博士は、ウィズコロナの社会について積極的に発言しており、東日本大震災で日本は変わるかと思ったら変わらなかった。コロナウイルスで世界が変わらなかったら、あまりよい未来は描けないので、今こそ考えなければいけない。自然の中にありながら、人間の持つ能力を徹底的に生かすとしたらどうするか考えたいと日本記者クラブ主催の会で語られました。  コロナで、社会が一極集中を分散する流れに一気に変革しました。公共の役割は非常に大切な局面を迎えています。行政サービスを行うだけでなく、こんな町をつくりたいという町民の思いを共に実現することです。  令和2年度の新庁舎ワークショップでは、町民の方々から、子供が育つ町について、非常に感度の高い総括的な意見が出ました。危機感と創意が深まり続けた令和2年度を経て、今後のコロナの長期化を見据え、子供たちが人間の持つ自然の力、また免疫力を最大限生かして未来に向けて生育できるよう、大人たちは知見を集めなければなりません。  令和2年度の町民のまちづくりの創意をいかに受け止め、今後に生かすのか。まずは、新庁舎基本計画策定に向けた町民ワークショップの観点から伺います。以上です。 115: ◯議長善波宣雄君】 町長。 116: ◯町長村田邦子君】 それでは、一石議員の総括質疑について、要旨に沿ってお答えします。  初めに、要旨1、新型コロナウイルス対策についてです。  昨年の学校運営は、学校臨時休業や分散登校など通常では考えられないことが積み重なり、戸惑いと試行錯誤の1年であったと思います。  その中で、子どもたちの成長を支えるという点において、学習面では、ICT機器の活用や家庭学習課題の提供など、学びを止めないための工夫を各学校の教職員がそれぞれに実施し、全教育課程を無事に修了することができ、また、生活の面では、毎日の健康観察をはじめ、およそ3か月に及んだ学校臨時休業中に子どもたちの生活リズムが乱れないように、保護者とも連携して取り組まれたと聞いております。  事例は挙げれば切りがありませんが、学校に関わる全ての方々に子どもたちの成長を支えていただき、子どもたちもそうした大人の行動を見て、慣れない環境や相次ぐ学校行事の変更にもしっかりと対応し、学校生活を送ることができたのだと思います。  昨年の気づきとしては、大きく3点、3つです。学校におけるICT機器の活用、そして新しい常識と価値観の浸透、そして家庭や地域との連携の強化だと思います。  ICTについては、根岸議員への答弁と重複しますので詳細は割愛しますが、オンライン学習は子どもの表情を見るという点でも有効な手段であり、早期に進めるべきであると考えます。  新しい常識と価値観及び家庭や地域との連携の強化については、学校行事の在り方など、学校におけるウィズコロナの取組を子どもや保護者、地域の方々と一緒に考えていくことです。  例えば昨年度は、修学旅行の中止が相次ぐ中、代替行事を子供たちが考えた学校や保護者主体で代替行事を行った学校もありました。このように、学校が子どもや地域の方々の意見を取り込むことは、価値観の共有にもつながります。  地域とともにある学校としてコミュニティ・スクールになったわけですから、これまでの常識にとらわれず、学校行事などにもっと子どもの意見や地域の力を取り込むことで、誰もが共感できるものがつくれると思います。  コロナ禍というピンチを今までの常識を変えるチャンスと捉え、子どもたちのよりよい学びにつなげていきたいと考えております。  次に、要旨2、環境と風景が息づくまちづくりについてお答えします。  初めに、環境基本計画は、環境保全等に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための計画です。  現在、平成24年度から令和4年度までの11年間を計画期間とした第2次環境基本計画を推進しており、基本理念である「のこしたい・つたえていきたい・ふるさとを」の実現に向けて、生物多様性の保全、循環型社会の実現、低炭素社会の形成の3本の柱を軸に、町民、事業者、町が一体となって各種施策に取り組んでいるところです。  令和2年度は、第2次環境基本計画の中の後期に当たり、SDGsや地球温暖化対策といった世界共通の取組が一層加速している中で、着実に未来へつなげていくための大変重要な年度となりました。  具体的な取組として、生物多様性の保全では、この町が有する里山や河川などといった自然、あるいは動植物の保全に向けて、地域住民や事業者、団体などと連携しながら、様々な施策を推進してきました。  一例を挙げますと、葛川で開催している生き物観察会は、親子が一緒に自然に触れ合うことができることから、参加者から大変好評を得ているイベントです。  また近年では、アユの遡上が確認されています。これは団体による清掃や浄化活動、公共下水道の整備によって河川環境が改善されてきた成果によるものと考えています。  循環型社会の実現では、ごみの減量化や分別などといった3Rの推進に関しまして、広報紙やホームページ、フェイスブックを用いた啓発を実施するとともに、キエーロを含めた生ごみ処理機購入費用の一部補助などを実施してきました。  また、低炭素社会の形成では、町が行う事務事業から排出される温室効果ガスの排出削減を目的とした地球温暖化対策実行計画に基づく取組を推進し、また、町民や事業者の皆様に対しましては、広報紙やホームページなどを活用した啓発をはじめ、児童生徒向けに地球温暖化やごみの減量化、資源化をテーマとしたプリントや二宮町版マイエコ10宣言を夏冬休み中の課題として配布するなど、様々な角度から地球温暖化防止の啓発に取り組んできました。  要旨にあります気候変動への対策についてですが、令和2年度はコロナ禍ということもあって、エコフェスタやふるさとまつりなどといった町民の皆様と顔を合わせた形での啓発を実施することはできませんでした。  このような状況下において、これからの時代を見据えて、環境に関連するホームページを刷新するとともに、広報紙やフェイスブックなども積極的に活用しながら、地球温暖化対策に関する呼びかけを実施したことに加え、幼少期からの環境教育の充実を図る目的で、保育園児向けに、環境に関する絵本の読み聞かせを交えた環境教育について試験的に実施しました。  このような令和2年度の実績を踏まえ、より一層、環境啓発を充実するため、今年度から広報紙に「未来づくりガイド」のコーナーを設け、さらに町内には、環境モデルとなる様々な環境活動団体がいらっしゃいますので、そういった方々の取組を紹介していくなど、コロナ禍においても町が有する広報媒体を積極的に活用しながら、町民の皆様の目に留まる機会を増やしてきているところです。  冒頭でも申し上げましたように、この数年で地球温暖化防止に対する動きが加速しており、町でもあらゆる分野において地球温暖化防止を意識しながら、各施策に取り組むべきと認識しております。  そうした中、町民活動と連携した取組の一例として、エコフェスタにのみやがあります。今年5月に開催したエコフェスタにのみやでは、「ぼくたちわたしたちの地球会議」と称した新企画に児童生徒17名が参加し、令和2年度末から町内で環境に関する活動を行っている団体等を取材し、子供たちが発表するイベントがあり、町も同行させていただきました。  その取材先では、里山や農地、海や川などの保全、再生可能エネルギーの取組など、様々な活動を子どもたちが目の当たりにし、その目で見て感じ、今後の未来についてそれぞれが意識し、行動していこうと考えている姿が見受けられたと職員からも報告を受けております。私も、エコフェスタ当日の発表会で、子どもたちの生の声を聞くことができました。  現在準備を進めております令和5年度から始まる次期環境基本計画の策定に当たりましては、次世代を担う児童生徒をはじめ、幅広い世代からの意見を聞きながら、二宮の明るい未来づくりの目標となる時代に即した計画にしていきたいと考えております。  今後も、町民、事業者、町が一体となり、地球温暖化の緩和策の推進に取り組むとともに、気候変動による自然災害に対応していくため、予防危機管理やインフラの再整備など、適応策についても取り組んでまいりたいと思います。  続きまして、要旨3、交通対策と防災対策の向上についてです。  先ほど松崎議員に対しましても答弁しましたとおり、耐震性が不足し、老朽化が著しい現在の庁舎について、町民意見募集や町民説明会、二宮町議会新庁舎建設特別委員会などにおける議論を踏まえ、町民の安全と安心を守り、町民が利用しやすいまちづくりの拠点という基本理念と5つの基本的な考え方、そして、ラディアン周辺を候補地とするという基本構想を令和元年度に取りまとめましたので、令和2年度は基本計画の策定に向け、公募の町民によるワークショップを開催し、その総括としてラディアンホールでシンポジウムを開催いたしました。  シンポジウムには、多くの議員の皆様にもご出席をいただきましたが、町民の方々の二宮町への深い愛着や新庁舎建設をきっかけとしたまちづくりへの期待を感じることができました。  令和3年度は、災害対応の拠点としての新庁舎整備を最優先に、ラディアン周辺への行政機能集約を目指すとともに、しっかりと考えられ得るリスクとも向き合いながら、町民の方々からいただいた新庁舎整備を通じた憩いの場の創出や暮らしやすさの向上など、この町の将来が具体的にイメージできるよう、老朽化が進む駅周辺の公共施設の将来の姿についても、併せてお示ししてまいります。  引き続き、新庁舎建設をきっかけとして、このまちへの愛着を深めていただき、この町に住み続けたいと思っていただけるようなまちづくりについて、町民の方々と共に考え、(仮称)新庁舎・駅周辺公共施設再編計画として取りまとめていきたいと思います。以上です。 117: ◯議長善波宣雄君】 一石議員。 118: ◯13番【一石洋子君】 それでは、再質問させていただきます。  教育現場では、本当に大変なことだったと思います。私、様々な報告を聞いて、二宮だけではありませんが、分散登校のことについて、先生方も子供たちもとてもよかったということを聞いて、非常に印象に残っております。  やはり30人以上、40人、30人以上の子供たちを一人一人見るということは不可能で、やはり丁寧な見方、あるいは子供たちが伸び伸びといられるような場が分散登校にあったということ、とても大変なエビデンスだと思うので、これを生かして、やはり少人数学級を国はできないのなら、自治体がやるという動きも起こすしかないと思います。そういうことについてもお答えいただけたらと思います。  それから、子供たちへのコロナウイルス対策については、子供の権利に基づいた対応が必要だと思います。  日本小児科学会は、学校閉鎖による子供たちのリスクに言及しています。事故、虐待、貧困、精神的負荷、メディア暴露のリスク、生活リズムの変調など、やはり学校というものが子供たちにとって大変な守りの場、育ちの場であることを確認します。  そして、リスク、コロナのリスクよりも、コロナ関連のリスクについて大変強調していました。また、マスクは本当に必要なのか、シールド、アルコール消毒、フェイスシールドなどについても問題提起されています。  ドイツの学者が、マスクについては詳細な研究をして、酸素の吸収量が減ることで脳と心臓への負担、集中力低下、学習障がい、頭痛を引き起こし、情緒不安を起こしやすいとか、浮遊するウイルスから守られることはないなど、いろんな科学的な検証結果を発表しています。  また、富山市教育委員会は、新型コロナウイルス感染症対策検討会議をもって、登下校ではマスクの着用を求めないことや、世界各国の感染症対策の状況などの情報共有を進める、子供のための積極的なリスクコミュニケーションを早くから持ちました。これには、富山大学の小児科の種市尋宙先生の存在が大きく、科学者、小児科医として真剣な参画をされました。  2021年2月には、新型コロナウイルス感染症から子供たちを守るために、本当の敵はどこにいるのかという記者会見を開き、先行の諸外国のデータを解析し、科学的データに基づいて冷静に判断し、成人と小児の対策は分けて考えるべきとし、小児の新型コロナウイルスの感染伝播について詳細な説明をして、感染する確率が50%低く、重症化、死亡リスクも極めて少ない。子供が発端となる感染事例は少なく、家庭内感染も大人から子供への感染がほとんどである。しかしながら、ゼロリスクはない。また、大人の混乱に子供たちを巻き込むことの警鐘を鳴らしました。  地域、自分の国のデータの蓄積、解析、評価が重要として、コロナ禍で明らかになった医学の不確実性、それでも傾向を見つけて前に進めなければならないこと、100%の医学的な事実が存在しないことを強調しました。  立場の違いによって対立構造を生み出すウイルスの様子を示して、対立している限り、コロナの思うつぼであるとし、子供たちの危機的状況を一体誰が救うのかと訴えました。  そして今、大人たちがすべきこととして、できる限り行事を潰さない。専門家と連携して実施する方法を考える。ゼロリスクを求めない。子供たちのクラスター発生を責めない。子供たちのデータを蓄積する。できる限り子供たちに自由をと訴えました。  現在、マスクのリスクについては、各地で要望書が市民から提出される動きがあります。恐れが先行して子供の健康を害することがないように、二宮町でも、例えば富山市と連携するなど、子供のことを格段に研究し、ケアする体制をつくりたいと思いますが、いかがでしょうか。  それから、環境について再質問します。  エコフェスタにのみやと町長からもお話がありました。非常に生活環境課の方がやる気があって、ホームページを見ていただいたら分かりますが、そして、やはりこのSDGsというようなものを進めるためには、生活環境課だけではなく、教育、生涯学習、そして企画、もう本当に横断的に、だからSDGsというのは、分断して1個ずつ進めることではなくて、関連して効果を上げることを考えなければいけないので、やはりこれをいろんな創意をもって進めなければいけないと思います。  「ぼくたちわたしたちの地球会議」は、大変な飛躍を遂げたと思っています。やっぱり子供を真ん中に団体の方々、そして行政、そして地域の方々、保護者がチームになって、子供たちを囲んで力を合わせたすばらしさ、本当にコロナ禍にこれから一番必要なことだと思いました。  そして、中学生の子どもリポーターが最後にメッセージを言いました、ラディアンのホールでです。子供と大人がすみ分けしないで、一緒に子供が考えたことを実現する仕組みを考えてほしいと言った姿は忘れられません。  また、先ほど町長からもお話がありましたが、町内の様々な自然環境で活躍する団体の方々を取材しながら、子供たちが本当に生き生きとしていたこと、これは皆様にお伝えしたいと思います。  登壇でご紹介した、JT生命誌博物館名誉館長である中村桂子博士、科学者として、同じ視点の貴重な提案をされていますので、ご紹介したいと思います。  先生は長年、農業高校の全国大会に参加し、大変な衝撃を受けてから、その後、応援団として、農業の学びをもっと早くから子供たちの学習に生かすべきと訴えられています。  農業は、食べ物を作るだけでなく、日本の国のありようを決める。人間を育てる本当のカルチャーであり、これなしに本物は生まれない。人間は生き物の自然の一部なのに、日本のこの社会は、これをベースに組み立てられていない。教育は人間、自分が人間である生き物であり、自然の一部であることがまず根本、これを分かることが大事だと言われています。
     それを言いましたら、喜多方市の市長がやりますと答えたそうです。小学校に農業科という授業、教科を持ちました。先生でなく、地元のお年寄りが教えます。大尊敬を子供たちから集める。農業架け橋大賞を受賞して、NHKホールの受賞式に、子供は学校があるとかいろいろあって、おじいさん、おばあさんがたくさん来たそうです。農業をやれば多世代交流となり、言葉が生き、創造力が生まれる。分かち合い、未来を考える。自分たちがやってみて、原発の放射能を浴び、作ったお米が食べられなくなることの本質を理解します。  農業架け橋大賞を同時受賞したのは兵庫県豊岡市の小学校で、洪水で浸水して支援を受けた恩返しを、子供たちがコウノトリを自分たちが助けたいと考えました。田んぼを作り、魚道を作るようになった。自分たちで森林組合に協力を頼み、魚道ができたら、コウノトリがやってきた。コウノトリのためにはナマズの赤ちゃんがいればよいのですが、でも、お米が取れたので、コウノトリ育み米というふうに名づけて、給食として使うように市長に掛け合った。コウノトリのためにお米を作った。でも、作るということに一生懸命になって、作るだけでは駄目で、食べる、食べてくれる人がいないと駄目だと分かったと市長に訴えたそうです。  つながりの中に自分がいることを分かった。市長は大変感動しまして、子供たちと条例を提案しました。市議会ですったもんだして、とことん2年間語り合って、条例制定をしました。コウノトリと共に生きるまちづくりのための環境基本条例、今や豊岡市の看板であります。  市民の方が中村先生に言われたそうです。大人が変わって子供を変えようではなく、子供が変わって大人が変わってくるんだとおっしゃったそうです。子供を育てることが社会を変える仕事だと、みんなが思ったそうです。  中村桂子先生は、これをやはり世界に発信するのが日本の力ではないか。私は二宮町の住民運動の根幹にこれを感じます。しかしながら、二宮町のホームページには、このビジョンを見つけることができません。条例や宣言でこれを言語化して体現する独自の野外の子供の実践、農業科授業、そして給食として消費する、そういう施策を導入してはいかがでしょうか。  オーガニック給食を求める保護者団体が日本中で出てきており、二宮町でも、この8月に市民主体で映画上映会が催されました。ラディアンホールには、子供と保護者がホールのガイドラインいっぱいになるような状況でした。  持続可能な農業とは、農薬や遺伝子組換えなど、土壌に長期的なダメージを与える農法を選びません。国もみどりの食料システム戦略を導入して、やっと有機農業の推進をうたうようになりました。土と人間の腸は密接につながり、免疫に直につながります。農と食につながるこの町のキラーコンテンツを推進すべきだと思いますが、いかがでしょうか。  それから、住民がこうありたいと望むまちづくりについて、庁舎ワークショップの学びについて回答いただきました。  無作為抽出の住民会議は非常に有効であると、東洋大学の公民連携白書の事例研究でも実績報告があります。  全員協議会で、次の新庁舎ワークショップについて、若い方々等の参加が少ないと聞いて、非常に残念に思いました。例えば子供については、参加の権利という重要な視点がありますし、若い住民については、アクセスしやすいインターネット上のウェブを使ったコミュニケーションツールを使えないでしょうか。  2020年度に行われたワークショップで、町民の専門家の講演の中で、自治体PRMというウェブ上の住民会議システムが引用され、この議場でも私から質問させていただきました。  町は、試用期間を持った大手の会社のコミュニケーションツールを試していると聞きました。その後の展開はいかがでしょうか。集まって話す会議はもちろん望ましいですが、多くの方が思い思いの都合のつく時間にアクセスできるツールは有効であるし、感染症の蔓延の下、また防災についても非常に有効なツールであると考えます。  しかも、若者はもっと地域で学び、教養をつけられると思います。成人式で二宮に帰ってくださいと、帰ってきてくださいとお願いするよりも、信頼を得るプロセスだと思います。そのことで、やはり地域の学びは今や世界に通じるのですから、大変な学びになると。ぜひ若者とつながってまちづくりをしていただきたい。若い世代と若い世代、子供も真ん中に語り合えるような、ウェブ上の住民会議を持つことについて伺います。以上です。 119: ◯議長善波宣雄君】 町長。 120: ◯町長村田邦子君】 一石議員の再質問にお答えします。  最初は、新型コロナウイルス感染症下の学校教育、そういったもの全般についてということだと思います。  その中で、1つは、令和2年度、休業の中で分散登校なども行われたわけですけど、逆にそれが少人数でよい、余裕があったのではないかということだと思いますけれども、よかったのではないかというご評価もあったということですね。  だから、その中で、少人数学級の今後だと思いますけど、それは多分私だけとか、皆さんだけでなく、国自体もそこの部分、今回のことで気づき、これは一過性のものではないということで、少人数学級の導入というのを決めています。  その中で、一遍にではもちろんないですけど、段階的にこれから進んでいくと思いますので、町もそれに先駆けてやっている部分はありますけれども、国の部分、それをしっかり受け止めて、もちろん進めていきたいと思います。  国に先んじてというお話でしたけれども、その部分は大変、全般的にそれを急に一遍に進めるというのはやはり無理な部分はありますけれども、逆に言いますと、二宮町は、正規の教職員と言うと変ですけど、教職員のほかに、やはり学級の指導補助員というのを、本当にそれは手厚く町単独の予算で組んでおります。  その部分は、なかなか保護者の方も見えにくい部分もあったりして、評価というのがなかなか表に出てこないんですけれども、現場のもちろん先生方からは、これは本当に根強いやはり評価があります。  今現実にクラス数も増えているという、二小は多少今現状維持ですけれども、減っている中では、その支援補助員というのも、その割合に、子供の人数に、割合でいえば減らしてもいいのかもしれませんけど、今のところ、現在、予算を減らしたりとか人数を減らしている状況ではなく、今ある中を手厚く、逆に小学校、中学校にも及びながら、うまくその辺は現場の采配に私も任せて、活用していただいていると思いますので、その部分では、そういう、そういった形の多様な支援というのを二宮町はやっているというふうにご理解いただきたいと思います。  その中で、少人数学級の方向性というのは、今、国の方向性、出ておりますので、それはおのずと出てくると思います。  もう一つ、日本小児科学会の見解などもお話しいただきました。  いろいろと私も見させていただいて、小児科学会のほうでは、そのときそのときのやはり新型コロナウイルス感染流行下での学校活動について、いろいろな提言、方針を出していただいております。  その中で、一番近々のは、2021年、今年の8月26日、2学期が始まる直前に出して、読ませていただきましたけれども、やっぱり2学期の学校再開についてということで、全国一律の一斉休校を行うんでもなく、やはり各地域の感染の状況に合わせて、学級閉鎖であったり、分散登校であったり、そこのほうは柔軟に取り組むべきであろうということを提言されておりますし、その部分、それを受けてということではないですけど、二宮町のほうでも、既にもう何人出たら学級閉鎖なのか、どのくらいまた学年で出たら学年閉鎖なのか、そして学校がどのくらいになると、本当に学校自体が休業になるのかというもう基準は既に持っていますので、それに備えながら、そういったことにならぬよう、今、今現在は、先ほどもお話ししたように、給食を食べて、午前中で帰るという午前中授業、小中学校続いている状況があります。  その中で、この日本小児科学会の中でも、1つは感染対策についてということで、やっぱりそこで引き続きの効果的な感染対策としては、不織布のマスクの着用や教室での十分な換気、それを徹底しなければいけないというふうに提言されていますので、これは基本なのかなと思いますし、もちろん二宮の学校も現在その対応は十分にしているということですし、また、ひいては学校が終わって、学習塾とか学童保育、そこにおいても同じような対応をしっかりしていきましょうというような提言、小児科学会のほうでもされていますから、日々の生活の中で、これはやはり当分やらざるを得ない、守っていく有効な感染対策なのではないかなと私も感じております。  その中で、1つはマスクのことが出ました。二宮でも……。いつでしたっけ、体育の時間、マスクしたまま走っていて、やっぱり原因は直接あれですけれども、亡くなってしまった児童が出た悲しい事件がありました。  そういったことも受けて、国のほうでもマスクの取扱いについて方針が出されていますけど、二宮でも、これは令和3年、今年の5月28日付で学校長のほうに、学校教育活動におけるマスクの取扱いについてということで、方針を出して通達、通知をしております。  その中で、やはりすごい気温が高い日とか、そういうときは、熱中症の危険があるときは、適時その辺は外しながら活動を行うこととか、もちろん体育のとき、そういったときもその辺をちゃんと考慮にしながらやることなどを書いておりますので。  合唱しているときには、原則着用するけれども、聴いている児童との距離をどうするとか、あと、マスク着用している場合でもこれだけ離しましょうとか、結構細かい対応策を考えて徹底をしているんだなというふうに私も感じております。  そういったところでは、やはり今のこの状況の中では、必要なときにはやはりマスクは有効な感染防止につながる。ただ、それを子供も小学校の低学年から中学校、高校とある中でね、一律にというのも無理な部分がありますから、それはそのときに応じて、やはり教職員なり家庭でも含めて、適時その辺は判断していかなくてはならないと思います。  また、やっぱりちょっとアレルギーでどうしてもできない子供とか、大人でもそうですけどいらっしゃると思いますので、その辺はそういう判断をしながら、マスクとプラス換気であったり、こういう遮蔽のものを使ったりとか、いろいろなものを工夫しながらの感染対策を続けていく必要があると思います。  教育委員会のほうにも、私も先ほどの富山県のお話も聞いたんですけど、富山県の教育……。一応教育委員会のほうから、富山県の教育委員会としても、小児科学会が言っているような形で、基本的なマスクを活用したその感染症予防対策というのは取っているということでありました。それをそのときの気温とか、臨機応変に対応していくということだと思いますので、その辺はそういうふうに理解をしております。1つ目は以上です。  そして、2つ目の質問で、2つ目のご質問では、様々、今環境についての中で、一石議員は特にやはりこの二宮の自然を生かした、そういう中で、二宮の自然、そしてまた二宮の土壌を生かした農業の部分をしっかり子供たちにも触れて、そこを体験させていってはどうかというご提案だと思います。  今二宮の中で、もう本当に時間は限られますけれども、小学校でタマネギの植付けであったり収穫、あと原木シイタケの部分の、これは収穫体験とか現場を見に行くということですけれども、そういった農業体験は、毎年毎年、1つの学年が実践しておりますので、それはもう二宮の農業者の方のご協力によって、それ、現場でやっておりますし。  これは農業ではありませんけど、地引き網のほうも、二小の生徒などは体験して、やはり目の前の海で取れる、今最近あんまりいっぱい取れないんですけれども、それにしても、やはり今泳いでいたお魚がその地引き網で取れて、またそれをさばいたりというところも目の当たりにしたりしながら、取ったものを食べていく、そういった循環なども学んでいるところであります。  その中で、農業教育、さらにそれを深めて、農業教育を取り入れたらどうかというご提案だと思います。  今やっている部分での授業時間の中では、なかなか厳しい部分があると思います。現実的であれば、今このいろいろな、ご提案されたいろいろな他市町の事例も見ていますように、現場の大人たち、地域の方々のご協力を得て、コミュニティ・スクールの中でとか、そういった部分含めて体験していくことになるのかなというのが現実的かなと思っております。  中学校でも、一昔前は菊を西中など、本当にずっと前ですけれども、もう菊を作るというので有名というか、多分ここにいる結構ご年配の方と私なんか、子供がもう、何しろ毎年1株菊を作るというのがあって、夏も暑い間にも水をあげて、何で菊なんだろうって私も最初思ったんですけど、何かそれがもう伝統のように続いていた時期があって、それで、やはり植物を育てていく、その過程を学び、その達成感を得るという教育的な価値があったんだと思いますね。  今も二小なんかのその前を通れば、夏休みにまいたアサガオの植木鉢が並んでいて、多分それは1人1鉢作って、夏休みになるとおうちに持って帰るんだと思います。そういった本当に小さな動植物を育てるというところから大きな農業に結びつけていくというのは、なかなか授業の中だけでは現実難しい部分もあるかなと思いますので、地域の皆さんのお力を借りながらということが現実的だと思います。  そして、先ほどごめんなさい、富山県教育委員会でない、富山市の教育委員会ですね。富山市の教育委員会に訂正します。  それで、もう一つ、最後のデジタルのいろいろな意見をこれから取り入れていくというご提案ですね。今までも、自治体PRMという住民会議システムのご提案などもいただいて、私も実際どういうものかという説明も、議員からお聞きしました。  これも、今現在、これをどうするということではなくて、いろいろなシステムが本当に今、雨後のタケノコのように、はっきり言って出てきております。これ、先ほどの議員の、別の議員のお話でも言いましたように、今後、自治体トランスフォーメーション、そういったデジタル機器であったりシステムも導入していく、それは町も方針の中で取り入れていますし、その人材を新しく専門職なども採用していこうと思っておりますので、その中で、その中でそういったいろいろなシステム取り入れていく中で、もう一つは、手続が簡便になるというだけでなくて、そういうコミュニケーションツールであったり、いろいろな今もアンケートだったり、そういうこともやっていますから、それの1つのツールもその中で研究して、やはり一番使いやすく、多くの町民の方々が逆に参加しやすい、そういったツールもこれからいろいろ、PRMというこのシステムもそうですし、ほかのシステムも今実際にいろいろと出てきておりますので、比較検討しながらその辺も研究して、前向きに取り組んでいきたいと思っています。以上です。 121: ◯議長善波宣雄君】 一石議員。 122: ◯13番【一石洋子君】 マスクについては、やはりスタンダードであろうみたいな、ああ、スタンダード、日本の今のマスクね、お話を伺いました。  これは、本当に日本のスタンダードという感じなんですが、例えばデンマークとかは、ドイツの学者の研究結果、様々なものを受け入れて、本当に市民の間ではそれが実現しつつあった。でも、国は、ほかの各国と歩調を合わせたような政策をしていて、大変な住民運動が起こった。やはりそのせめぎ合いで、結局はもう今、マスクは子供たちは誰もしていないという状況があります。  そういう国は幾つかあるんですけれども、やはり日本は、子供たちがこの酸素が少し少なくなるということを過小評価しているのかなと私は思っております。  いろんなことで、やはりそのまま放っておいて、後で何かが出るということを日本は結構繰り返してきました。例えば日本の子供たちが、暴露する化学物質とか電磁波などについても、日本は本当に鈍い規制の中でやっております。  世界で売上げ1位の除草剤のラウンドアップなどは、発がん性の検証が進んで、ヨーロッパ、アジアでラウンドアップの成分であるグリホサートを全面禁止する動きが広がった。アメリカでは民事訴訟が1万件も起きているのに、日本政府は、発がん性、繁殖機能に対する影響、再帰性及び遺伝毒性は認められないとして、農水省がグリホサートを有効成分とする農薬の新商品を次々に登録。  また、厚生労働省は、2017年に一部の農薬の残留基準値を引き上げました。特に目立つのが、パンとかシリアルの原料となる穀物、小麦は6倍、そしてソバとかライ麦は150倍に引き上げられました。  国会でも、薬害エイズの原告であった議員が、取り返しのつかない結果になると警告しましたが、今は変わらないところです。日本は本当に子供たちの健康を真剣に考えているのかなと疑問に思うところが多々あります。  そうなると、やっぱりワクチンを子供たちが打つことに関するリスクコミュニケーションについても、あまりにもなさ過ぎると思っています。  リスクコミュニケーションというのは、多くの関係者が関わって、みんなが望む社会を目指すプロセスで、中立的なスタンスで意見を聞いていく。一方の意見だけを聞かない。いろんな考えを聞いていく。そういうことで信頼関係、合意形成を作っていくんですが、やっぱり一方の方向に偏るということですね。政府の言うことに偏る。テレビのメディアは、メリットを声高に訴えて、リスクのコミュニケーションにはなっていません。  厚労省に報告されている全国の接種後の死者数は、9月2日で1,100人を超えました。インフルエンザが同じ母数で換算すると十数人から50人程度であることからも、異常なほどのリスクを示しています。第3期臨床試験中で、効果もリスクも未知の劇薬であります。  厚労省は、また重篤な副反応で接種勧奨を中止したままで定期接種としている、訴訟中の子宮頸がんワクチンについても、甚大な副反応被害の検証もないまま、接種勧奨に向けた動きを進めています。国民の健康を守るべき国の機関としていかがなものかと疑問を呈さずにはおられないところです。  また、新型コロナワクチンをめぐる国内外の訴訟や子供へのワクチン接種の中止を求める署名活動やアメリカの副反応被害者会ができたことなど、国内の報道で見られることはないです。ここに来て、やっと少しずつその接種後の死者数の情報なども出るようになりました。  私は、3日に議員提出議案として、国に副反応の被害者救済体制と検証体制、さらに子供に接種するメリット、デメリットについて多様な科学者の知見を集める審議会の設置と、分かりやすい情報公開を求める意見書案を上程しました。恐らくこれから被害者救済を求める声が多く起こってくると思います。  昨日のNHKの報道番組、討論番組ですね。そこで初めてそのリスクの低い若者たちへの感染を殊さら心配していないとする意見を出す専門家がいました。状況は変わってきているなと思うところです。  子宮頸がんワクチンの轍を踏んではなりません。政府がやること、日本のスタンダードだからといって、やはりこの貴重な子供たちの1日1日のやっぱり損害ですね、それをやっぱり避けるということを、常にそのリスクコミュニケーションをもって図っていかなければならないと思っています。そういうことをどうお考えでしょうか。  それから、環境について、最後の質問いたします。  二宮町の特色ある小山群の崩落を非常に危惧しております。実際、今年、吾妻山が大きな崩落を起こしました。  昔、二宮では、地域の農家の方々が山をまき山として、そして沢を引いて、水を出して共同管理をして、稲作もされていた。世界中の人々の生活の中にあった人間のチームの自然な力で共同管理していた。里山を共同管理するというコモンというような考えがあるんですが、公共の共の部分ですね、それを持ち主の方々と住民と行政で丁寧なコミュニケーションを尽くして、町独自でそういう形を導入できないかなと考えています。  コモンというのは、バルセロナの住民主体のボトムアップの政治の推進力でもありますが、社会的に共有され、水平的に管理されていく考えです。やっぱり人々が連帯する仕組みでもあります。  自然に関わって未来に向けて、日本人として生きる力を育むのは、子供のみならず若者、大人に必要な視点であり、何よりも山林の整備は喫緊の課題である。そして、吾妻山のかつての沢を全て回復すれば、崩落のリスクは減るし、人々は自然災害のリテラシーも高めることができる。  実際に、エコフェスタ、先ほどのエコフェスタ、「ぼくたちわたしたちの地球会議」に参加した中学生が再生された吾妻山の沢を登って、興奮して話していました。初めて吾妻山の本当の姿を知った。もっとみんながこのように山に入れば、いろいろなことがすぐに分かるし、例えば僕たちがやっているゲームにはない、自然の奥行きや自由な想像が広がる面白さに気がつくと思うと言っていました。  また、若者たちはアルバイトとして出会うのもよいと思います。福祉的な就労準備支援のプログラムとも連携できる。クラウド型のふるさと納税で資金を集めるのもよいし、私はこの価値を本当に分かるのは県とか国だと思っているんですが、農水省は令和3年、みどりの食料システム戦略というのを打ち出して、諸外国が環境や健康に関する戦略を策定する動きがある中、持続可能な循環のシステムを構築するとして、大規模な自然災害、地球温暖化、生産者の減少等の生産基盤の脆弱化、地域コミュニティの衰退、新型コロナを契機とした生産消費の変化などに直面し、イノベーションを起こしていくと言っているわけですね。  この中で、有機農業を推進すると初めて明記されています。土中環境の悪化した山林、これは非常に危険なんです。それと、畑は1枚続きで、山、水、土、海とつながる再生、これは未来への投資だと思います。  実際に環境省や国土交通省に関わる独立行政法人が、二宮町内の山林整備に関わる活動を評価して、応援しています。  県とか国、そして住民セクターとよくコミュニケーションを取って、これを独自事業とすべきだと思いますが、いかがでしょうか。  それから、町民が思うまちづくりを実現するというところでは、最後の質問になります。  その地球会議の一環で、子供たちがデンマークのジャーナリストへヒアリングをするというシーンがありました。私、これを見て本当にびっくりしたんですが、大人が人生の気づきをかけて、真剣に子供の教育に向き合っている。デンマークは少数意見を非常に尊重します、全体主義の戦争で取り返しのつかない悲惨な失敗をしたから。対立させずにそれぞれの意見を俯瞰して、冷静に話を聞く。ヒーローを求めず、一人一人が参画する。政治が生きた国は国民の幸せ度が高いです。若者が国づくりに参画する。人生のいつでも立ち止まって考える学校がある。自然エネルギーは地域住民の合意と出資で大きく展開して、例えばデンマークの急成長中の洋上発電の会社があるんですが、1社で日本全体の電力の売上高を上回るという、そういう情報も聞きました。  「二宮電力始まります」というフォーラムが数年前にありまして、住民団体、エコフェスタの一環であったと思う……。なかったかな。エコフェスタに参加する団体だったと思います。もう会議室に入り切れないほどの住民が駆けつけました。  やっぱりそこ、市民電力会社、電力発電所を造ったんですね。二宮町が町として契約する電力会社は、この市民電力会社の電気を使う自然エネルギー由来の民間会社にすべきだと思います。また、地域の自然エネルギー需給の種を国、そして町民とサークルになるようなコミュニケーションを育てるべきだと思います。  やはりデンマークの小さな国の大きな展開というのは、人々の内側にあるまちづくりの力が開かれ、展開したということが大きいと思います。  町民の間には、子供の自然の力を伸ばすということに注力して活動する団体が非常に多いです。環境フォーラムもそうですし、野外保育、そして新しい学校を求める人たちもいます。  高齢者福祉から広げて、子供から大人までのいつでも誰でもアクセスできる小規模多機能施設を考える福祉の専門家の方々、東大果樹園跡地、もちろんそうです。それから、一色小学校区地域再生協議会、市民電力会社、給食をオーガニック給食にと様々な町民の方々は、もう既にコモンと言うべき新しい公を目指していると思います。  町民活動という上から目線で傍観するのではなくて、まちづくりのパートナーとして開いて、多くの町民の内発性を巻き込むようなコモンを生かして、子供の自然の力を最大限伸ばすというまちづくりのレガシーを町長最終任期でつくってほしいと考えております。いかがでしょうか。 123: ◯議長善波宣雄君】 町長。 124: ◯町長村田邦子君】 それでは、再度の質問にお答えします。  最初は、マスクのことであったりしましたけど、ワクチンですね。  リスクコミュニケーションをしっかり考えていく。それで、今ワクチンの副反応、それは新型コロナでももちろん出ておりますし、その後に亡くなった方という数も報告されています。ただ、やはり因果関係がまだ不明であるというような報告だと思います。  その辺も今後、やはりこれはこれでおしまいということではなく、今後、国のほうでも、そこはしっかりと今後も続けていく、その報告は出てくると思いますし、出てこなくてはおかしいと思いますので。その部分は、今は足りないと言われるかもしれませんけど、町でもいろいろなそういうところの情報をリンクして、町のホームページにも上げさせていただいております。  それをまた町で分析してというと、またつくり変えてしまうのはまたちょっとなかなか難しい部分があるので、そのままのリンクになってしまいますが、やはりそこを丁寧に見ていただくというところかなと思っておりますので。  例えばですけど、日本産婦人科学会は何かリンクしていませんでしたっけ。していますよね。それも、やはりこの間、妊婦の方に対するワクチン接種をどうするかという、流産された方がいたりね、そういうことも出てきている現実の中で、じゃ、どうするんだとなると、やはり妊婦の方ももちろん多分かかりつけの産婦人科の先生にはご相談しているわけなんですけど、どこの産科も今はワクチン接種前提でないとなかなかもう産めない、出産までなかなか受け入れられない状況が病院のほうもありますから、その辺の情報は丁寧にやり取りされていると思いますけど、そういったこともあって、日本産婦人科学会のところもリンクして、町のほうでもそういうところも見て、あとは、それぞれのかかりつけの先生にご相談した上で、優先的に打ちたいということであれば、大体病院で打つんですけれども、そういう枠がなければ、二宮のほうでも優先的な枠はつくりますというのもこの間発表したばかりです。  そういったところで、やはり今現在、そういったいろいろな情報を読み解く中で、ワクチン接種をどうしていくかを決めていくという今状況だと思います。その情報というのは、新しいものが出れば随時更新をしていきたいと思いますし、情報は多重に、多様に、ちゃんとしっかりと二宮町からも発信をしていきたいと思います。  その中で、いろいろ判断をしていくしかないというのが現状になってきているというのは確かです。その中で、やっぱりこれは町は勧奨を勧めるという中で、どちらがいいということを一方的に言うわけにはもちろんいきませんので、その情報の中で、それぞれのご家庭、そしてそれぞれの特にやはり子供たちにはいろいろな判断が求められると思いますので、その状況、その子その子のいろいろな状態、そういったものを把握しながら決めていくしかない今の現状があると思います。  今12歳以上までですよね、法律では。今30代の接種がもう二宮でも始まっていますので、これからは20代、10代の接種ワクチンが来次第、そういう状況になってくると思いますので、その辺の様々な情報を分かる範囲で、丁寧に発信をしていきたいと思っております。  この副反応の被害が出て、いろいろなところの部分も、その日、今の分かる範囲での数とか人数というのは、発表しているとおり、こちらも発表していきたいと、リンクを貼って分かるようにしていきたいと思います。  なかなかこの因果関係というのは、本当にそうすぐに分かるものではないと思いますので、今後のいろいろな調査を待たなくてはならない部分は多々あると思いますけれども、それの部分、しっかりと分かる範囲、分かるところの情報は丁寧にリンクを貼って、ご提供していきたいと思います。それがワクチンのことですね。  そして、次が、里山保全のところですね。里山保全というか、吾妻山崩落についてですね。  今回、雨、7月3日の雨の後、一部やはり崩落してしまいましたということもありますし、それ以前に、一石議員が一緒に関わっていらっしゃるNPOなのかな、里山保全、町内の保全をされている里山と農業をやっていらっしゃるそのNPOで、その沢の発見というのか、回復というのかな、昔からあった部分を回復させて、田んぼに再生をさせるというような活動も聞いておりますし、私も現場を見ております。  そういった中で、町が間に入って、またそういうNPO、そしてどうしても今、二宮の吾妻山だけでなく里山は、ほとんど民間、民地です。民地ですので、やはりそこを持っていらっしゃる方の権利、意思というのがまず一番、第一義的には優先されますので、やはりそこに対して働きかけは町として、していきたいと思っております。  やはり昔はまき山であったりしていた部分が、もう何年も手が入らず、もう本当に生い茂っている状況のところが多々ありますので、その辺は、町がその辺の民地の方に危ないところへ、やはりそういったところは働きかけていかなきゃいけないと思いますし。  町のほうも、森林整備計画の基本方針に示しているような形で、ほとんど住宅街として進んできた、発展してきた二宮町ですけれども、残されたやっぱり里山、山林、そういったところを保全するためには、今おっしゃったNPOとして活動している、そういった団体が、今後もどのような活動をそこを主体としてできるのか、その辺も見極めながら、やはりそういったところで、民のところ、民間のそれぞれの持ち主の皆さんとお話をするような場面ができるのかどうか。民間の部分の方たちの意思が優先されると思いますが、そういった部分も今後は働きかけながら、両者の中で、住民参加でそういった里山保全、森林の整備ができるような支援というのも、今後は具体的に考えていく時期に来ているのかなと思っております。  最後は、いろいろなまちづくりに対しての町民の参加ということで、1つは、具体的にちょっとお話しするのは、二宮町で使っている、町で使っている公共施設の電力は、今は自然エネルギー由来の電力では、正直ありません。  そういう電力会社も今はもちろんありますので検討していますが、やはり、もうこれはちょっとお金の話になってしまいますが、高いんですね、やはり。ちょっとそういうところで計算をしてしまいますと、やはり今そこにちょっと選択するにはちょっとハードルが高いかなというのが現実で、やはり今後は、国のほうにも本当は働きかけていただきたいというか、働きかけなきゃいけないと思いますけど、やはりその辺の差が縮まって、自然エネルギーを選択しやすいような価格設定というのをやはり進めていかないと、なかなか温暖化対策、その理念だけでチョイスするには大変厳しい予算の差が大きく、これ、今まだ出ている部分がありますので、その辺を少しずつ詰めながら、もちろんできることなら、自然エネルギー由来の電力を使っていくというのは、基本的には大いに賛成ですけれども、現実のところ、今そういう部分の選択にはなっていないというのが現実です。  あと、町民活動全般について言えること、町民活動をサポートしていますとか、応援しています、何かちょっと上から目線とおっしゃいましたけど、私は決してそうは思わずに、先ほどいろいろなところを紹介していただいた活動、1つはオーガニック給食とかそういうことのも。  私が本当に議員、最初になった頃も、なんかもうその頃のお母さんたちのやっぱりテーマって、やっぱり給食なんですよね。その頃はまだなかなかオーガニックという言葉は出てきませんでしたけど、やはり食器の問題とか、あとはやっぱり今、農薬をあまり使っていないものというところはね、もちろんその頃の知識でもあって、運動としてありました。  だから、それはもう今に始まったことではなく、もう昔からやはり子供たちに安心に安全なものを食べて成長してもらって、そういう環境の中で豊かに育ってもらいたいというのは、これは本当にいつの時代も共通のテーマだと思いますし、共通の目標だと思います。
     そういったところをしっかり捉えながら、それを行政だけではやはり全部やり切れないところを、そういう町民の方々の様々な活動、さっきの里山保全もそうですけれども、そういうところとリンクして、力を合わせながら同じ目標に向かって、力を合わせていくというのが行政の1つの今のスタンスだと思いますので、その歩調の合わせ方が、どうしても合わないときがあるのは正直感じています。  市民活動のほうがもう先を行っていて、なかなか行政はそこまでちょっと追いつかないという場合も多々ありますし、全く行政は、何のろまなことをやっているんだというご意見いただくことも正直ありますけれども、やはり行政もその順番で考えているところありますので、目標を見ているところは一緒でもちょっと速度が違ったり、あと、なかなか行政はこういうところが足りないと思っても、そういう市民活動的なものはまだ生まれていない部分もあったりとか、そういうところもありますけれども、今二宮では多々、様々な活動がいろいろ、多様に展開されているのは現実ですので、そこにしっかり向き合いながら、行政もそこに後れを取らぬよう勉強しながら、今後の二宮町の発展に向かって、しっかりと前を向いて進んでいきたいと思います。 125: ◯議長善波宣雄君】 一石議員。 126: ◯13番【一石洋子君】 それでは、要望させていただきます。  コロナ対策については、大人の恐れと感染症対策を子供たちに押しつけず、子供の感染に係る情報を科学的に分析して、独自の子供を守る体制を築いていただきたいと思います。町ができなければ、国に要望してください。  ワクチンを子供たちに打つ明確なメリット、これはもうデメリットに対して莫大なメリットがなければ、健康な子供、若者に打つことはできないと思うんですね。そのことを考えると、やっぱり責任あるリスクコミュニケーションを果たしていただきたい。  それから、あと発生数ですね。発生状況のホームページのがありますが、それのやはり軽症者、中等者、重症者、それから年代別に、年代がどういう方々がそういう感染症で今罹患されているのかという情報も出すべきだと思います。  それから、環境に関しては、本当に高いとか、いろいろのご意見ありましたが、やはり価値に価値をつけていくって、公の非常に大事な仕事だと思いますね。そのためには、もう議員報酬を削ってもいいんですよ。本当に大切なことをやるために、やはりお金をつけていく。子供たちの少人数学級もそうですね。そういうことです。  それから、町有地、山林について、本当にコミュニケーションの重要性、町長おっしゃいました。ぜひ今までの民地だとか、誰が管理して何とかということよりも、やはりみんなで水平的に、一緒に生きていく環境だということを考えるような視点、そういう視点を持っていただきたいと思います。  それから、環境に係る二宮独自の計画策定、これは子供を入れていくっておっしゃいました。大変すばらしいです。それも、本当にその事業自体が体現する事業ですね。それをやはり子供と一緒に考えていただきたい。自治体や国を超えて、世界の先進自治体とコミュニケーションを取っていただきたい。もう二宮町はこの程度でとか、絶対に思わないでいただきたい。住民と連帯する、今日はコモンという言葉を使いましたが、追求していただきたいと思います。以上です。 127: ◯議長善波宣雄君】 これをもちまして、一石議員の総括質疑を終結いたします。  お諮りいたします。5時以降もこのまま会議を続けたいと思いますが、ご異議ございませんか。                 (「異議なし」との声あり) 128: ◯議長善波宣雄君】 ご異議なしと認めます。よって、このまま会議を続けます。  ────────────────────────────────────────────  日程第2 令和2年度決算審査特別委員会の設置について 129: ◯議長善波宣雄君】 日程第2「令和2年度決算審査特別委員会の設置について」を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会初日に議会運営委員長より報告がありましたとおり、ただいま議題となっております議案第43号、第44号、第45号、第46号、第47号について、総務建設経済常任委員長を含め、各常任委員会より各3名に副議長を含めた計7名の委員で構成する令和2年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。                 (「異議なし」との声あり) 130: ◯議長善波宣雄君】 ご異議なしと認めます。よって、本件については、総務建設経済常任委員長を含め、各常任委員会より各3名に副議長を含めた計7名の委員で構成する令和2年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。  ここで決算審査特別委員会の審査運営について、議会運営委員長の報告を求めます。 131: ◯議長善波宣雄君】 小笠原議員。 132: ◯7番・議会運営委員長【小笠原陶子君】 議会運営委員会委員長報告をさせていただきます。  第3回定例会における決算審査特別委員会の審査につきまして、審査の手法や進め方など変更内容をご報告いたします。  1、質疑時間は、委員が平等に質問できるよう、委員1人が質問と答弁合わせて、最長でおおむね10分をめどに進めます。  2、質疑は一問一答方式とし、委員からの質問に対して執行者側の答弁をもって打ち切る形となりますが、10分を過ぎて質問はせず、要望事項はその後まとめて行います。  なお、10分経過のベルは、タイムキーパーを兼ねて副委員長が担当いたします。1人当たりの質疑は、12分程度を想定しております。  3、委員、副委員長及び委員長が1巡目の質問を終えた時点で、大幅に時間超過している場合、2巡目以降は委員長の采配で質疑を進めます。  4、傍聴議員で質問がある場合は、1回3秒以内の質疑といたします。質問して執行者側の答弁で終わる形です。  なお、決算審査特別委員会は、新型コロナウイルス感染の予防対策(室内の換気、アクリル板の設置、マイク、テーブル等の消毒)を施し、議場で行います。  以上で報告を終わります。 133: ◯議長善波宣雄君】 ただいまの議会運営委員長の報告に対して、ご異議ございませんか。                 (「異議なし」との声あり) 134: ◯議長善波宣雄君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  決算審査特別委員会委員の選任のため、暫時休憩いたします。                                   午後4時55分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後4時56分 再開 135: ◯議長善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。ただいま設置されました令和2年度決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第2項の規定により、二宮副議長、大沼総務建設経済常任委員長、坂本議員、羽根議員、根岸議員、渡辺議員、小笠原議員の7名を指名いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」との声あり) 136: ◯議長善波宣雄君】 ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名をいたしました7名の議員を令和2年度決算審査特別委員に選任することに決しました。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は5時15分から始めます。                                   午後4時57分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後5時15分 再開 137: ◯議長善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中に決算審査特別委員会が開催され、正副委員長が決まりましたので、発表いたします。  委員長に二宮議員、副委員長に大沼議員でございます。  なお、日程について、委員長の報告を求めます。 138: ◯議長善波宣雄君】 二宮議員。 139: ◯1番・決算審査特別委員長【二宮節子君】 それでは、令和2年度決算審査特別委員会の委員長報告を申し上げます。  令和2年度決算審査特別委員会の日程につきましては、お手元に配付してありますが、新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点から現地視察は行わず、第1日目の9月17日金曜日は、政策総務部の企画政策課、地域政策課、財務課、議会事務局の審査を行います。第2日目の21日火曜日は、消防課・消防署、政策総務部の総務課、選管及び監査委員事務局、戸籍税務課・出納課、防災安全課、健康福祉部の福祉保険課の一般会計、国保特別会計、後期高齢者医療特別会計の一括審査を行います。第3日目の22日水曜日は、健康福祉部の子育て・健康課の一般会計、国保特別会計、後期高齢者医療特別会計の一括審査、高齢介護課の一般会計と介護保険特別会計、その次に都市部の生活環境課、産業振興課、都市整備課、下水道課の一般会計と下水道特別会計の審査を行います。最終日の24日金曜日は、教育委員会の生涯学習課、教育総務の審査を行います。その後、討論、表決を行います。  以上が日程でございます。  次に、特別委員会では先例及び確認事項に従い、傍聴議員の発言を許可いたしますが、審査は委員を中心に行いたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。  委員の質疑は一問一答方式とし、委員お一人の質疑時間は最長でおおむね10分をめどにお願いいたします。10分を過ぎての質問はせず、要望がある場合は、その後まとめてご発言いただきたいと思います。  なお、傍聴議員で質問がある場合は、1回のみ3問以内でお願いいたします。  以上、令和2年度決算審査特別委員会の委員長報告といたします。よろしくお願いいたします。 140: ◯議長善波宣雄君】 お諮りいたします。ただいまの委員長報告のとおりでご異議ございませんか。              (「何か読み間違えたんだわ」との声あり)  抜けた。 141: ◯1番・決算審査特別委員長【二宮節子君】 1日目の9月17日金曜日は、政策総務部の企画政策課、地域政策課、財務課、議会事務局、これが違っているの。                 (「施設再編課」との声あり)  これが抜けているんです。そのまま読んだんですけど。 142: ◯議長善波宣雄君】 これで読めばいい。 143: ◯1番・決算審査特別委員長【二宮節子君】 じゃ、1日目、9月17日に施設再編課を追加してください。お願いいたします。 144: ◯議長善波宣雄君】 改めまして、お諮りいたします。ただいまの委員長の報告のとおりでご異議ございませんか。                 (「異議なし」との声あり) 145: ◯議長善波宣雄君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  ──────────────────────────────────────────── 146: ◯議長善波宣雄君】 これをもちまして本日の日程は全て終了いたしました。本日はこれにて散会といたします。  次回の本会議は、9月15日水曜日午前9時30分より開催いたします。  なお、決算審査特別委員会は、17日金曜日午前9時30分より開催されますので、よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。                                   午後5時20分 散会 発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...